異常気象に負けない切り花品種のバラ
もう、6月。
バラのシーズンも終わり、これまで紹介させて頂いたバラたちも開花を終えて花後の剪定をしました。
今年は気合が入りすぎて、ちょっと疲れてしまった(苦笑)。
記事でも気持ちが溢れすぎて皆さまを圧迫してしまったかも知れない(苦笑)。
すんませ〜ん!
最後に…
紹介しきれていなかった切り花品種の記事を書かせて頂こうと。
かる〜くね(笑)。
これでも暑さで随分薄くなってしまったが綺麗。
切り花品種は、やはり切り花にしたほうがいいな、と。
昨日の雨でコリンクレイブンがボロボロになり、このリテラチュールもずぶ濡れになってしまった。
枝も倒れてしまって…(苦笑)。
そこで、これ以上傷ませないために切り花にしようと。
で、このリテラチュール。
今年初めて育ててみた感想を言うと…
とんでもなく丈夫だ、と。
とにかく切り花品種だけあって花持ちが異常に良く、一輪で2〜3週間は持つかな。
しかも外で育てて、その花持ちなので室内でなら…
独特な花色で中心は茶、あるいはゴールド?
香りは残念ながら皆無。
でも花持ちと香りの強さって反比例するんですよ。
そう、香りが少ないということは花持ちがいい場合が多いのです。
しかも、このリテラチュール。
花弁を触るとキャベツみたいにゴワゴワ(笑)。
丈夫な証拠(笑)。
こんなに豪華な花が咲くのに株はコンパクト。
もちろん何十輪も咲かせたいなら大きく育てることもできるが、販売元に問い合わせると鉢サイズで株の大きさを調節できるとのこと。
樹高60センチ程度で栽培可能、と嬉しい回答が(笑)。
元来、バラって生育中は強い剪定はしないことになっている。
樹勢を落とすので。
成長が遅れたり花数が減ったり…
もちろん、株の状態を見て火沢は強めに剪定することは多いけど。
あまり推奨されない。
特に「新苗」と言われる赤ちゃん苗は秋まで花を咲かせないで株の成長を優先させるのが鉄則だ。
ところが、このリテラチュール。
こんな小さい段階でも常に強剪定するように説明書に書いてある(苦笑)。
なんか新苗から花を咲かせてもいいと言うように読み取れるし…
しかも実際に咲かせてみると…
大人の株と同じ立派な花が!
普通、新苗はこんなふうには咲かないもの。
赤ちゃんだから(笑)。
そもそも咲かせちゃいけないんだって(苦笑)。
このリテラチュール。
ことごとくバラ栽培のセオリーを覆す(笑)。
説明書には今井さんのバラを「生産性が高い」と評しているのをよく目にする。
つまり切り花品種として生産性が高いということ。
要するに次々咲かせて切って売ることを前提として育種されているのだろう。
一般的なバラとは根本から異なっているのだ。
一般的に切り花品種って病気にも弱いイメージがあったが…
今春、雨ざらしにした(無農薬)が、全く病気にならず…
結局何が言いたいかというと…
とんでもないバラだった、と。
もちろん小さいので花数は少ないけど切り花にするなら丁度いいと思う。
今後、株が成長すれば枝数も増えるかもしれないし。
まあ、凄いバラです。
今井さんのバラ、前回紹介した木村卓功さんとは育種の方向性が違うかもしれないけど新奇性があって面白いバラが多い。
しかも値段も安いので、本当に魅力的でした。
実はもう一鉢あるのだけれど…
そっちはちょとトラブって生育が遅れてしまった(苦笑)。
今、蕾なので咲いたらまた記事を書くかも…
それでは、また!
これまでのバラの記事↓
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