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【卒研】研究室を途中で移った話

 こんにちは。なごーやんです。

 以前の記事(前編後編)にて、「研究室を移った」という話をさらっとしたと思います。反響があったのか、「研究室を移ったときの話がほしい」というコメントをいただきました。ありがとうございました。

 そこで、僕が研究室を移るまでの経緯をお話したいと思います。心の整理がついてやっと書けているので、当時の状況とは多少異なる点があるかもしれません。また、かしこまると一人称が「僕」になってしまうのでこの一人称を使っているのですが、僕の性別はです。
 ご理解いただいた上で、お読みください。


0.ブラック研究室でメンタルブレイク


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 3年次10月、ブラックと名高い研究室に、卒業研究の研究室配属希望を出しました。
 というのも、僕は当時心理系の学問にも強く興味があり、現在学んでいる情報学を組み合わせた分野を、卒業研究のテーマにしたいと考えていました。その条件に合致する研究室が、そのブラック研究室しかなかったのです。
 同級生とすれ違うたび、何度も説得されました。面談の時、僕が支援センターから出していただいた「配慮依頼文書」を見せた際、「だから何?」と突き放すような態度を取られて、少し違和感も覚えていました。しかし、当時の僕は、それよりも卒業研究で何をしようか、研究生活に思いを馳せるばかりで、説得なぞどこ吹く風。それよりも、はやく研究したい!と研究生活に対して期待に胸を膨らませていました。

 まさか、指導教員が「欠点を指摘するだけで、こちらから質問しても具体的な問題点や策を教えない」「学士課程4年の者には、1週あたり20分しかないゼミの発表時間(質疑応答含む)以外に、相談時間を与えない」「誰に対しても、ゼミ生全員の前で強い口調でがなる」「具体的でないがきつい口調の、Slack上での指導」といった、パワハラに該当しかねない指導をする先生だったとは、夢にも思っていませんでした。それも、工学的な学問を織り交ぜながらも、メンタルケアの分野を扱う、大学の教授だというのに
 研究室に入ってからというもの、学生の精神がすり減る指導をずっと受け続けました。他人が目の前で叱責(に近い指導)されているのを見続け、次第に、自分もいつか全体の前で大声で怒鳴られるのだろうか、と心の底から怯えながら、ゼミの時間を「やり過ごす」ようになっていきました。
 結果、メンタルがだんだん死んでいき、「自分のやりたい研究」ができなくなり、次第に「先生の望むであろう研究」をやるようになってしまいました。しかし、やはりと言ったところか、それでも叱責を受ける始末。しまいには、ゼミ生にも「貴方、何がしたいの?」と言われてしまい、心がぽっきり折れてしまいました。

 実はこのクソ教授、研究室に入ってから知りましたが、メンタルケアに用いる「機器」の知識しかなくメンタルケアそのものに関する知識一切なかったのです。研究室に入ったときに、先輩から伺い、愕然としました。面談をして頂いた時に先生の部屋に確かにあったはずの、心理学や精神疾患の書物はただの飾りだったのでしょうか。
 幸い、Twitterで研究室の愚痴を吐くたびに多くの同級生や友人、さらには交流のあった別学部の先生までもが労いの言葉を掛けてくださいました。それくらい尋常じゃなく疲弊しきっていたみたいです。その節は大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。 

 身の回りの方から助言をいただくうちに、先生の指導に対して疑問を抱き始めました。ゼミのみならずSlackでも送られてくるきつい口調、学士には設けられない個別の相談時間…
 ハラスメント、という言葉が頭をちらつきました。それからというもの、研究をする素振りをしながら、ブラック研究室の性質や研究室移動について調べ始めました。指導内容を振り返ると、まさしく当時の研究室はブラックで、精神を蝕むものだと、今になってははっきり断言できます。
 さらに、弊大学の同学部には、卒業研究の研究室を途中から変更した人がいる、と友人に教えてもらいました。(素晴らしい当該記事はこちら。)
 疑心暗鬼になりながらも記事を見てみると、その方がブログに綴った心情はまさしく自分の心情と合致していました。さらに、どのような手順を踏めば研究室を変えてもらえるかまでが、詳細に書かれていました。
 うちの学部でも変えてもらった前例がある?


