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就活生はESとカレンダーと郵便局のHPをよく見ろ

昨日は大変でした。

昼過ぎ、ES出しに、ふらっと郵便局行ってこよーって感じだったのに、その1時間後には血眼で自転車を漕ぎまくる羽目になるなんて。

その不必要な冒険は、全て私の確認不足が招いた、3つの勘違いによって引き起こされたのでした・・・。


余裕綽々、裏目に出る

いや、午前までは大変じゃなかったんです。

私が取り組んでいたのは、明日が〆切のエントリーシート。

そのESは自分にとって初めての手書きだったので、清書や送付状や封筒の仕来りなど、丁寧に調べて仕上げていました。

〆切ギリギリまで内容を考えようと思っていましたが、「余裕を持って」〆切前日に完成させました。それが15時のことです。

完成させたし、今日はここまでにして、明日千葉県知事選挙で外に出たついでに郵便局行くかー、と思っていました。

でも慌てるといけないから、封筒も作っておこう。

そう思い、送付先が書いてあるESの説明資料を開きました。


本当に偶然なのですが、ちょうどその時、

「そういや、『消印有効』と『必着』を間違えて大変なことになったってエピソードよく聞くなー」

と、他人事のように思い出しました。

〆切における「消印有効」とは、「応募書類を郵便局に出し、その郵便局で押された『消印の日にちが〆切日に間に合っている』こと」です。

一方、「必着」とは、「応募書類が『〆切日までに会社に届いている』こと」です。

つまり、消印有効は「応募書類を郵便局に差し出した日」が〆切日までに間に合っていればOK(時間ギリギリならば局員に「今日の日付で消印お願いします」と念押しする)ですが、
必着は「応募書類が会社に届いた日」が〆切日に間に合っている必要があり、基本的に1日から地域によっては3日ほど早く郵便局に差し出す必要があります

そして重要なのは、土日と祝日は郵便局の基本業務はやっていませんから、〆切日が土日・祝日に設定されている場合はさらに早く提出しようという意識を持たなくてはならないことです。


私が受けた企業の〆切は翌日、つまり日曜日でした。

もし「必着」なら、ESのタイムリミットは今日の内、正確には土日祝でも開いている「ゆうゆう窓口」の営業時間内ということになります。

でも、私はメモアプリにしっかりと、「消印有効」と記していました。

だから大丈夫だけど、戒めのエピソードがあるくらいだし、念のため、念のため見ておこうという気持ちになりました。


3月21日(日) 必着

勘違いその1:「消印有効」じゃなくて「必着」だった!

さあ大慌てです。

今日は〆切前日ではなく、実質〆切当日だったわけです。

定められた〆切は日曜日なので、今日速達で出さないと明日会社に到着しません(郵便局同士の離れ具合によっては2日以上掛かるのでこの時点でもう間に合いません、会社が東京にあって、そして自分は千葉に住んでてよかったと思った瞬間)。

しかも、最寄りのゆうゆう窓口の営業時間が18時までで、現在の時刻は15時

突然、ES提出までのタイムリミットがあと3時間になりました


余裕なんてありません。急いで送付状のテンプレをダウンロードし、封筒の書き方を画像検索します。

封筒裏の自分の学部名少し誤字りました。しかし気にしている場合ではありません

なんとか封筒を完成させて、自転車に乗って家を出たのは16時ちょうど

そのゆうゆう窓口のある郵便局までは自転車で10分なので、案外余裕でした。


郵便局に入るとあらびっくり

「本日の営業は15時で終了しました」

は?????

「土曜日 08:00-18:00」ってHPに書いてあるやろがい!!!

この郵便局今日だけなんかあったんかな、と思って、他のゆうゆう窓口を調べることにしました。

ここから一番近いのは、8km先の隣の市の郵便局

ですがその郵便局は、年に二回自転車で中古本巡りをする道の途中にありました。

それなら道も分かる。そして営業時間はここと同じ18時まで。今16時過ぎ。タイムリミットあと2時間

行こう!とすぐ切り替えて、道を間違えながらも(なんで?)45分かけて隣の市の郵便局に着きました。

あーよかった間に合ったウィーン

「本日の営業は15時で終了しました」

は?????

「土曜日 08:00-18:00」って(略)


何かがおかしい。

今起きていることを調べるには、Twitterが最適。

Twitterで「ゆうゆう窓口」と検索してみた。

その中に気になるツイートが。


「今日は赤い日だからもうやってなかった」


なんだそれ卑猥な隠語か?と思って、素直に「赤い日」とググる。


「祝日」


え?


すぐさまカレンダー。

今日の日付の欄に、一行。


3月20日 春分の日

勘違いその2:「土曜日」かと思ったら「祝日」だった!


