南雲マサキのマイクロノベル001
001
おばあさんがやってる角店がある。僕がアプリで注文すると、おばあさんが黒電話で内容を確認して送ってくれる。お店は狭いのに荷物は多い。よく見ると、棚が縦に長い。おばあさんの体も長い。にゃーん。ちゅーるの時間だ。
002
コップの中の氷がみるみるとけて消えていく。新しい氷を入れてもすぐとける。この夏は暑すぎるんだ。ダメだダメだ。このままではコップの氷は絶滅してしまう。山田くん、冷凍庫をフルパワーにして。
003
ついにヒゲが生えた。お父さんとお母さんは大喜び。これでお前