 こうなったら、研究室を変えさせてもらうほかありません。なごーやん、動きます。

 研究室で最初のゼミが行われてから、ここまで約5か月。長かった戦いを終えるべく、様々なところに行きました。
 次の章から、研究室を変更するのに、僕が行ったことをざっくり紹介します。



1.頼れそうなところ・証拠になりそうなところにひたすら相談/受診

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 先述の、友人が見せてくれた記事の中に、「学科長を説得できるほどの根拠があれば大丈夫」と書いてありました。そのため、研究室変更を決意した6月上旬から、ひたすら頼れそうなところをピックアップし、片っ端からアポイントメントのメールや電話を入れました。

 僕が頼った場所を、行った感想とともに時系列順に紹介します。

a) カウンセラーが常駐している、学内の学生相談窓口
b) 学科長
c) 学内ハラスメント相談室
d) (発達障害があり授業内で配慮を受けていたため) 支援センター
e) 産婦人科
f) 大学外の心療内科
g) 精神科医が常駐している、学内の学生相談室


 

a) カウンセラーが常駐している学生相談窓口

 ここは予約なしでも相談できる、カウンセラーが常駐している、わりと気軽な学内学生相談窓口です。そのため、まずは先手!ということで、先生について外部の意見を頂戴したく、事前に録音したゼミ中の先生の指導を、カウンセラーの方にお聞かせすることにしました。
 問診票にも「研究室のこういうところがつらい」とたくさん書いたうえで、カウンセラーの方にもどういうことが辛いかを話したうえで録音を聞かせました。そしたら、カウンセラーの方が悲しそうな顔で、「大変だったね、辛かったね。」と労ってくださいました。
 ああ、やっぱり傍目から見ても、教授はクソだったんだ、と改めて実感しました。はー、クソ。

 

b ) 学科長

 僕は思いました。

 誰がどう見てもハラスメントだという確たる証拠や、「絶対変えたほうがいい」という専門家の意見がない時に行ってはいけない。

 研究室変更の意志を伝えるため、また相談するために学科長の元へ行きました。
 面談をお願いする事前のメールに、きつい口調または、曖昧な指示しかせず、先生の思う通りにならなければ叱るといった、精神的に追いやられそうになる指導をする、Slackのスクショを添付しました。
 これで証拠は万全!相談員にも同情してもらえたし、研究室変えてもらえるやろ!と、勝手に期待していました。

 学科長との面談。学科長室に入って対面のソファに腰掛けると、開口一番に

「メールの文章、それに添付されてた画像。これを見るだけだと、ただ単に指導が厳しいってだけで、ハラスメントとは言えないよね。」

と、言われました。まあ、こんなふうに言われることは想定していました。
そこで僕は、録音したゼミの音声を聞かせようと、スマホを取り出しました。
 すると、

「それ、許可とって録音したの?許可とってないのに録音することは問題だよ。」

スマホを出そうとする僕を、必死で止めてきました。

 絶句

 は?お前何言ってんの?しんどいって言って、死にそうなメンタルでもなんとか訴えようと、頑張って録音したんだよ?
 それも、ゼミ内でも問題は起きてるから、状況を伝えるために録音したのに。勝手に録音しデータとして使用すれば倫理的な問題が問われる研究とは違い、証拠として録音をすることの何がいけないのか、さっぱりわかりませんでした。(追記:録音自体は、むしろ有力な証拠となるようです。詳細はこちら)
 呆然としてる僕に、学科長はこう付け加えました。

「そもそも、研究室を途中で変更するなんて、最初から先生に不満持っててもずーっと同じ研究室で頑張ってる学生に失礼だと思わない?君だけ認めてしまったら、不公平だって言われる、ずるいと言われる。それは貴女だって嫌でしょ?」

 あっ、ダメだ。詰み。
 指導教官に対して不満はあれど研究ができてる人と、教官の指導で研究すらまともにできないほどの精神状態に追い込まれた人、どちらも「指導教官に対して不満が残る研究室」として、公平な状況だと言えるのか?そもそも、研究をやろうとして、パソコンに向かっているだけで、過呼吸になりかけたり泣き出したりする人間が、怠けている人間とでも言いたいのだろうか

