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おかたづけ



{2022.11.07の記事}

少し前に断捨離についての話を書きましたが、今日はもう少し[マクロな視点]でのお話を書きます。

必要な方に届きますように。

 

私は10代の頃、【汚部屋の住人】でした。

「掃除?面倒臭い!」
「整理?よく分からん!」
「汚いとか気にならん!」
こんな感じの人間でした。

だから、片付けられない人の気持ちを分かっているつもりです。

そんな私が、
「断捨離得意だよ~☆」
と言えるまでに変わった経緯などをまとめておきます。

年末も近付いていますので、とても良いタイミングだと思ったので、ちょっと書いていきますね。


【汚部屋】って、
どこから片付けたら良いか分からない!』
と、頭がパニックになりますよね。
『あー、考えるの面倒臭い!

↑この流れが、
『片付け、面倒臭い!』の正しい捉え方です。

[考えるのが面倒臭い]だけなので、
『自分は片付けが苦手。』だと判断するのは間違いなのです。

大事なことなので、もう一度書きますね。

汚部屋に住んでいる人は、
『自分は片付けが苦手だから…。』と、思い込んでいる場合が多いです。

しかし、本当は、片付けが苦手なのではなく、
・片付けの段取り
・片付ける方法
を[考えるのが苦手]なだけなんです!

だから、
『自分は片付けが苦手。』という自己暗示をかけるのをまず止めましょう!

これが、第一ステップです。

『自分は別に片付け苦手じゃないんだよね。』一言唱えてみても良いかもしれません。


第二ステップは、
・テーブルの上
・引き出しの中
・トイレ
・お風呂
・ドレッサー
などなど、[ピンポイントでどこか1ヶ所]片付ける場所を決めます。

1ヶ所だけです。


もしくは、
1時間だけ片付けする!』と、1時間タイマーをかけてしまいます。

人それぞれ、タイプが異なるので、
"場所"を区切った方がやりやすいか、
"時間"を区切った方がやりやすいか、
どちらかに沿って行えば大丈夫です◎

ここで大切なのは
『この場所だけ片付ける!』
『この時間だけ片付ける!』

決める
ことです。

決定してください!


1ヶ所、あるいは1時間と言いましたが、
・30cm四方の中
・30分だけ 
など、
ご自身の『これなら簡単にできる!』という範囲を決めればそれで大丈夫です。

とにかく、自分で決めてみましょう。


決めたら、後はとにかく片付けます。

ここでもまた、ご自身の性格で判断してみて欲しいのですが、
●『やるならとことん細かく整理したい。』
というタイプなのか、
●『とりあえず広い範囲をザックリ片付けたい。』
タイプなのか

自分のやりたいように、自由に動けば良いのです。

やるならとことんタイプなら、場所で区切る
広い範囲をザックリタイプなら、時間で区切る

区切った分だけ、無心でただただ動けば良い。
これが、第三ステップです。


区切った分をやりきった後、
「よくやったね!偉い!」
「凄い!やれば出来るじゃん!」
「やりきるとか天才じゃない?!」
とにかく自分を褒めましょう◎

褒めてください。


決めたことをやりきる

褒める

こうすることで、
・成功体験
・自信
を得られるので、片付けへの苦手意識を和らげてあげられるようになります。

・やりきった達成感
・褒められた喜び
を十分感じきったら、そこで止めても良いし、
『何かノッてきちゃった♪』と感じれば続けてみても良いし、自由に決めてみましょう◎

大事なことは、
『自分との約束を守ったから、次は自分が好きにやる!』という[裁量権があること]を認識することです。

「自分が決めたから、片付けた。」
「自分が決めたから、片付けを止める。」
「自分が決めたから、片付けを続ける。」
という風に[主体的に行っている]という実感が大切です。


これらのステップを1通り体験すれば、次の日や来週、来月など、いつでも良いので
『またやろう!』と思えたときに、同じことを積み重ねていくことで、全ての場所が片付きます。

自分の気が向いたときにやれば良いのです。
気が向いた時だけで良いんです。


ここで、[何故片付けは難しいのか]という点について話します。

初めに書いたように、
『自分は片付けが苦手だ。』と、自己暗示をかけ続けていると、その通りに
『片付けは苦手。』だと感じてしまう要因がとても大きいです。

『自分は片付けが苦手な人間だ。』という思い込みは、ゴミと一緒に捨てることにして、
[片付けが苦手でも得意でもない、フラットな自分]
で汚部屋を見つめてみることが大切です。


