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大嵐駅から散策

あてもなく、飄々と歩いてみる。
こういう時間も好きだ。

今回は、静岡県にある大嵐駅で降りた。
秘境駅がたくさんあるJR飯田線。
車内から見る景色も楽しい。

小さな駅舎は東京駅をモチーフに造られている。
こんなところで東京を感じることになるとは思わなかった。

駅周辺でお仕事されている方が、手洗い場もきれいにしてくださってた。
「きれいな状態で使いたいからね」と。
掃除道具を持参して掃除してくださっている。
そういう心を忘れかけていたから、ハッとした。
きれいに使いたいという自身の思いが、ひいては誰かのためにもなっている。
私もしていこう。
あとはまぁ、管轄の方、がんばってください。

橋の両端からは、県境の看板が見える。
橋そのものはどちらの県に属しているのか疑問になる。
地図を見ると、橋の真ん中が県境になっていた。
橋の景観を損ねないようにするためだろうか。
詳しいことはわからないが、このような設置の仕方もいいなと思った。

環境が変われば見える景色も変わるわけで。
こちらではバナナやオニグルミが生えていた。
もはや雑草と化している。
電車からもヤシの木のような木が生えているのが見えた。
長野は寒い印象があるのだが、標高の低い地域は温かいようだ。
野生のバナナは沖縄以外で初めて見た。
こういう果物が庭にいっぱいほしい。
1年中食べまくりたい。

この村では登山もできる。
八嶽山。標高1140m。
1000m超えを挑戦してみたいのもあり、せっかくなので登山口から少し歩いてみた。
しかし、道が葉っぱで覆われていたり、足元の石が転がりやすくなっていたりと歩きにくかった。
1000m超えは別の山で試す。

ちなみに、この登山口の隣には神社がある。
熊野神社。心地よい空間だった。
管理はされているようで、しめ縄が新しくなっていたり、手すりが設置されていた。
囲炉裏があり、古さも伺えた。
全てに参拝して、次の目的地へと向かった。

両端に阿吽の呼吸をしている狛犬が。
こういう装飾は初めて見た。

大沢の滝を見に行った。
橋から見る景色は方々に生えた枝たちに遮られていて、もはや垣間見状態。
「あれがオアシスか…!」と一芝居できるかんじだった。
少し上に歩けば、ある程度は滝全体が見えた。

あと、帰りに出会ったお姉さんがすごくおもしろかった。
また会えたら嬉しい。

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