 すまないが、言っている意味がわからないな。(元ネタあり)

 クソすぎる。マジでクソだ。僕が上記発言の元ネタの人間なら、無表情での振り返り様の肘鉄一発どころじゃ済まない。

 結局、学科長は「絶対僕は変更させたくない!だって他の先生から責められたら面倒くさいもん!」と波風立てたくないと言わんばかりの態度で終始接してくるので、僕は生返事をするしかありませんでした。
 研究室の変更は、学科長の許可が必要だというのに。学生の事情を鑑みることをしない超絶穏健派クソ学科長…

 ちなみに、学科長いわく、(僕が在学していた当時は)前任、前々任の学科長の代も合わせて、研究室変更に至ったケースは1件だけしかなく、それも、明確なハラスメントがあったために変更に至ったそう。
 僕のように、「面談でこう言われた」「叱るようなきつい口調で指導を行うので、ストレスがたまる」「メンタルが弱って研究が手につかない」程度では説得力に欠けるし、超絶穏健派のクソ学科長は梃子でも動かない…

※追記:現在は前例ができたのか、相談すれば対応はしてもらえるようです。詳しくは僕のTwitterDMまで。

 僕は思いました。それなら、外部の方に「それはハラスメントだ!」と言ってもらえばいいじゃない?


 そこで、その日の内にハラスメント相談室に連絡を入れました。幸いにも、次の日に予約が取れたので、早速相談させてもらうことにしました。


c ) 大学内に併設されている、ハラスメント相談センター

 ここは、文字通り研究室内でのハラスメントが通告された場合は調査に乗り出してくださる機関です。これはハラスメントじゃないか?と思ったときに、相談することも可能です。
 学科長に「ハラスメントじゃないよね~~~」という態度を取られてから、ちょっと弱気になってた僕は、取り敢えず相談だけさせてもらうことに。

 相談員さんは、年配の女性の方でした。さすが相談員というべきか、こちらの事情を細かく聞き出してくださいました。

 しかし、やはりと言うべきか、こちらでも「それだけでは弱いよね~」と言われてしまう始末。プロでもそう仰るなら仕方ない…


d ) 支援センター

 前述した通り、僕は発達障害を抱えています。そこで、授業を受けるにあたり、例えば「参照してほしい資料について、具体的なページ数を指示してもらう」「苦手な音が出る授業では、耳栓をつけて授業を受けることを認めてもらう」などのような配慮を受けています。
 この支援センターでは、そういった配慮をお願いするための文書、所謂「配慮依頼文書」を出してもらえます。また、修学時の困りごとを相談できる場所でもあります。

 支援センターははっきり言って超味方してくれました。事前にメールで、それも長文で研究室での苦行の日々とかを送っていたので、「どうしたいかは、なごーやんさん次第だよ」と、背中を押してくださいました。

 この時点ではまだ、気持ちを切り替えて研究に精進すべきか、あるいは研究室を変えてもらおうか、迷いがありました。そこで、病院に行って、その診断の如何で決断しようと考えました。


e ) 産婦人科

 産婦人科です。どこにでもあるような、普通の婦人科です。

 実はこのとき、4月から生理が大幅に遅れていました。通常、女性は30日くらいの周期で生理がきますが、このときの僕は周期が50日以上にまで延びていました。今思うとヤバい。

 ただ、生理不順にも、ストレス以外に癌などが原因で起こる場合もあります。その可能性も鑑みて、一応検査を受けました。

 結果……癌などは見られず。ストレスの可能性が高いですね、と女医さんから言われ、ああやっぱそうか……と思いました。

 証拠になるだろうと、診断書をもらってきました。ちなみに、ストレスによる生理不順は、生殖器そのものの異常ではないので、「異常なし」という診断になるそう。「異常なし」の診断書で6,000円が飛びました。うへえ。
 よっぽどお金に余裕があるか、「君の体調不良は癌が疑われるかもしれないねぇ」と言い逃れをすでに受けたかのどちらかでない場合、おすすめしません。


