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大豆vs大麻

大豆を使った食べ物と聞いて、なにを思い浮かべるだろうか。
納豆、節分の豆、ひじきの煮ものetc・・・
日本での大豆は身近な食べ物であり、日常的に食べられている。
翻ってアメリカではどうか。
アメリカでは大豆を使った食べ物などほとんど見ない。そもそもそこらのスーパーに大豆はおいていない。
豆腐やソイミルク、しょうゆなどの加工製品はある。だが大豆は本当に見ない。
ここはアメリカ、大豆の生産量は世界1位であるにも関わらず。
ネット情報によると、西洋では大豆を直接摂取するのは体に毒であると考えられているから、などと書かれていた。
研究室にいるアメリカ人に「なぜ大豆を食べないのか」と聞いてみたところ、「枝豆なら食べるけど。大豆を食べない理由はわからない」との回答を得た。

一方、大麻と聞いてなにを思い浮かべるだろうか。
マリファナ、麻薬、違法、有名人逮捕etc・・・
日本での大麻の一般的なイメージはマイナスなものであり、敬遠されるべき存在である。
そもそも所持が違法なので、日本国内では嗜好用としては流通していない。
翻ってアメリカではどうか。
大学周辺を歩くと必ずマリファナの臭いが漂ってくる。
(ゴキジェットの臭いに似ていると主張しているが、賛同してくれる人は少ない)
マリファナを吸う日本人にも会った。「食欲が増進する、楽しくなる」効用があるらしい。
アメリカでは、マリファナの危険性はタバコや酒よりも低いというのが常識である。
今年1月、カリフォルニアを含む複数の州で大麻が合法となり、その流れはさらに加速している。
ついにマリファナを扱うベンチャーまで現れた。

あるイタリア人の友人は言った。「なんで吸わないの?吸わない理由ある?」
頭ではわかっていても、到底受け入れられるものではない。
幼少時に植え付けられた”常識”に、今も根強く支配されていると感じた。

そんな奇特な方はいないとは思いますが、もしサポートいただけるなら泣いて喜びます。