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【月刊 キャンパスライフジャーナル】 2024年4月号

★ ★  目 次  ★ ★   
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●今月のキャンパスライフ報告
●学校より 「蚊の口と注射針」
●学生寮より 「気を遣う先輩の寮生」
●編集後記
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● 今月のキャンパスライフ報告 ●
 
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 長かった2ヶ月の春休みが終わり,いよいよ,学び直し2年目の大学生活が始まりました。通学していると小さな女の子がタンポポの綿毛に「ふ~」と息を吹きかけて,飛ばして遊んでいて,「子供の頃にやっていたな~」と懐かしい気持ちになりました。 

 久しぶりに懐かしい顔ぶれの学生に会えて,話も弾み,何だか嬉しい気持ちになります。ピカピカのノートパソコンを持った新1年生もいて,初めて教わる先生,新任の先生もいて,4月は新鮮な気持ちになります。

 1年前は,初めての場所,初めて会う人達ばかりで,c-Learningやポータル等の目新しいシステムもあって緊張しっぱなしでしたが,2年目は,知っている顔ぶれがいて,使い慣れた大学施設で,リラックスして4月を過ごせました。

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● 学校より 「蚊の口と注射針」 ●
 
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◆【蚊の口と注射針】
 
 今学期は,生物の授業を履修することにしました。生物と言えば,「暗記」だなと春休み中にフライングして勉強していました。 

 しかし,授業を受けてみると,良い意味で期待を裏切ってくれた面白い講義でした。

 最近の注射があまり痛くないのは,蚊が血を吸う時,人間が痛みを感じないことを利用していると先生より説明があり,興味津々で聞きました。

 蚊の口の「ギザギザパーツ」形状を注射針に応用しているそうです。授業では,細かく説明していただきましたし,他にもこのような生物や自然が応用された技術の話があり,面白かったです。

 生物は,「暗記」しなければいけないものを多いでしょうが,生物の現象を社会に応用するところが,奥が深くて面白いと感心してしまいました。



◆【日本語で教える外国人の先生(4月23日)】
 
 私の所属する学科には,東南アジアの国から日本に来ている先生が2名います。そのうちの1人は,日本語で教鞭をとられています。

 学生の間では,「〇〇先生の日本語,分からない」とうわさになっています。しかし,私から見ると,とても上手な日本語だし,漢字の書き順も正しいので,逆にスゴイと感心してしまっています。

 異国に赴任して,その国の言葉を使って,専門的な内容の授業を1時間半もするというのは,非常に大変なことだと身をもって体験しているので,逆に「ここの学生さん達,厳しいな」と思ってしまいます。

 先生には,どうして日本語が上手なのか,聞いてみたいと思います。
 

◆【黒板の高さを変えると(4月24日)】
 
 英語の授業は,昨年度は外国籍の先生から教わっていましたが,今年度の前学期は,40~50代くらいの日本人女性の先生から,教えてもらいことになりました。

 クラスメイトは,昨年度の英会話コースのメンバーが残っていて,何だか懐かしく嬉しい気持ちになりました。

クラスメイトのある男の子も,私も,また同じ先生から教われると思っていたのですが,日本人の先生が教室にやって来たので,少しガッカリしてしまいました。

 新しい先生,何だか私が中学・高校生だった頃の昔を思い出させてくれる,昔ながらの英語の教え方で,「この先生,何歳なんだろう?」と思ってしまいました。

 大学の黒板は,上下に黒板の高さを変えられますが,先生が「誰か黒板を上げてください」と言い出したので呆気に取られてしまいました。

 先生いわく,自分で黒板を上げると腰を痛める恐れがあるとか。世の中は男性が設計したものばっかりで,女性の気持ちがわかっていないので,設計は女性の意見を取り入れるべきとボヤいていました。

 4月に入り,これで3回授業がありましたが,英会話コースで履修している私達学生は,先生の説明ばかり聞き続けて,いまだに誰も英語をしゃべっていません。「会話コースだよな,このクラス」と私は心の中でボヤいています。



◆【汗水流してアルバイトしてください(4月26日)】
 
 早いもので,新学期が始まり1ヶ月。ゴールデンウィークが始まります。

 ゴールデンウィークを迎えるにあたり,先生から学生へお話がありました。「毎年,簡単に儲かるという話に乗って,ついて行ってしまう人がいます。簡単に儲かるなんてありません。ついて行かないでください。汗水流してアルバイトして稼いでください」と。

 大学内で,私に甘い話を言ってくる人は今のところいません。しかし,私の人生も,今まで色々と沢山ありました。騙そうと近づいてくるヤツ,悪いことをするヤツ,何人かの顔が思い浮かびます。危ない目にも遭いましたし,お金もたくさん盗まれました。

 そう言えば,以前,ある学校の学生さんから相談されました。「変な所に連れていかれて,要らないものを買わされてしまいました。どうすればいいですか」と。その時は,クーリングオフの話をして,「買わされたものを返品し,警察にも一応届け出てね」と言いました。

 ゴールデンウィーク前に、「変な甘い誘いにはついて行かないように」とクギを刺してくる大学の先生は,学生思いで本当に優しいです。
 
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● 学生寮より 「気を遣う先輩の寮生」 ●
 
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◆【気を遣う先輩の寮生】
 
 学生寮には新しい寮生が入りました。

 ダイニングルームで朝夕の食事が提供されますが,新寮生が慣れるまで,古株の寮生がダイニングルームにやって来るのが遅くなり,食事時間の後半が古株の寮生の時間,という何となく暗黙のルールができてきました。

 ダイニングルームは,机と椅子に限りがあるため,寮生が時間帯をずらして食事をとらないといけません。混雑している時は,一度部屋に戻り,少し時間をおいて出直します。

 新生活に慣れてくると,朝に起きれず,朝食を食べない寮生も出てきます。ダイニングルームは空いてくるので食事を取りやすいのは良い点ですが,残飯が増えるのはあまり褒められたことではありませんね。
 

◆【誕生月】
 
 寮では,4月から,誕生月に食事を予約している寮生に誕生日ケーキの提供があることになりました。
 4月生まれの私は,この寮で記念すべき,1番目の誕生日ケーキの受け取り者となりました。1番ということで,寮のスタッフより,ハッピーバースデーの歌を歌ってもらい,拍手していただき,その一部始終を動画で撮影されました。
 何歳になっても,お祝いしてもらえるのは嬉しいものです。寮のスタッフの皆様,本当にありがとうございました。


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● 編集後記 ●
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 新学期がスタートし,あっという間に1ヶ月が経過しました。新しい出会いがあり,研究室に所属したり,専門的な内容の授業が増えたりと,何だか忙しい日々でした。ゴールデンウィークに少しゆっくりして,5月も充実した日々を過ごしたいです。
 今後も無理をしない程度に執筆をしたいと考えています。


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