 

f ) 心療内科

 ここで「研究室変えたほうがいいよ」と言われたら、何としてでも研究室を変えてもらおう。強い意志であらかじめ予約していた、学校の近くにある、心療内科に向かいました。

 問診票に現在の心理状態を事細かに書き、診察室へ。優しそうな女性の先生が対応してくださいました。
 僕は少しずつ、話を始めました。しかし、途中で、声がつまり、息が上がり、しまいに涙が出てしまいました。お医者様が出してくださったティッシュを何十枚も消費しながら、僕は顔をぐしゃぐしゃにしながら、辛い心情をすべて吐き出しました。

 しばらくして、だいぶ落ち着いたので、「やっぱ今の研究室で指導受けるのはきついですかね?」と尋ねました。すると、

「ええ、今の状況から見ると、今の先生の下で指導を受けるのは厳しいでしょう

 よっしゃああああああああああああああああああああ!!!!!
 許しがでたあああああああああああああああああああ!!!!!
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!

 とまあ、泣いてるのに心の中ではリオのカーニバル状態でした。意味わからん。

 病院のお医者様というプロフェッショナルに、研究室変えたほうがいい宣告されたらもう、移動を考えなければなりません。証拠となるべく、診断書を取りました。
 お医者様によれば、このときの僕は「適応障害」という、鬱の一種になっていたそう。マスコミがよく使う、所謂「新型うつ」です。状況や場所によって、ものすごく気分が落ち込む、というものです。

 思いっきり肩の荷が下りました。これで、研究室を変えてもらえる。世界が鮮やかさを増したのを覚えています。あと、診断書片手にケンタッキー食べに行きました。旨かった。


 

g) 精神科医が常駐している、学内の学生相談室

 弊大学には、精神科医が常駐する相談室があります。ただし、要予約かつ、定期的に相談をしている人が優先されるため、どうしても予約の電話を入れた日から相談までかなり待つことになります。僕の場合も、学科長にメールを入れたその日に予約したのに、相談できたのは2週間後になってしまいました。

 精神的に辛くなったときから、日常的に通ってればよかったなあ……

 本当は相談に行くはずが、ほぼ「研究室を移る意思がある」「病院から診断書もらった」という報告になってしまいました。
 一応、研究室を移りたい、ということで当時の研究室の実態を聞かれました。僕は指導が度を越えて厳しいこと、Slackでもきつい口調でしゃべること、配慮を断られたこと、などなど、研究室で受けた指導(?)について話しました。加えて、研究室に在籍する一学年上の先輩3人が全員卒業論文を提出せず留年したこと二学年上の先輩1人が学士四年で胃潰瘍になり休学・留年を経て研究を行っていることも話しました。

 すると、それまでずーっと静かに話を聞いていたお医者様が、目を大きく見開いて、
それ、どこの研究室?」
と、尋ねました。
 やっと、研究室が異常なまでにブラックなことを自覚しました。ずっと相談してりゃ、もっと早くに研究室移れたのかな……と、今になって思います。

 最後に、心療内科のときにも尋ねた質問と、同じ質問をしました。
「研究室、移動したほうがいいですよね?できますかね?」
「うん。絶対したほうがいい。これだけ証拠が集まっていればできるでしょう。」

 大学内の精神科医にも後押ししてもらえたので、診断書片手に、僕は学生事務に向かいました。


2.学生事務に申請

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a) 学生事務に駆け込む

 病院でも診断を受け、支援センターにも後押しされることになった僕は、診断書を持って学生事務に行きました。
 診断書とともに、研究室を変えたい旨を事務員に申し出ると、事務員は明らかに表情を曇らせました。

前例ないから無理
「診断書だけでは弱い
「学科長の許可が下りるかはわからない」

と、難色を示すので、ぼくは「いいからとっとと学科長に言わんかい!!!!」を超オブラートに包んで事務員に言いつけその場を去りました。

 F*CK。

 

b) 事務からメールが届く

 週明けに、事務からメールが届きました。研究室変更について、という簡素なタイトルがつけられたものでした。

 内容を確認して、僕は言葉を失いました。

 そこには簡潔な文章で、こう書いてありました。

公平性という観点から、研究室の移動を認めることはできません

 この期に及んで、まだ公平性って何???
 研究が手につかなくなるほどの精神状態に陥ってるのにそれ?他の学生は精神を保って研究しているのに?