そして、次に大きな理由は
・自分の持ち物のルール
・自分の持ち物の片付けルール
自分で決めていないと、自分のキャパオーバーになってしまう点です。


例を挙げてみます。

子供の頃に、[トップスの中には必ずインナーTシャツを着せられていて、大人になってもそのまま何となくインナーTシャツは必ず着ている人]がいたとします。

毎日着るので、洗い換え用として、合計5枚のインナーTシャツを持っています。

ところが、普段の生活スタイルを見直してみると、インナーTシャツを着ていなくても不便ではありませんでした。

むしろ、着替える手間などを考えると、着ていない方が楽かもしれない…。

そうすると、[所持しているインナーTシャツ5枚]は、["今"の自分にとっては不要な所持品]ということになりますね。


別の例として、

子供の頃に、
「ズボンはここ。」
「Tシャツはここ。」
「カッターシャツはここ。」
「全部ちゃんと畳んで、タンスにいれようね。」
と言われてきました。

ところが、大人になってから自分のライフスタイルを見直してみると、
●忙しくて、なかなかアイロンがかけられないからカッターシャツはハンガーで収納したい
●生活リズム的に、曜日ごとに引き出しを分けていた方が楽だ
●クローゼット内に服を納めたいから、タンスは要らなかった
などなど、[自分なりの楽な片付けスタイル]を発見するかもしれません。


自分が普段着る物、着替える時の手間、片付ける時の手間…色々な部分を見直すと、["今"の自分にとっての必要な物、手間]が["昔"のルールでは対応しきれない場合]が多発します。

この、["昔"のルールでは対応しきれない場合]の積み重ねが、
『片付け方を思案するのが億劫。』という事態を招きます。


こういう、
・"今"のライフスタイル
・"今"の所持品
について全てを見直すことは、とてもエネルギーを要することなので、
『うわ…無理だ…。』と、キャパオーバーしてしまうのです。

だから、
断捨離や全捨離して、一切を無くした状態
から、
自分の価値観で自分の所持品を増やしていく方が簡単だったりする訳です。

ただ、人によっては、1ヶ所1ヶ所、時間をかけてでも見直し、見直し、見直し…
と片付けを進めていくことが得意なタイプもいます。

[どちらのやり方が自分はやりやすいか]を基準にしてやり方を選べば、結果が出るまでが億劫になりません◎


計画を立てるのが苦手なタイプは、片付けを億劫に感じがちではありませんか?

私は10代の頃は計画を立てるのが苦手なタイプだったので、必然的に片付けの算段も立てられない人間でした。

社会人を経験したことで、[計画を立てて要領良く物事を進めること]を段取りできるようになり、[片付け]というタスクのさばき方も練ることができるようになりました。


しかし、
・片付けの段取り
・片付ける方法
を考える
という作業は案外難しいものです。

人それぞれやりやすい方法は異なると思いますが、私なりの進め方を交えて説明してみます。

①明らかなゴミ、明らかに要らない物はゴミ袋に入れる
②処理が必要なゴミの場所を決めて、集める
(シュレッダーをかける必要のある紙類や、洗浄が必要なビン・缶、ラベルを剥がすなどの分類が必要なペットボトル、など)
③散らかった服を洗濯カゴに入れるor畳む
④カゴに集まった服を洗濯機で洗っている間に終わらせられそうな箇所の片付けをする
⑤洗濯機が止まったら干す
(洗濯機を何度か回す必要がある時は、洗濯機を回している間は片付け)
⑥②の処理をする。シュレッダーをかけながらラベルを剥がして分別、最後に洗う系を洗ってしまう
⑦洗ったついでにシンク周りの掃除、片付け
⑧シンク周りが片付いたら冷蔵庫の整理、掃除
⑨電子レンジの掃除


これはほんの一例なのですが、

ポイント①


1、まずゴミを集める
2、整理整頓
3、掃除

の流れが基本です。

掃除は必ず最後にやります。
散らかり方次第では、『掃除は翌日以降になっても構わない。』と考えています。

[分類・整理]

[掃除]
分けて考えています。


ポイント②


①~③を勢いでやってしまうことです。
(ペットボトルを集めても、すぐにラベル剥がしなどに取りかからない)

集める作業の時は、集める作業に徹して、本来あるべき場所に納めていく…
という流れを止めません


ポイント③


洗濯機のタイマーを活用します。

洗濯機は1度回せば必ず30分前後でアラートが鳴るものなので、この時間をタイマー代わりに活用してしまうことによって[限られた時間]に集中して作業を進められます。


ポイント④


洗濯物を干す作業を挟むと、[洗濯機のタイマーが鳴るまでに行っていた作業]から意識が離れてしまうので、そのまま異なる作業(ラベル剥がしなど、ゴミの分類)を終わらせてしまいます。

