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世界には自分しかいない訓練


今日は久々にガッツリ精神世界系の話です。

また、目安として
・そもそもスピリチュアルなことがとても好きだった
・他人軸よりも自分軸で物事を考える方が得意
・自分は既に覚醒している
こういうタイプの人には向かない話を書きます。



●千本の矢●

自分が今、戦国時代に生きているとして、敵地へ攻め入ろうとしているときに、敵が空に向け大量の矢を放ってきました。

このとき、
・矢が空から降ってくるのが収まるまで待つ
・盾になるものを頭上に掲げ突き進む
・自分の周りに飛んできた矢を刀で全て切り落とし突き進む

などなど、["矢ありき"での行動を取る]のが、一般的な対処法ですよね。

しかし、もしも
『自分は矢が落ちてこない場所だけを進むことができる!』
と分かっているとしたら、その場合の行動は"矢ありき"の場合での動きとは全く違う動きになるということは想像に容易いと思います。



では、現代の現実世界での生活に置き換えて考え直してみてください。

千本の矢は、世の中に溢れている情報です。新聞、テレビ、ネットなどあらゆるところに転がっている話題、広告全てです。

『自分は、自分にとって必要な情報だけを受け取ることができる!』
と理解していたとしたら、あなたは普段と全く同じ行動を取りますか?変わると思いますか?ちょっと考えてみてください。



●近年話題の覚醒●

「覚醒」や「目覚め」といった類いの言葉が目立つようになったのは数年前の話ですが、本当の意味で覚醒するためには先述した通り、
[自分の周りに転がっている情報ありきでの行動]
ではなく
[自分の直感でキャッチした情報のみでの行動]
を優先できるようになる必要があるのです。

当然、生きていて、ふと目に止まった文字がサインである場合だってあります。

自分の外側にあった言葉がきっかけで目覚めることだってあります。

そんな中で、自分の周りに転がっている情報から受ける影響を最小限に抑えられるよう心掛けなければいけないタイミングを迎える場合もあって、今日はその辺の話を書こうと思いました。



冒頭で向いていない人を挙げたのは、挙げられたタイプの人たちにとっては、自分の外側にある情報を無視するのが苦にならないことの方が多いからです。

・他人軸からなかなか抜け出せない
・自分の中の繊細な部分が邪魔して、どうしても外側に意識が引っ張られてしまう
・元々は現実主義だった

こういったタイプの人が覚醒しようとするときにぶち当たる、

[世間ありき]
から
[自分主体]
へと切り替える際の壁

を乗り越える話を書いておこうと思ったのです。



●情報は極力遮断●

HSPやエンパスといった、繊細な性質がある人程、周りの人の様子や感情に引っ張られ、余計な心労に見舞われて生きづらさを感じてしまう悪循環は起こりやすいと思います。

周りに引っ張られてしまいやすい人程、かなり徹底して周りの情報を遮断してみることが大事です。

このとき、時間や日数など、期間を自分で取り決め、その間は徹底して情報を遮断してみるように取り組んでみると良いでしょう。

一度徹底して取り組むことで、
・直感力を呼び覚ましやすくなる
・自分にとってストレスにならない情報量がどの程度の量なのか判断しやすくなる
・慣れると、周りに人がいても自分に集中できるようになり、周囲の影響を受けにくくなれる場合もある

という風に、自分の感覚がかなり変わることを実感できるはずです。

どの程度取り組んでどんな風に変わるかという度合いは、人それぞれ個人差はあると思いますが、間違いなく
『自分にとっては、こういう感覚だと調子良いな。』
という基準が実感できると思うので、ピンときた人は取り組んでみてください。



繊細なタイプでなくても、覚醒を目指す場合において、周りの情報から極力遮断される段階を経て様々な事柄に気付くことを促される魂もいます。

同じくピンときた人は、あらゆる情報媒体から距離を置くことをおすすめします。



●情報から離れるのは怖い●

なぜ初めに千本の矢で例えたのか、という話にも関係してくるのですが、もし、本当に矢が降り注ぐ中で
『自分にはどうせ矢なんて当たらないから~。』
と、ズンズン突き進めるような超人メンタルな人って、現実にはいないと思うんですよ。多分ね…。

どんなに精神修行を積んでいたとしても、矢が降り注ぐ中で矢が存在しないものとして突き進むなんて、現実的には不可能に近いかと思います。



情報の一切から離れるのも、なかなか勇気がいるのではないでしょうか。

「そんな、情報を目にしないなんて…不安過ぎる…。」
と感じる人も少なくないと思うんですよ。

もっとも、家に入ったらリモコンでテレビを点けるのが癖になっていたり、ことある毎にスマホを触ってしまうのが癖になっていたりして、それらを防ぐためにソワソワしてしまうというケースも大いにあるでしょう。

