めぐる

エッセイや日記を自由に書いています。(双極性障害、元胃がん患者。) 音楽とお笑い、美味…

めぐる

エッセイや日記を自由に書いています。(双極性障害、元胃がん患者。) 音楽とお笑い、美味しいご飯が好きです。恋愛の話も多い。 コーヒーを一杯飲むくらいの気軽な気持ちで、読んでもらえたら嬉しいです。

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  • エッセイ集

    自分で書いたエッセイをまとめています。恋愛、生活、音楽などがテーマです。

最近の記事

無題

眠るのが下手。苛立ちばかり募る。 ここ数日は気分の上下がある。運転も上手くなって、料理も楽しくて読書や音楽に打ち込めててハッピー!頑張ってる!と思える時もあれば、 なーんにもたのしくない。もう終わりにした方がいい。どうせ明るい未来なんて望めない。無為ないちにちがまた繰り返されるだけ。と。思ってしまう。その交互の繰り返し。 こんなにも5月頭の自然は美しいのに。散歩の帰りに桜を見ようと顔を上げたら、ひこうき雲が伸びていた。わたしもどこか遠くへ行きたい。ここではないどこか。もううん

    • 4月、図書館で借りた本📕

      久しぶりに図書館へ。 最近は運転に慣れてきてうれしい。 何気なく並べて写真撮ってみたけど、配色きれいやん。よろしいやん。 いまは料理に興味があるので、レシピ本と、世界のコーヒーにまつわる文化の本、料理研究家のエッセイを選びました。 ほかにも好きな編集者さんがおすすめしていた本、西加奈子さんの闘病のエッセイ(っていうのかな)も。 すばるで江國香織の小説の連載も始まってて、それも借りたかったなぁ……… 図書館にいくとき、たとえば(自分は今、料理に興味がある!)という軸を持

      • 檸檬の散弾/図書館にて(短編)

        マルボロは悪魔だ。 汚れた換気扇の羽が回る下で、煙草を吸いながら私はそう考える。マルボロの風味は他と違って、甘いメープルのような、焦がした蜜のような、そんなかすかな甘みがする。ねっとりと甘いわけではなく、あくまで気配だ。メビウスでもセブンスターでも、ウィンストンでも駄目なのであって、わたしは煙草はマルボロを好んだ。 禁煙する、と身内に告げてから2度、もう誓いを破っているし、敗れている。問題なのは、と顔をあげて細く煙を吐いてから考える。開き直れないことだ。喫煙者は、開き直らなけ

        • 不眠の羊飼い

          これは寝る前の音声テストです。 躁状態が続き、毎日5時間睡眠で昼寝もできず、元々たいして鋭くもないわたしの目と頭はらんらんと冴え渡っている。睡眠不足は人をおかしくさせる。このまま続くと神経がずたずたになってしまう。ずたずたに切り裂くためのハサミを持っているのはわたしか、それとも他の誰かか。 春の穏やかな陽の光がわたしを静かに狂わせる。その音を聴く。庭では紫を帯びたピンクの花をつけたスオウの木が、可憐にわたしをあざ笑っている。 今日は映画を2本観て、やめたいと唱えつつひっ

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        • エッセイ集
          12本

        記事

          noteの記事100本目?!?!

          通知が来てびっくりした。このnoteもう100本も記事を書いているらしいです。びっくり。 7ヶ月前くらいに始めたのかな…??(それすらも覚えてないくらいテキトーに自由にやっているのよ)それで100本。不定期とはいえ飽きずに続いているね〜 最初は、なぜか友達3人から同時期に、めぐるの書いた文章やエッセイをもっと読みたい!と言われたことがきっかけで始めました。 わたしは特にライター業もやっていないし、このnoteを書くことに実用的なメリットはない。これでお金を稼いではいない

          noteの記事100本目?!?!

          ヒバリの跳躍

          ここ数日は気分がいい。元気。一言で言うと元気。鉄分のサプリを飲んでいるからかも。胃の手術をして数年が経つと、うまくビタミンB12が吸収されなくて、血液を作るための栄養が減るのだというようなことを読んだ。それでビタミンのサプリと、あと元々疲れやすいので鉄分のサプリも飲んでみている。 体への負担としていいのかどうかはわからない。でも春の日差しが穏やかで、庭のスオウの木に咲いた花が綺麗だな、と思えるくらいには元気。 又吉さんの小説「火花」を読了した。今更すぎるくらいに有名な作品だ

          ヒバリの跳躍

          コーヒーの澱

          昔に比べてわたしはかなり道徳的にまともな人間になったのに、それを活かす?機会がなくてつまらない。浮気もしないし、デリケートな話をするときは注意深く言葉を選ぶし、ストレスになる人間関係は切り捨てるようにした。でもほとんど社会に出ていないし、仲のいい優しい人としか接していないから、なんか成長が発揮されていない感覚。いやもちろん、親しい人を大事にすることはいいことなんだけど。いまは仕事も見つかっていないから、対人関係のストレスをほぼ受けていないけど、それがいいことなのか悪いことなの

          コーヒーの澱

          気持ちを落ち着けるために

          日記を書く。眠れない。今日は久しぶりに感情が揺れてギャン泣きした。1人で。原因の一つは、シンプルに疲れていた。 まず、この四日間で病院に3つ行った。胃カメラの精密検査と、メンタルクリニックと、花粉症で眼科に。 病院は疲れる。なにより待ち時間が長い。いろんな患者さんがたくさんいるし、ちょこちょこ看護師さんに呼ばれるから落ち着いて読書もできないし、テレビはうるさい。ときどき大声で文句を言う患者さんも出てくる。それを言うならわたしだって2時間待ってますけど………。と思う。たった一