『洗濯、ゴミ集め、2つのタスク終了!
という気分になってしまえば、残りの作業が捗ります。


ポイント⑤


今回書いた例では、洗濯機を回している間に片付けが終わっているので、[目についた場所]から掃除を始めています。

『どこから掃除しよう…?』考える前に、[目に入った場所]を掃除してしまいます。

これはあくまで私がやりやすい片付けの流れなのですが、
とにかく頭を使わない勢いでやる
●勢いでできることと、細々時間がかかることを織り混ぜてやらない。
●細々時間がかかることは、まとまった時間で集中してやる
目についた所からやる
と、いうようにほぼほぼ勢いだけで進めます。


片付けで思考が必要になるのは[整理]のタスクだけなので、[それ以外に頭を使わない]そう決めてしまえば、片付けが億劫にならないんです。


何事もそうですが、人は色々なタスクを織り混ぜて考えたり、実行してしまうからキャパオーバーになってしまいます。

片付けで重要なのは、
★不要品を避けること
★必要な物を整理整頓すること
★空いたスペースを掃除すること

これだけです。

これらを一つ一つこなしていくだけで、片付けは進みます。


この中で、整理整頓だけ、少し自分の思考が必要になります。

しかし、これも難しく考える必要はありません。
自分が拘る場所
自分が拘らない場所

自分が決めてしまえば良いのです。


例えば私の場合、洋服が溜まりやすいので、[コンパクトに畳んで場所を決めてキッチリ詰め込む]という収納スタイルですが、文房具は数が少ないので、文房具の引き出しの中身はぐちゃぐちゃに放り込まれています。

他にも、ビーズは色分けして収納しているけどボタンはざっくばらんに納めている…

などなど、非常にアンバランスな収納スタイルです。


こんな風に、[自分が使うときに使いやすければそれで良いだけ]なので、
『全ての所持品をキッチリ整理しなければ!!!』と思い込む必要もありません。

『自分が決めた場所だけ、整理整頓を徹底する!』この意気込み1つだけ持つていれば大丈夫です。


要するに、[片付けという行為に対するハードルを必要以上に上げてしまっている人]が[片付けへの苦手意識が強い人]なのではないかと私は思います。

この話を読んでいて
『え、まって、これじゃ片付け終わらなくない?』と感じた方はいらっしゃいますか?

終わります!

[片付け]へのハードルを下げることで、今までよりも[片付け]を行う頻度は必ず増えます

片付けを行う頻度が増えることで、いずれ片付けは終わるんです。


『断捨離しよう!』という意識から始めた片付けだと、
『これ、捨てる?捨てない?』の判断に沢山のエネルギーを要します。

『1ヶ所だけでも集中して整理整頓を行う!』という意識から始めた片付けだと決めた範囲内での
『これ、捨てる?捨てない』という判断は簡単にできるようになります。

場所や時間などを絞ることで、思考のエネルギーも集中できることからピンポイントで要不要品の判断がしやすくなるからです。

これも、どちらが良いか、という話ではなく、向き、不向きの話です。


また、感覚的なものですが、
『運気が悪いな?』と感じる時は思い切った断捨離
『運気が停滞してるな。』と感じる時は部分的な整理整頓

といった形で片付け方法を選択すると、現状エネルギーとのバランスを上手く取りながら新しい運気を取り入れられる感覚が私にはあります。


汚部屋の住人だった私が、片付けられる人間に成長できたのは、結局のところ[何度も何度も片付けてきたから]です。

一気にやる時もあれば、ちょこちょここまめにやることもあったり、色んなパターンでのトライアンドエラーを繰り返してきたからです。

かつて
『自分は片付けられない人間だ。』と悩んできた私だからこそ、
『片付けられるようになりたい!』と思う人の参考になるようなことが少しでも書けたら良いな、と思ってこの話を書いてみました。

かなり色々な側面から話を進めてしまいましたが、ピンときたキーワードだけ拾ってくださいね〃⌒∀⌒


最近、個人的にも地球的にも切り替わりのエネルギーを強く感じているので、そのエネルギーに乗じて不要なものは手放し、新しい運気を取り入れられる人が増えますように。

物も思考も不要なもの全てを共に手放していきましょう!


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