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男性更年期障害

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男性更年期障害の治療と、その経過について書いています。
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男性更年期障害は寛解/偏頭痛/2024年

男性更年期障害 昨年末にお知らせした通り、男性更年期障害の治療が終了しました。 直近の血液検査でのテストステロン値が良かったことから、いつも行っている筋肉注射の中止を医師から提案されまして。 ただ、実際は前から数値は良かったんです。それでも9月頃にだるさで仕事を休んだことがあり、自分自身が踏ん切りがつかなかったのです。 というわけで今月(1月)からは1ヶ月に1回定期薬の処方箋を受け取る際の通院のみとなりました。 偏頭痛 は相変わらずです。頭痛薬を飲んでいないときに比べれ

体のだるさ、倦怠感の程度【男性更年期障害】

体のだるさ、倦怠感の程度  就職してから、丸2ヶ月が経ちました。もっとも万全な体調で朝を迎えることは実は殆どありません。体の怠さで行動や思考がスモーローな朝が多くあり、朝食を取って仕事の準備をして家を出発するまで、かなり辛さを感じます。 私は幸いに出社すれば体にエンジンがかかって、仕事のスイッチが付くのでよいのですが、朝が病的につらい人は多いのではないでしょうか。  今は体の怠さに対して病院で治療を受けて、前よりはかなりマシになりました。じゃあ以前はどうだったか、というと

男性更年期障害12、と、睡眠時無呼吸症候群の現在

男性更年期障害の現在  男性更年期障害については最近は落ち着いてきています。季節の変わり目ともいえる体の怠さはずっと続いていますが、1日休むようなことは減っています。  通院は2週間に1回行き、筋肉注射の治療を受けています。注射後2週間が近づいてくると、調子が下っていく感じがして、体のだるさや睡眠の質の悪さ、思考が億劫になる症状が出てきます。  体の火照り症状は、4月の外気が暑くなって、でも冷房を使用する程ではない程度の天気だったとき、一番体が熱くなり、保冷剤を使って体を冷

男性更年期障害の治療、11【性欲のこと】

男性更年期障害の治療を始めて、丸一年となりました。 この年が改まった更年期障害治療の受診で、更年期障害チェックシートを改めて行いました。 以下リンクを参考して下さい。 身体の症状は安定、性欲は変わりなし  体全体のだるさや、憂鬱な気分、火照りなどは最悪のときに比べ目に見えて改善しています。一方で、性欲に関することー朝の勃起や性的能力の衰え、性欲の低下は以前と変わりなし(悪いまま)なのです。  疲労感に関しては、一進一退です。火照りの症状が減った分、身体の熱さで体が疲れすぎ

冬の症状🍃

体のかゆみ  10月末頃から、体のかゆみが出始めました。  前に寒冷蕁麻疹と診断されたことがあり、同じ症状と思われます。  私の場合は、背中や脇腹、脛を中心にいた痒くなります。前兆なく。突然全身が痛痒くなることもあり、冬に悩む症状の一つになります。メンタルの状態とリンクしている、皮膚科医からもそんな指摘をされたことがありますが、自分でもわかりません。 男性更年期障害  男性更年期障害の体のほてりも、冬にダメージを食いやすくなります。正確には症状は変わらないのですが、屋内

男性更年期障害の治療、9【まだまだ不安定】

前回で、 筋肉注射から漢方薬に変わりましたが、めまいや火照り症状はいまのところ酷く出ていません, と書いたのですが・・・ 再度筋肉注射しました。 8月の第三週から末にかけて、かなり体調が悪かったのです。天気が悪く、気圧の上下が絡んだのでしょうが、偏頭痛と合わせ体のほてりが、また出るようになってしまいました。 8月末の通院で、再度筋肉注射を受けて、現在は火照り症状は消えつつあります。 ただ、気候に左右されて、火照り症状は出たりでなかったり。 それでも夏は冬よりは楽 火

男性更年期障害の治療、8【メディア掲載のお知らせ】

このたび男性更年期障害について共同通信から取材を受けた記事が、新聞に掲載されたのでお知らせします。 記事は見本はいただいて見ました。(それを掲載する許可は貰っていないので掲載紙をご覧ください) 掲載紙一覧 8月13日~16日までの以下の新聞紙に掲載されているそうです。 ・北海道新聞・福島民友新聞・岩手新聞 ・北國新聞(石川県)・北日本新聞(富山県) ・茨城新聞 ・神奈川新聞 ・山梨日日新聞  ・四国新聞(香川県)・山口新聞   ・佐賀新聞・長崎新聞・大分合同新聞 ・熊本日

