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旧帝大の“オリンピック”七大戦。2024年度ホスト校は名大!今年の順位は……

そもそも“七大戦”とは?

9月中旬に閉幕した2023年度の「全国七大学総合体育大会」、通称「七大戦」。旧帝大(北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学)が陸上競技をはじめ各種球技、スキーなど冬季競技を含む40以上の種目で競い合い、大学単位で総合順位を決定します。学生が主体となって運営する体育大会として国内最大級の規模となる、7000人を超える学生が参加する大会です。主管校を7つの大学が持ち回りで担当し、各大学の体育会が中心となって運営しています。

脈々と受け継がれる歴史

七大戦の歴史は古く、1962年に「国立七大学総合体育大会」としてスタート。それ以前は各運動部が独自に行っていた交流戦を1つにまとめ、大学対抗で競い合う形になりました。そして、2004年の国立大学法人化に伴い現在の「全国七大学総合体育大会」に改称され、今年で62回を迎えました。2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となり、昨年も一部競技が中止に。今年は全競技が開催され、完全復活しました。

七大戦で躍動する名大生

今年の名大、気になる結果は……

そんな今年の七大戦、名古屋大学は女子ラクロス、準硬式野球、ホッケー、軟式テニス女子の4種目で見事優勝を果たしました。女子ラクロスとホッケー、軟式テニス女子は昨年に続き2年連続優勝の快挙。おめでとうございました!
そして、気になる総合順位……残念ながら7位。厳しい結果にはなりましたが、どのクラブも来年のリベンジに向けて今から燃えていることでしょう!

七大戦 総合順位

各競技で1位から順に10、8、6、4、3、2、1点を付与(7大学参加の場合)
※同じ点数の場合、1位の競技数が多い方が上位になる
女子ラクロス部は昨年に続き全勝優勝を果たした
接戦を制し今年も全勝優勝したフィールドホッケー部
個人戦でも3位の成績をおさめた女子ソフトテニス部

来年の舞台は名大に

来年開催の第63回大会は名大が主管校となります。大会の実行委員長を務める江﨑颯馬さん(工学部3年・ワンダーフォーゲル部)は「七大戦といっても、運動部の学生以外にはあまり知られていません。来年は名大で開催されるので、まずは大会の存在を知ってもらえるようPRしていきたいです」と意気込みを語ります。
来年にかける想いは強く、少しでも上位を狙えるよう各クラブをサポートしていきたいという江﨑さん。「高校で部活をがんばっていても、名大に入学して競技から離れる学生が多いのも事実。経験者にもっと入部してもらいたいですし、それによって各クラブのレベルが底上げされると良いですね」と、各クラブの飛躍に期待を寄せます。今後も、来年の七大戦に向けて運動部の紹介記事などをアップしていきますので、お楽しみに!

大会実行委員長の江﨑さん。すでに来年の開催に向けて会場の手配など準備を進めています

今年の七大戦 競技結果

【リンク】

・七大戦 ホームページ
http://www.7univ-nanadaisen.jp/

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