          気持ちを落ち着けるために

          自分が1番、自分に優しい

          いま、寝る前に布団の上で軽くストレッチをして、くるりの「虹」を流してました。歌詞のフレーズに久しぶりにぐっと、食らいました。あぁ確かにそうだなぁ。と。 本来の意図とはちょっとずれているかもしれないけど、今のわたしは、まるで自分が何にも無い野原になったように思えた。しけたススキの葉っぱとかが風に揺れているだけの。ここからどこにも戻らないし、でもそれを嘆くこともないのかも。って。 でもこの歌詞は、多分自分がもう戻らない風景について歌ってるのかなとも思います。まぁわたしなりの勝手

          自分が1番、自分に優しい

          エッセイ「ろくでなしの恋」を有料公開しました

          以前書いた記事を有料公開にしました。 たくさんいいね!をいただけて嬉しかった記事なのですが、恋愛のことを表に出したままにしておくのは気恥ずかしく、いったん引っ込めていました。 でも何か新しいことをやってみたくなり、再度公開しました。 わたしの恥と愚かさとあの頃の気持ちを絞り出して書いた、でもそのわりには澱みなく指が動いたエッセイです。 「あの時、あなたの横顔を眺めるのに夢中で、お酒の味がよくわからなかった。でもそのことがたまらなく幸福だと思った。」 そんな内容です。

          エッセイ「ろくでなしの恋」を有料公開しました

          無題

          原因不明の微熱で予定を一個だめにした。月に一回くらい、原因不明の微熱が出る。古くなった秤の針が、ほんのちょっとブレるみたいに。まぁ人間だからそんなこともあるよなって。 誰も冗談で人生をやっていない。大切な人に長生きしてほしいんじゃなくて、死なないでほしい。あなたならきっとわかってくれると思う。

          読者を増やす方法?

          note書くの楽しい。短いエッセイと、雑多な日記しか書いてないけど。 でも友達に文章を褒められることもあるし、いいね!をもらえると純粋に、おっ!と思う。嬉しいです。ありがとうございます。 もっと読んでくれる人を増やしたいな。どうすればいいんだろ。ハッシュタグはつけてるんだけどね。 Xを運営して、そこに記事の公開を紐づけたらいいのかな。でも諸事情で、あまりXのオープンアカウントを作りたくないんですよね…。今までも同じようなアカウントを作ってきて、フォロワーと揉めた?こともあ

          読者を増やす方法?

          疲れた日/個だから

          全て燃やす。片っ端からライターで火をつける。8年前の恋人の夢なんてもう見たくもない。向井秀徳の諸行無常ばりに繰り返すが、私は寝ている間に夢を見たくない。 寝起き、熱いお茶とマルボロの毒を身体に流し込む。回る換気扇の羽の下でわたしは一個も頭が回らない。このあと歯を磨いて、顔を洗って、掃除機をかけなければ。一つ一つ予定を確認する。全部握りつぶしたい。軽い疼きを覚えながら。キッドフレシノの歌詞くらいかっこいい文章が書けたらいいのに。 ____ 今日は一つ、疲労困憊する恒例行事

          疲れた日/個だから

          あのとき出会いたかった

          たまには気分転換におでかけを、と温泉付きホテルに泊まったら、やはり上手く眠れず睡眠不足。わたしはここ数年で外泊でまともに眠れない体質になってしまった。めちゃくちゃ疲れてるけど、でもちょっとだけ日記を書く。 精神的に疲れてる時のほうが流暢に言葉が出てくるのは不思議。果たしてそれは搾りカスか宝石か。文筆業で食っていけたらいいのにな。言うのはタダ。でも障害者雇用で気が遠くなるほど単調な作業を繰り返すより、もう少し楽しいと、モチベーションが続くと思わない?どうせまたすぐに仕事辞めち

          あのとき出会いたかった

          わたしの東京の風景・新木場STUDIO COAST

          2022年1月末、東京の新木場にあるスタジオコーストというライブハウスが閉館しました。 東京にライブハウスやホールはたくさんあり、いろんな会場に行ってきたものの、わたしはこのライブハウスに1番思い出が詰まっていました。 このライブハウス、何より特徴的なのは立地!新木場駅という、有楽町線でいうと終点の駅から、大きな橋を渡って川(かな?)を越えたところにぽつんとあります。 川縁にはススキとか、ばさばさ生えた植物が風に揺れていて、なんだか工業地帯の端っこみたいな場所でした。 で

          わたしの東京の風景・新木場STUDIO COAST

          葬式でかけてほしい曲

          妹と話していて、話の流れから、わたしの葬式ではわたしの好きな曲を流してほしいということになった。 というか、仰々しい葬式はいらないから、火葬を終えたら家族や生前の親しい人たちだけで集まって食事会をして、プレイリストを作っておいて音楽流してよ、と。 スチャダラパーと小沢健二の今夜はブギー・バックは必ず流してほしい。 椎名林檎の人生は夢だらけ、くるりのロックンロール、あたりも外せない。 妹の提案で、tofubeatsの水星もかけてもらうことになった。もしも私が死んだら、ミラー

          葬式でかけてほしい曲