男性更年期障害の治療、その7【投薬に変更/過去の火照り対策】

先月の通院で、治療法に変化がありました。 筋肉注射から投薬に変更 前回の記事で、血液検査の結果待ちと書きましたが、結果、テストステロン値が正常値になりました。 今までは筋肉注射でしたが、それが投薬(漢方薬)に変更となりました。 詳細リンク(補中益気湯) 加えて通院スパンも2週間毎だったのが、1ヶ月に開くことになりました。 現在まで体調安定 調子が悪くなったら、すぐ通院するとは伝えて、その後1-2週間経ちますが、体の火照りは酷くならず現在に至っています。 ただ日によっ

男性更年期障害の治療、その6【患者の横のつながり☓】

先日男性更年期障害の件で患者としてメディアの取材を受けました。該当記事が出ましたら今後リンクを紹介します。 回復はしている。 男性更年期障害治療の方は、先日血液検査とチェックリストの再評価をしました。チェックリストとは、このようなもの(リンク参照)で、初診当時の数値に比べ半減してました。 血液検査の結果はおそらく次の通院でわかることでしょう。ただ前回の血液検査では遊離テストステロン値は正常値でしたが、治療の間隔が開くと不調になっていたので、あまり結果を鵜呑みにするつもり

通院先と薬が多い現状【男性更年期?】

通院先🏥と服薬している薬💊の量は多いです。薬が多いと、薬の副作用の弊害が出てきますし、本当の症状が見えにくくなる、と思ってます。 通院先は精神科+内科や頭痛外来、漢方とこの2年でまた増えてきています。頭痛外来はどちらかといえば対症療法で、漢方は長い目で見ての治療として通院しています。 ですので、今度は通院先の整理・薬の減量・減薬に持っていけるとよいです。 最近、男性更年期・ホルモンの異常ではないかとの指摘を主治医から受けまして、そういった病院への検査受診を進めているところで

男性更年期治療、開始 その1

2021年末になりました。以前書いた男性更年期治療についてですが、 さっそくの初診紹介状持参でさっそく受診しました。血液検査では、フリーテストステロン(遊離テストステロン)値が男性では8.5以上が正常なのが、あきらかにそれ以下の数値でした。 さっそく投薬治療、と思いましたら、薬の処方ではなく、いきなり筋肉注射でした。 後からググったら、数値が低いとまず男性ホルモン補充療法となるようで、今後2-3週間に1回の通院となりました。 最初の血液検査ではその他、前立腺がんの腫瘍マーカ

男性更年期治療、その2

年末に最初の更年期障害の治療を経て、先日2回めの治療を受けました。 薬名 筋肉注射の薬名は「エナルモンデポー」と呼ばれるテストステロン製剤のようです。現在保険適用されるのはこの薬しかないとの説明でした。 (おそらくそれ以外は自由診療、保険適用なし) 1回目は少量だったようで、2回目は量が多く。それでいてなかなか駐車が終わらなかった(薬剤がオイル状で入りにくいとか) 目に見えての変化はなんともですが、少なくとも体の火照りで悩むことは少なくなりました。 閉所恐怖症的な症状や、

男性更年期障害の治療、その3

男性更年期障害、開始の3となります。治療開始から2ヶ月過ぎました。 通院のペース2週間から3週間の間で1回治療をと、指導を受けているので、概ね2週間に1回通院しています。(予約制ではないです。) 近所の病院ではないため、通院時間を生み出すのに一苦労していますが、決まった日時に行き来することは得意なので、続いています。 治療は筋肉注射を継続中毎回右または左腕に筋肉注射を受けています。すぐに効果が出る実感はないですが、段々と体調の波が収まっていく印象。 もう5回以上治療を受け

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【男性更年期】男性の更年期障害ってどんな病気?

皆さん、こんにちは、ドクターPです。 早速ですが、今回のテーマは『男性更年期』です。 女性は性ホルモンであるエストロゲンの減少に伴って更年期障害が起こることが知られています。 以前に『更年期障害と関節痛』について解説しましたので、更年期障害について知りたい人はこちらの動画をご覧ください。 【更年期障害と関節痛】関節痛の原因は更年期障害かも? https://youtu.be/tpCMuVtQ09s 実は男性も、性ホルモンであるアンドロゲンの減少に伴って様々な症状を呈することがあり、これを加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)といいます。 なかなか覚えずらい名前であるため、男性更年期障害という名称で知られています。 これは、一体どういった病気なのでしょうか? 男性更年期は、しばしばメディアに取り上げられることもありますが、きちんとこの病態を理解していないと、他の大事な病気を見逃して、誤診につながってしまうこともあります。 どのように診断するのでしょうか? お役に立てれば幸甚です。