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小説読書録

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#神永学

【読書録】浮雲心霊奇譚 呪術師の宴 神永学

【読書録】浮雲心霊奇譚 呪術師の宴 神永学

あらすじ

「おやおや、これは、また厄介なものに憑かれておりますな」
最強の呪術師は誰だ!? 幕末怪異譚

死者の魂を視る赤い瞳の憑きもの落とし浮雲は、絵師を目指す八十八とともに神楽坂の武家屋敷に招かれる。屋敷には山伏、巫女、傀儡師ら、幾人もの霊媒師が集められ、嫡男・浩太朗の除霊を依頼される。しかしその直後、一同の目の前で浩太朗が殺された。そして一人、また一人と死者が……。浮雲の赤い瞳がとらえた真

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【読書録】浮草心霊奇譚 血縁の理 神永学

【読書録】浮草心霊奇譚 血縁の理 神永学

あらすじ

 時代小説の最前線!

「心霊探偵八雲」の原点がここに──。

赤眼の憑きもの落とし・浮雲と絵師の卵・八十八のもとには、今日も怪異にまつわる不可思議な事件が舞い込んでくる。八十八が好意を寄せる伊織が、武家に嫁ぐことになった。想いを押し殺して彼女の縁談を祝福する八十八だが、その頃から伊織が雀の群れに襲われる心霊現象に悩まされるようになり──(「コトリの理」)。大ヒットシリーズ『心霊探偵八

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【読書録】浮雲心霊奇譚 火車の残花 神永学

【読書録】浮雲心霊奇譚 火車の残花 神永学

あらすじ

地獄へ堕ちぬ罪人は、私がこの手で灼き尽くす――。

霊を見ることができる赤眼を持つ「憑きもの落とし」の浮雲は、旅の途上の川崎で奇妙な噂を耳にする。罪人の亡骸を奪い去る妖怪・火車が、多摩川で次々と人を殺しているという。殺された者は水死体にもかかわらず、なぜか黒焦げになっていた。

一方、宿では亭主の息子が何者かに取り憑かれ、刃物を持って夜な夜な歩き回っていた。

ふたつの事件に繋がりがあ

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【読書録】浮雲心霊奇譚 白蛇の理 神永学

【読書録】浮雲心霊奇譚 白蛇の理 神永学

あらすじ

 陰陽師 新選組 憑きもの落とし
沖田、敗北──!?

雨宿りに立ち寄った寺で白い蛇に遭遇した八十八。不意に現れた美女に人捜しを懇願され……(「白蛇の理」)。猫又を見たという男が遺体で発見された。猫又退治を依頼された"憑きもの落とし"の浮雲は、妖怪は専門外と言いながらも力を貸すことに……(「猫又の理」)など、全3編を収録。赤い瞳で死者の霊を見る浮雲が、絵師を目指す青年・八十八と共に幕末

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