見出し画像

博士の愛した数式と俳句とさて

ぼくはよくテレビをみる方だと思う。きのうも昼間から『博士の愛した数式』をみていた。原作は第1回本屋大賞受賞作で、本も買ったし作者と数学者の対談だったかそういう関連本も買ってDVDももっている。そういえばそこから数学や素数がすきになったんだ。いつでもみられるけどテレビでやってたらみるというのも変だけど、ヒトはそういう変な生き物だ。監督は小泉堯史さん。黒澤明監督の弟子にあたるのかな。
黒澤明監督はぼくが映画を志すきっかけになった人だ。大学で大阪に引っ越してひとり暮らしをしはじめたが、ヒマすぎてTSUTAYAで黒澤明監督作をかたっぱしから観ていった。次第に感想が「おもしろい」から「つくりたい」に変わった。大学を卒業して専門学校にいこうと決意したころに観たのが『博士の愛した数式』だった。映画はつくっていないけど、いまも映像の仕事をしているのも珍しいことらしい。


夜になると「プレバト」をみた。俳句とCMは構造が似ていると思う。季語がキャッチコピーなどのいちばん伝えたいメッセージ。それを伝わりやすくしたり浸透しやすくするために設定やキャラクターやストーリーをかんがえる。17音ほど短くはないけど、15秒30秒なんてホントにあっという間だ。CMではない分野の映像業界の人の中には「たった30秒でしょ?」と言う人もいる。そう言う人の企画はだいたいつまらないから聞く耳をもたないが、いいたくなる気持ちはわかる。
でもその短いなかで笑ったり感動したりしてしまうのだから、そこには技術が詰めこまれている。俳句には「たった17音でしょ」とは言わない気がするなぁ。ちゃんとむずかしさが伝わってる気がする。ま、CMが崇拝されだしたらそれはそれでやりづらいか。
みなさんの言いたいことはわかりますよ。「仕事しろ!」ですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。お時間が許すようでしたらメンバーシップをのぞいてみてください。
「だれだってなれるん会」は、コピーライティングやCMプランニングを楽しむ人たちのコミュニティです。他にも動画編集スキルアップコースもございます。
また現在「CMプランナー/コピーライターに、だれだってなれる講座」受付中です!
ご興味あればぜひ。

ここから先は

0字

だれだってなれるん会

¥1,000 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?