な~~~~~に勝手に春分けとんねん!!!!!

まだ寒い朝が続いて冬じゃボケ!!!読者の皆様ご自愛ください!!!


日曜・休日の営業時間は「08:00-15:00」、ゆうゆう窓口はただ決められた通りに営業を終了していただけでした!!

皆さん、「土曜日の祝日」は本当に恐ろしいです。

普通に休んでいるのに、実は祝日なんです、昨日。

おまけに振替休日もない。

もう罠でしょこれ。

私が駐輪場で呆然としていた数分の間にも、閉ざされた窓口の前で戸惑ってる人が複数人いたので、今日15時以降に全国の郵便局のゆうゆう窓口の前で首を傾げたのは何人か(フェルミ推定)


こうなると、手段はあと一つしかありません。

都道府県の中でも都市の中心にある郵便局は、ゆうゆう窓口が24時間開いているのです。

もはや、そこに行く以外、ESを〆切に間に合わせる手段はありません

ちょっと遠いし、電車乗らないといけないけど、まあ仕方がない。SEに腹は代えられない(いや、SEでなくESですけども)。

駐輪場のある最寄り駅までは、また市を跨がなければいけない。でも、どうせ24時間営業だし、タイムリミットも広がって、急ぐこともない・・・。


と、先程の事もあったので、「念のため」その郵便局を調べてみました。


日曜・休日 07:00-09:00, 12:30-18:00


18:00

勘違いその3:コロナウイルスの影響で「24時間営業」じゃなくなっていた!

郵便窓口・ゆうゆう窓口について
4月22日(水)以降の営業時間を平日は19時、土日および休日は18時までに短縮し、24時間営業局の開始時間を7時に変更します。


つまり、私のESのタイムリミットは、結局18時まで
現在、もうすぐ17時


やべええええええええ!!!!!


恐ろしいくらい全速力で車道を走りました!
道が比較的綺麗に舗装されているので走りやすい。自動車学校でキレていた自転車の軽車両扱いに初めて感謝しました。

去年1500mを走って10分以上掛かったのが嘘みたいに驚異の粘りを見せます!
↓1500m走の証拠の動画です↓
https://youtu.be/tCCqRML_3cw?t=258

17時半ちょい前、ついに駅に着きました。隣の市の郵便局から30分で最寄り駅に着きました。
そして私とほぼ同じタイミングで電車が到着!電車に私のバトンを渡しました!

見てますか御社!?それくらい私は御社で働きたいと思っているのです!!命を削ってまで!心臓を捧げてまで!

目的地までは2駅!17時40分に駅のホームに降りました!

駅から郵便局までは徒歩10分

ラストスパート!わずかな体力を振り絞って走ります!

17時45分、ついに最後の砦の郵便局に到着!

そして愕然!恐らく私と同じ目的の就活生が半数であろう、結構な長さの列


しかし、この時期は郵便局側もそうなることを見越していたのか、かなりテキパキと捌かれていきました(掲示によれば就活生よりも合格した受験生の書類送付における駆け込みが顕著らしい)。


最終的に私は、タイムリミット10分前、無事にESを郵便局に出すことができました!

就活生よ、聞け

3つの勘違いが重なったせいで、明日だと思っていた〆切を、10分前というギリギリなラインまで競ることになってしまったというエピソード(今となってはトラウマ単語)でした。

終盤はわりとランナーズハイ出てましたが、にしてももうこんな思いはしたくないですね。


全ての始まりは、ESが公開された時、何の間違いか「必着」を「消印有効」と記し間違えたことでした。

何かのタイミングで再度「ESの提出要件」を確認していれば、もっと早くESに取り組んで、大事を取って水曜日までに郵便局に行っていたはずです。

昨日のように実質の〆切当日になって焦り、心身共に激しい疲労を負い、何より支払うはずのなかった速達代と電車賃を消費することも、ちゃんとしていればありませんでした。


ふとした小さな間違いで、とんでもない数時間を過ごすことになったり、場合によっては手遅れになったりします。

そして受ける企業が多ければ多いほど、このような事態が起きる可能性は高まります

20社も受けない私でさえ起きたのですから、誰にだって起こり得ることです。


就活生の皆さん!この記事読んだら、すぐに全志望企業のESの提出様式を確認し直すこと!

今日は日曜日です。
もし手書きESがあるなら、「消印有効」か「必着」かをしっかり確認して、明日からの平日の中で余裕を持って郵便局に出せるよう、スケジュール調整は綿密にしておきましょうね。


それにしても、こんだけ死ぬ思いして出したのに書類落ちとかなったら、マジで救われんな。

書類通って面接行けたら、このエピソードを話してみるかな。

「他の会社なら諦めていましたが、御社にどうしても入りたいという気持ちが、私の底力を引き出しました」

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