 言っている意味が分からないな。と言いたいところでしたが、そんな状況ではありません。僕は画面を前に涙が止まらず、あまりの失望感から、その日あった期末試験をブッチしました。単位を取って卒業しよう、よりも、死のう、と本気で思いました。

 ですが、僕は正義感()がそれなりにありました。同じような気持ちを、同じように研究室の所為で苦しい状況にある、他人にさせてたまるか。
 その思いから、改めてハラスメント相談センターと、支援センターにメールで連絡しました。


 

c) Go to ハラスメント相談センター  -Returns-

 学生が教員の行いで精神を病んでしまい、しかもそれに対応しない、となれば、ハラスメント案件だろ!
 短絡的な発想で相談センターに駆け込んだため、話だけは聞いてもらえたものの、「ハラスメントじゃないよ」と返される始末。まあ、しょんない。

 当時、クソ指導教官はハラスメント相談センターに在籍していたようです……クソ指導教官と同業だから気を遣ってるのかな。


d) Go to 支援センター -Returns-

 支援センターにも、断られたその日に連絡を入れました。
 相談に行くと、研究室移動についての意思を聞かれたので、移動したい旨を伝えました。

 すると、支援センターの方が、僕の状態について学科長に説明し、説得してみる、と言ってくださいました。頼るところはあったほうがいい。すげえ。


3.そして研究室変更へ

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 そうして、支援センターのお力添えもあり、研究室変更不許可のメールから2日後に、やっと研究室変更が認められることになりました。やった。

 が、ここでも問題が起こります。
 当然、ブラック研究室から逃げたわけですが、入り直した研究室がブラックだったら元も子もありません。

 当時空きがあった研究室は、全部僕の興味から外れていました。卒研、1からやり直しです
 こうなっては、どの研究室に行こうが、結局先生の指導次第で卒研がどうなるか決まってしまう。僕は、Twitterのフォロワーである学科のOBに、研究室の評判を訊くことにしました。
 幸い、選択肢のなかにホワイト研究室があることを知りました。僕はそのうち、特に手厚く面倒を見てくれる研究室を選び、メールを出しました。

 そうして、1週間もしないうちに、次の研究室に移動することができました。
 履修登録専用サイトを覗いて、指導教員の名前が変わっているのを確認し、「イヤッフウウ!!!」と1人で盛り上がってました。えへ。

 移り先の研究室は、まさに快適そのものでした。
 ゼミは授業の時間2時限分を使って、1回の発表人数は2人だけと非常にゆったりと行われました。先生は落ち着いた声で、穏やかな口調で質問や指導をしてくださるし、ゼミ生も学生に向けて込んだ質問をしてきません。こちらが研究での質問をすれば、忙しい時でなければ快く答えてくださるし、それも基礎の基礎から、1時間以上根気よく付き合ってくださいます。

 ホワイト研究室、最高!!!!!!!!!


4.おわりに……研究室を変えたい皆さんへ

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 まとめるの超苦手でごめんなさい。まとめられないマンなので、経緯を話すだけで8,000字を超えてしまいました……
 超絶拙い文章ですが、見て下さってありがとうございます。

 恐らく、これを見ている方の中には、研究室変えたいんだけどどうしたら……と思っている方もいることでしょう。
 その迷いがあるなら、相談できる場所に行きましょう。学校の中にあるなら相談室など、場合によっては心療内科など、心理面の専門家に頼ってください。きっと力になってくれるでしょう。
 ちょっとしんどいな?と思っただけでも構いません。心が疲弊しきって、逆に辛さに気付かないケースもあります。倒れる前に、精神が不安定になる前に、一度相談してみましょう。早ければ早いほど、心のダメージも少なく済み、研究の方向転換も容易になることでしょう。

 どうか、皆さんの研究室生活が、幸せなものでありますように。

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