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名著『嫌われる勇気』。いまさら感あるけど読んでみたらめちゃバイブルになった。

「嫌われる勇気」という本が発売されたのは、2013年。今から約10年前です。


とても話題になった大ヒットベストセラーですね。


この本を読むきっかけ



話題になっていた当初、「別に嫌われたくないから、嫌われる勇気いらないな〜」なんて、タイトルの意味もしらず勝手に嫌厭していました。



そんな私がこの本を実際に読んだのは、2年前頃だったと思います。



当時、昇格して部下が増えた時、マネジメントで少し悩んでいました。



ある部下がなかなか成績があがらず悩んでいるところ相談に乗るのですが、うまくアドバイスができなかったのです。



アドバイスができなかったのは、仕事の進め方やスキルの問題ではなくモチベーションや、考え方、マインドセットの問題です。




私の考え方と彼女(部下)の考え方に差があり、私が伝える言葉は伝わらないし、彼女の考え方も私が理解できないというジレンマ。



両方ともに、歩み寄りたいし前に進みたい気持ちは一緒なのですが、自分たちの中にうまく落とし込めないというお互いに辛い時期でした。



マネジメントの経験がある方は共感いただけるのではないかなと思います。



そんなときにたまたま勧められた本がこの「嫌われる勇気」でした。



原因論ではなく目的論



この本の肝はアドラーという心理学者。



彼の主張は、全ての事象は目的があっておこるという「目的論」です。



本の中で、ひきこもりの人は変わりたいと思ってるのに変われない、外に出られない。という例がでてきます。



理由は「いじめられたから」「外がこわいから」などの原因論が一般的。


しかし、アドラー的にいえば、「親に心配されたい」「注目されたい」という目的があるからひきこもりから抜け出せない、トラウマなどは存在しない。という主張。



極端な例ではありますが、うまく行っていない事象も、全てなにかしらの目的があるということ。



ふむふむ。


また、この本では「すべての悩みは人間関係にある」と断言しています。



おお〜、なるほど。



たしかに、今自分が感じている悩み、彼女(部下)が抱えている悩み、直接的ではないですが、すべて人間関係が絡んでいるともいえそうだなと、発見でした。



ここでは本の要約などは割愛しますが、この2つのポイントは部下にこの本を勧めるにあたってとっても重要なポイント。



自分がマネジメントをする上でもかなりいい気づきがありましたし、何よりも彼女が仕事や人生に不満をもっていることを知っていたのでぜひ読んで修得してほしいなと強く思いました。



自己実現のための正しい努力


この本では、たくさんの教えが書いてあるのですが、私が一番ぐっときたのは、


「自己肯定」と「自己受容」の違いについて。


今すこし世間では自己肯定感ブームみたいなのが蔓延っているような気がします。


自己肯定感は高い方がよいというイメージがありますが、実はそんなことはなく、大切なのは自己受容だということです。


自己肯定感=今の自分に満足。
自己受容=今の自分を受け入れる。


似ているようで、微妙に違います。


100点満点のテストに向けて頑張った、結果は80点だった場合、



自己肯定=私頑張った!80点すごい!えらいぞ!
自己受容=私の点数は80点という事実(良い悪いもない)。残りの20点をうめるためにこれから努力しよう。


という具合。


どちらを選ぶかは自分次第ですが、私は自己肯定感を高めるのではなく、自己受容をきちんとできる人間でいたいと感じました。



勇気があれば全人類幸せになれる


自分のことを不幸と感じていたり、誰かと比べて劣っていると感じていて、変わりたいと強く思っている人がいたら、全力で勧めたい1冊です。


ここには書ききれないほど、いい気づきがある素晴らしい本です。


ただ、読むだけでなく実際に、行動におこして幸せに向かっていきたいなと思います。


私も久々に読み直してみようと思います。


最後まで読んでくださりありがとうございます!

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