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管理職が部下を承認するってどういうこと?

管理職研修に力を入れている企業って結構ありますよね。
プレイヤーからマネージャーに転身するのも大変だし、マネジメントって何?リーダーシップって何?部下とどうやったら良いコミュニケーションがとれるの?って疑問や不安だらけの新任管理職は特にいっぱい研修がある企業もあると思います。
私もメンタルヘルスの側面から、コミュニケーションも含めた管理職研修のオーダーは年間何回もあります。過去には1ヶ月で多いと10回くらい同様の研修をしました。

その中で、「管理職は部下を承認しましょう」って結構聞くみたいです。
私もこの部分については同意で、その解説やコツまでお話することもあります。
いろんな説明の仕方はあるし、これで完璧!というのは無いかもしれませんが、私はこう考えています。

一方的に承認したって、それが伝わっていなければ部下にとっては承認されてない。
承認されていると部下が感じられてはじめて承認したことになるし、それは「上司が私のことを見てくれている」と感じられることです。

この承認の説明も受講者の層によって3パターンくらい内容や例え話を持っているんですけど、上司が部下を承認することの本質はここじゃないかなと考えています。

この承認を具体的にしていくために、名前を呼んで顔を見て挨拶しようとか、隙間時間に軽い雑談してコミュニケーション増やしていこうとか、仕事ぶりをフィードバックしてみようとか、行動することの例がいくつかあるわけです。
何を目的に部下と関わるのかを忘れて、ただ言葉だけ交わしても、部下は承認されているとは感じられません。
忙しい管理職ですから、目的や意図を持ってスマートに意味のあるコミュニケーションをとっていきたいですよね。


●筆者について
株式会社EAPサポート喜び
代表取締役 中井裕規(なかいゆうき)
国際EAPコンサルタント、精神保健福祉士、公認心理師、社会福祉士
東京大学大学院医学系研究科 職場のメンタルヘルス専門家養成プログラム修了
大学、大学院にて心理学を専攻。EAP会社勤務を経て、独立起業。職場のメンタルヘルス対策、コミュニケーションを専門として企業研修、法人コンサルティング、職場カウンセリングを行なう。複数のEAP会社のスタートアップや新規事業の構築にも参画。双子の男の子を育児し、多胎家庭支援やパパママに対する講演活動にも積極的に取り組む。

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