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機会は与えられるのではなくつかむもの

仏教の教えに感銘を受けてから日本の文化について調べる機会が多くなり、そのうち自分で着物を着れる素敵な女性になりたいという考えが生まれた。

幸いにも自分の母親が着物が好きな人だったので母に自分で着つけをしてみたいという願望を伝えていると、母が若い時に着ていたものを使ってもよいと言ってくれた。

私の母親はだいぶマイペースな性格なので、こちらが何度も忘れてはいないか確認する必要はあったのだが、それでもようやく最近実家から着物が届いた。

箱を開けてみると感動した。まだ全然着物の知識がないのでそれぞれの名前はわからないがたくさんの代物が入っていて、これを自分で着ることが出来ると考えるだけでワクワクした。

そして、着物の下着と足袋と着物を着るときに床に敷くものだけは購入することという母の助言で近くのきもの屋さんに出向いた。

そして定員さんに「自分で御着物を着れるようになりたくて母に着物を譲り受けた」という趣旨を伝えると、なんとそのお店では無料で着物の着付け方を教えてくれるというのです。

はじめ私は着物を自分で着てみて、難しかったらだれか先生のもとにお稽古に行こうと思っていたので、こんな幸運に巡り合うなんてと歓喜したわけです。

そこでふと思ったのです、もし私が好奇心を大事にして行動していなかったらこんな幸運にも恵まれていないのではないのかと。そして同時に今まで自分が行動しなかったがために機会を逃したことがどれほど多くあったのだろうと。

結局は自分で行動してみないと環境も自分自身も変えることはできないのでしょう。フランスのことわざにこんなことわざがあります。

「機会が人を見捨てるよりも、人が機会を見捨てるほうが多い。」

今日はこのことわざを身に染みて感じました。これからも自分でチャンスをつかみ取るために自分の好奇心を信じてやるべきことに取り組んでいこうと思います。

今日の単語は多祥(たしょう)です。めでたいことが重なることを指す言葉だそうです。

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