それらとは少し違う、
「情報を知らないことで損したらどうしよう。」
「情報を知らないことで恥をかいたらどうしよう。」
「情報を知らないことで仲間外れにされたらどうしよう。」
こういった心境に近い不安感を覚える人は少なくないはずなのです。



私たち人間には、太古の昔から
[仲間外れにされる=死]
というプログラミングが備わっているんです。

古い古い時代では、仲間と協力して生きることが必須だったり、現代のような監視カメラなどの技術は当然無かったので、嫌われて陥れられるだけで理不尽に傷つけられたり殺される場面もありました。そんな状況下でのコミュニケーションの大事さは、現代とは比にならないのは簡単に想像できるはずです。

コミュニケーションが重要、これは即ち
情報(ネタ)=重要
と、遺伝子レベルで情報を大事にする傾向を私たち人間が抱えていることであり、情報のやり取りにてドーパミンが発生させられるよう、人体の仕組みそのものに直結した性質によるものなのです。

だから、人間は情報から離れることに対して本能的に恐怖心を抱く生き物なんです。



●遺伝子を乗り越える●

上記の内容を腑に落としておけば、情報を断とうとして恐怖心に襲われても
「はいはい、遺伝子の余計なお節介おつー!!!」
と、現代には不要な遺伝子の過剰反応を突っぱねやすくなります。

また、覚醒を目指す上では、こういった遺伝子や本能からくる人間の反応を超越しなければならない場合も少なくないので、
『本質的な自分に目覚めるには、本能的な自分の反応を無視しなければならない場合がある。』
という点は、心に止めておいた方が良いです。

だから私は似たような話を過去にも何度か書いてきましたが、今回も改めて、

「覚醒した自分は人間を超越した感覚の自分である、という点をしっかり意識しておいてください。」

という部分を伝えています。



●ワンネスと1人と●

人間としての自分は、分離感を伴う場合がほとんどです。

目覚めた自分は、ワンネス(全ては1つ)の感覚を伴う場合がほとんどでしょう。

と、いう中で、本当に覚醒をするならば、
[世界の中の自分]
というワンネスの感覚ではなく、
[自分が世界を生み出している]
という感覚に近付く必要があります。

先ほど書いたことと同じ、
[世界ありきの自分]
ではなく
[自分主体で世界が作られている]
ここまで強い意識になることが大事なのです。

ところが、他人軸の方が得意だったり、現実主義だったタイプの人が
『自分が世界を創っているんだ!』
という意識に切り替わるのは、簡単なことではないですよね。

今日書いた内容を細かく腑に落としていくことで、創造主の自分に目覚めるためのブロックを乗り越えられやすくなるはずです。



また、矛盾するというか、少しややこしいかもしれませんが、地球(この世)には確実に他者も存在します。

そんな中で、"他者"との関係性を学ぶことも大事な場合だってあります。

それでも、自分主体で立ち回れるようになることが大事なのだから、とても難しい訳ですよね。

以前別の記事で、
6/7自分軸
1/7他人軸
この比率を心掛けると、バランスを取りやすいです。

という内容を書きましたが、その比率を目安にして自分の中の良いバランスを探るのも勿論有効だと私は考えています。

一方で、今日書きたいのは、

「1度、かなり極端に、世間から遮断される期間を設けるのも、1つの方法ですよ◎」

という点なんですよね。

0・100の考え方に近いとも言えるのですが、元々他人軸で生きていた人が、
『世の中には自分しかいない!』
という感覚を身に付けるように世間から一度遮断された状態を経て、改めて地球上で自分と他者との距離感やバランスを上手く取れる生き方を目指すことで上手く覚醒できるタイプもいるんです。



●自分●

覚醒を目指す上で、重点的なテーマは人それぞれ異なるものを掲げてこの世に生まれてきていると思います。

そんな中で私の場合、
[覚醒とは孤独を凌駕することである]
というのも課題の1つだと感じていて、恐らく、私と一部テーマが被っている魂も少なくないはずなので、今日の話が必要な人の元に届いたら良いなって思います。

・完全なる人間個体としての自分
・ワンネスの中の一部要素としての自分
・創造主として世界を生み出している自分

これら3段階の自分を何となくでも捉えることで、覚醒に近付くと思います。

他人軸から抜け出すのが難しいタイプにとっては、創造主の立場の自分の感覚になることがとても難しいポイントだと思うので、その次元への架け橋として上手く
『世界には、自分しかいないんだ。』
という感覚を何となくでも捉えられる人が1人でも増えると良いなって思います。




私も、もっと創造力を向上できるように精進していきたいものです。


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