AIとマイクロノベルで描いてみた 018「帰る」「ゲット」「ちょっとそこまで」
それではルールを説明します。
まず、人類は100字程度で小説を書きなさい。
AIはその小説をプロンプトとし、イラストを生成しなさい。
(そろそろこの遊びのルールを知らない人もいるだろうから説明しておこう、という表現)
これは、人類と機械の、自らの存在理由をかけた戦い……。
(しつこい)
どれだけ大げさに説明したところで、AIが小説を運良く「解釈」できたら面白いイラストが生成される。それだけの遊び。
まさに出たトコ勝負。
ところで。
11月12日に『MIKU EXPO 2023 VR』という、初音ミクのライブがネット配信されました。これはクラウドファンディングで作られたもので、ぼくも出資したんですよ!(自慢)
そしてなんとこのライブ、無料! タダでネット配信したんです!!
AIもきっと初音ミクが好きだ。
重点的に学習してるよね?
なにしろ無料だし。
『初音ミク』の作品がネット上にあふれている理由の一つは、発売されてすぐに著作権のルールを整えた歴史があるから。「歌ってみた」を含めて、無法地帯ではないのです。あのJASRACまで巻き込んでルール作りをしたのだから、苦労が多かったと思われます。
画像生成AIの学習データのほとんどは、おそらくネット上から無断拝借された誰かの作品。
でも、絵が描けないぼくにとってAIは「便利なツール」。
AIも著作権のルールをうまく整備してほしい。
040(No.068)
『ちゃんと帰ってきなさいね』
【プロンプト】
宿題は済ませたの? 誰と一緒に? 7時には帰ってきなさいね。それじゃあ、お休みなさい。夢の中であまり遠くに行っては駄目よ。
【一言】
まあまあイメージに近い。やるじゃないか、AIくん。
しかし三枚目、なんだそのマヌケ面は。こいつは帰ってこなさそうだ。
041(No.061)
『ぼくらはついに手に入れたぞ』
【プロンプト】
AIを体に入れられる時代になった。頭脳に膨大な辞書をインストールする者や、人とは思えぬ美しい歌声を得る者。使い方は人それぞれだが、実は一番人気は「花粉をキャッチする鼻毛」。
【一言】
あったら便利そうだけど、ふさふさの鼻毛はファッションではすませられないビジュアルだなあ。
042(No.057)
『ちょっとそこまで行きませんか?』
【プロンプト】
好きな男の子と自転車で二人乗りしてる女の子が、思わず見蕩れてしまうような美しい海を描いてほしい。そう告げると、AIは「わかりません」とうつむいた。「学習するために、わたしと二人乗りしてくれますか?」あ、はい。
【一言】
自転車の構造や二人乗りについてなどの細かいところはさておき。
美しい海、さすがですね。三枚目の娘さん(たぶん画像生成AIの人)、何気に絵が上手いです。
なぜ花を描いた?
おまけ
即興生成イラスト
『君は完璧で究極の初音ミク!』
【プロンプト】
君は完璧で究極の初音ミク!
【一言】
誰もが目を奪われるこの巨大感……AIめ、あの巨大ロボットアニメを識っているな!?
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