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ベリベリショートストーリー

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ふと書きたくなった時につづる小説です。いろんな種類があります。
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記事一覧

【才能】

「聞いてよ~また彼氏に振られたんだけど~」 『はいはい、ご愁傷様』 「ちょっと、思ってない…

なごやん
2か月前
2

【好き、ただそれだけ】

レースのカーテンから零れる幽(かす)かな光で目を覚ますと、 間髪あけず煙草の匂いが鼻をくす…

なごやん
3か月前
5

【名前をつけるとしたら】

「真子!こっちこっち!」 手を軽く上げ、私を呼び寄せたくせに駆け寄ってくる。 「遅かった…

なごやん
3か月前
4

【幸せ】

今日はとにかくついていなかった。 仕事で大きなミスをし、先輩ましてや後輩にまで多大なる迷…

なごやん
3か月前
1

【なぜなぜ期】

『ママ、なんで?』 おそらく今日で10回目の質問。私の愛しい娘は絶賛なぜなぜ期。 最初は、…

なごやん
4か月前
1

【死にたがり】

「はぁ、死にたい」 数えきれないほどの単三電池を替えながら、 だましだまし使っている小学生…

なごやん
5か月前
2

【ひとつ上の彼】

彼とは付き合って2年、同棲して1年になる。 結婚も視野に入れ始めている…はず。 決して友達の結婚・出産ラッシュに焦っているわけではない。 本当に、純粋に、このまま彼と人生を共にしたいと思っている。 しかし、このままあるかどうかも分からない 不確かなプロポーズを待ち続けていいのだろうか? なんだか聞くのが怖くて、今まで”結婚”という話題を 意識せずともお互いに避けていたような気がする。 私は勇気を出し、話したいことがあると告げ、 夕ご飯の後に彼と話し合いの時間を設けた。 「