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歯医者さんのコロナ対策事情と間違いのない歯医者さん選びの関係

こんにちは。歯医者のKです。

新型コロナウィルス感染拡大に対し、発令されている緊急事態宣言も、ようやく解除される地域も出てきたようですね。

本当に長い戦いになってしまっています。

正直疲れましたよね。。

人類はこの騒動に「ひっかきまわされ」、我を忘れてマスクを求めて彷徨いました。

では、なぜこのような事態になってしまったんでしょうか?

少し私見を大いに交えて考察したいと思います。

1.何が起こっているのかわかりづらかった。

おそらく、全世界のほとんどの人達がこのウィルスに対して異常なまでに恐怖心を持ったと思います。

日本では、感染症による肺炎をきっかけに志村けんさんがお亡くなりになりました。
個人的には、これは「新型コロナウィルス感染」という事象の流行の大きな要因になったと思います。

何故か国民全員の知人のような存在であった彼の死は、誰しもがひと事とは思えないように感じたのではないでしょうか。

その後日本国民は、ライブハウス集団感染事象やダイアモンドプリンセス号集団感染事象により、あれやこれやとクラスター感染という言葉に慣れ親しみ、感染経路、感染リスク、患者数、死亡者数など、マスコミの過剰報道に異常なほど敏感に反応し、しっかり耳を傾けて、ウィルスの脅威から逃れようとしました。

用意は周到であるに越したことはなく、トイレットペーパーを買い占めて、メディアの報道をまるごと信じて、家に閉じこもる人々が多数。

口癖は”stay home.”、”save the distance.”

こんな異常事態が普通のこと、所謂、常識になったのです。

恐ろしいですね。

確かに新型コロナウィルスは未知のウィルスであり、治療法のないウィルス感染症なので、ある程度、怖さもあります。だから、メディアからの情報に頼らざるを得ない。

人々は思い通りになったんですよね、結局。

そして、数ヶ月後。。

「もう大丈夫かなぁ。」
「もう大丈夫でしょ。てかもう家で自粛なんて限界だよ。」

なんて声が聞こえてきそうです。

暖かくなると出てくる、夜中コンビニにたむろする若者のごとく、街は賑わいを取り戻しつつあります。

しかし、これでいいんでしょうか?????

言っときますが、今現在も未知なことだらけです。
あの頃と何が変わったんでしょうか?

私にはわからないです。

2.「歯医者は行かない方がいい」って言った人

たしかに。

誰かが急にインスタグラムで呟いてから、この事象も私的に流行しました。

これは、以前にも書かせていただきましたが、治療している私自身が、未知のウィルスと真正面から向き合っているわけです。

感染経路も不明なウィルスとです。

ということは、私は既感染者かも知れない。

そういう観点で言えば、今急いで歯医者に行かない方がいいに決まってます。

心配な方は絶対やめといた方がいいでしょう。

3.患者さんが減っちゃった歯科が大抵取る行為

その結果、患者数が圧倒的に減少した大手歯科医院では、多くの従業員を従い、さぞかし不安だったに違いありません。

だって、国からなんの保障もないのですから。

そこで、「当院はコロナウィルス対策万全‼️」と叫び、患者さんを呼び込もうと必死です。

・全身を覆う防護衣 (暑くないですか?)、

・過剰に顔面を包囲するフェイスガード (本当に見えてますか、歯。。)

・患者さんの顔面にほど近い口腔外バキューム (うるさくて仕方ないでしょ)

・異常に多く設置された空気清浄機(フィルターの交換してますか?ってそもそもそんなことで対応できるの?)

・不自然なほど仕切られた導線 (ETを思い出す)

「ほら、うちで治療すればコロナウィルスに感染しないから大丈夫ですよ!!!!!」

ってことになりますよね。。。

そこでです。

「じゃあ、今までは何だったの??」
「感染対策してなかったの??」

ってなりますよね。普通ならば。

「隣のチェアーとの距離近くない?」
「天井低すぎない?」

と思わないですか??

3.安心してください!普段からやってますよ!

自身のことを言うと、あくまで私見を含みますが、今回の新型コロナウィルスは脆弱なウィルスと思われます(これについては過去の記事を参照)。

これまでのウィルス感染症の歴史を辿ると、今も猛威を振るう恐ろしいウィルスが多数存在しています。

例えば、肝炎ウィルス。

感染すると、悪いものでは肝癌を引き起こします。歯科医師の死亡者が多いということも言われています。

HIV、そうAIDSウィルスです。
国内患者数は増加の一途を辿ります。

これらウィルスの感染経路は血液を介するものがほとんどですが、歯科治療全般で血液は飛沫しています。

そうです。

あなたがお口を開いている、その横でAIDS患者が治療されている可能性だってある。

これを聞かれてどう思いますか?

普段と明らかに違う格好で現れる先生や衛生士さん。
やたらと近い隣りの患者さん。
狭い待合室。
キッズスペースという名の超不潔域

嫌じゃないですか?

何やってるの?になりませんか??

普段からやってないと意味ないんです。


4.あとはご自身でご判断を

これで歯医者さん選びを間違えないで済むかも知れませんね。

普段からそうなのですが、

過剰な広告は怪しいですよね。

なぜなら、そこに経営理念があるからです。
経営がうまく行っていれば(患者さんが普段から通っていれば)、新たな患者さんを呼び込む必要はないはずです。

特にこの時期に急に上記のような感染予防アピールを大きく打ちだした広告は、信用なりません。。。

私はこの時期も普段通り診療しています。

信じるか信じないかは。。。。。

※冒頭の写真の診療室は当院の診療室です。
広いでしょ??w

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