みかみなごん

30代の会社員。気を抜くと家から出ずに仕事漬けになるので、バールに通う日々を送っていま…

みかみなごん

30代の会社員。気を抜くと家から出ずに仕事漬けになるので、バールに通う日々を送っています。

最近の記事

008|雨予報が晴れに変わった春にしがみつく日曜日

雨予報が晴れに変わったとはいえ、まだまだ春の1日、肌寒い中ほろ酔いで帰宅。 温泉と、帰りに食べたいつもの餃子の余韻が夜まで満たしている。 そういえば、パソコンを持たずに一泊したのはいつぶりだろう。 寝るにはまだ早いのでNYCが舞台の去年のミュージカル映画を見ながら、 パソコンに、仕事に、それこそ餃子もいつものを疑いもなく大切にしている自分に、気づけば焦りすら感じていた。 ・ ハーレムよりもさらに北、冒頭で語られるように確かに意識していなかったラテン系移民の街が舞台。 そ

    • 007|奇を衒うことない晴天と月の土曜日

      宿からの景色を撮った一枚で、グラスの水面で反転して映ったことに驚いた。 知っている人からするとこれも当たり前かと、奇と常の違いが頭から離れない。 昼間に訪れた写真展の冒頭に見たインタビュー映像でその写真家は、 ただ、見てみたい場所を撮っていて それは新しい場所を見つけに行っているわけではなく、 世界を見る新しい目を見つけていると語っていた。 最新の写真集は「世界」。 20年間撮りためた写真を並べたてみたら、 それはミクロでもマクロでもどちらの意味でも世界で、 その場所にと

      • 006|心配ないからねと豪雨も上がる金曜日

        何もしない。そうしたらそのうち急に描きたくなるらしい。 なんの偶然か、自分の特技が何か焦る主人公に向けた今夜の金曜ロードショーのセリフが深すぎて、 連休はあまり目標を立てずに流れるように過ごしてみようかな。と最近の焦りとの向き合いを考えてみたりしている。 ・ 今日の雨は午後からのはずが、10時過ぎからすでに降り出した連休1日目。 近くでフェスがあるので、日中はその音を部屋で聴くために朝のうちに昨日の繰越でバールにおやつなど差し入れを持って行く予定が早速崩れた・・・。雨音で

        • 005|高揚感と連休前夜の木曜日

          ここ数年、連休前の高揚感がなくなったなぁ。と思いながら今日最後の打ち合わせが終わり、 前ならこんな夜はそのまま飲みに行くか、どこかで誰かが飲んでいるところに合流していたりもしたけれど、誘うのも憚られるので、そそくさと荷物を纏めてその場を後にした。 みなさん良い連休を 数年前であれば、暇さえあれば現地の情報を調べて、連休の前日から心はここに在らず、さらには連休初日のニュースでインタビューされるタイプの浮かれ人間だった。 実際、スリランカに旅立つ浮かれ人間だった年は、出国ロビ

        008|雨予報が晴れに変わった春にしがみつく日曜日

          004|カラヴァッジョとクリムトの水曜日

          狙っていた牛タンシチューが売り切れで絶望し、 牛タン欲が満たされず不本意ながら牛タンカツになったにも関わらず、 初めから牛タンカツを求めていたかのような充足感に満たされている。 そんなこんなで仕事仲間とランチでホロホロのサクサクの牛タンカツ定食を堪能し、 ちょっと寒い。羽織りものがいったな。と反省しながら散歩がてらバールに寄ることに。 業界的に少人数の会社やフリーランスが多いこともあって、 この街には"同僚"ではなく”仕事仲間”がたくさんいる。 中でも牛タンカツを目の前に

          004|カラヴァッジョとクリムトの水曜日

          003|梅雨の主張と懐かしさの火曜日

          昨日の初夏から一転して、そうだったそうだった。はい、そうでした。初夏を感じるにもあなたの存在なくして始まりませんよね。と認めざるを得ない湿気混じりの朝。 それでも少しだけ気分が浮き足立つのは、 ぷるんと全てを包む湿気と雨音のおかげで、 ベランダ越しに入り込んでくる向かいの工事の音も ほんの少し鈍ってどこか別次元から響いていて、 特別自分ひとりが別の空間にいる感覚になるからかもしれない。 ・ 軽い浮遊感の中で久々に元同僚と最近一番心奪われた作品についてやりとりしながら楽し

          003|梅雨の主張と懐かしさの火曜日

          002|初夏を感じる束の間の晴れの月曜日

          久々の晴天で今日の最高気温は30度近くになるらしい。 いつものラジオでも慣れていない時期の暑さに気をつけるよう、30分に1度くらい注意されているが、 先日まで石垣島に居たこともあり、すでに今年の暑さには慣れている優越感で月曜日の朝を過ごしていた。 あぁ。ラジオって優しいなぁ。 天気もニュースも小ネタもそのタイミングに応じて教えてくれる。 その日に合わせて絶妙に懐かしい曲を選曲してくれたり、 (さすがのSpotifyもこの絶妙な匙加減ではレコメンドしてくれない。) 「ここから

          002|初夏を感じる束の間の晴れの月曜日

          001|春と初夏の間の雨の日曜日の夜

          世界を騒がす報道を見ながら、ワイン片手に茹で上がったパスタにソースを絡めている。 寄付ってどこを選べばいいんだろう。折角日本に来てくれるなら失礼じゃない範囲で会話もしたいな。でも一般の方は講演なんて負担だし。あぁじゃあ郷土料理のお料理教室に来てもらうとかだと面白いのかな。とか。 アルコールがゆるく入る時に限って何か考えると他のことも考えるようで、さっきのバールで言いそびれた話の続きをぼんやり思い出している。 ・ その日は用事がない1日だったので、 徹底的に部屋を片付けたも

          001|春と初夏の間の雨の日曜日の夜