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私が目指す本当の健康とは?「依存から自立への旅立ち」 vol.6 (NPOの設立と崩壊)

長年学んだドクターと一緒に「勉強会」を立ち上げることに。
軌道に乗りNPO法人になるがが、対立が起こり…
自己啓発の必要性を再認識し、新たな道に進む決意をした。


勉強会の立ち上げ


私の栄養学の土台は、7年間学んだ代替医療のドクターの食事法です。
このドクターはアメリカの酵素栄養学を基に、
食事療法でがんや難病の治療を行っていました。

ドクターは
「薬は使わない、必要がない。自分で治す力を応用するんだ」
と、いつもおっしゃっていました。

私は健康だったのですが、ドクターの食事法を実践すると、
1年で体重は10kg減り、なにより体調が良くなりました。
今までの人生で一番活力が湧いた感じでした。

こんなにも変われるのか!
もう病気になる気がしない。
むしろ、さらにパフォーマンスを上げたい!

そして、こんなに素晴らしいことをもっと多くの方に伝えたい!
そんな思いがこみ上げてきました。

そんな時、ドクターから
「友人を中心に会を作り、勉強会を開こう!」と提案がありました。

私は、事務局をやらせてくださいと申し出て、
会費制の任意団体「蘇生会」を作りました。

最初のメンバーは、関係の深いサプリメントメーカー、代替医療機械メーカー、気の療法士、回復した患者さんの家族などで構成されました。

懇親会を通じて会の基盤を築いていきました。
年に3回の講演会や会報の作成、総会、理事会などを行い、
年間6千円(月500円)の会費を徴収しました。
事務局は私の自宅に設けました。

NPO法人へ

2年ほど続けると、会員も600名を超え、運営スタッフも増員。
さらに、「ファスティング合宿」や「酵素栄養学講座」「料理教室」も
開催するようになり、活動が充実してきました。

そこで、正式な会にした方が良いとの意見から
私たちは「NPO法人」になることにしました。

あくまで人助けの会であり
ここで利益を前に出さないほうが広がると確信したからです。

また、治療はドクターが行い、
NPOでは予防の面をしっかりと教えたいと思っていたからです。
ホームページも作成し、認知度も高まってきたため、
さらなるチャレンジとして「専門講座の開設」を準備しました。

専門というのは、ドクターや看護師、薬剤師など
医療関係者や栄養学、料理家などの食のプロ向けの事です。

これまでのNPOで学んだアメリカの酵素栄養学の現地のドクターに
テキストを監修してもらい、プログラムを完成させました。

専門講座は、1年半の9回コースで料金はかなり高額ですが、
50名ほどの参加者がり、一気に収益が増えました。
これにより、スタッフにも報酬が支払ったり、
新しいチャレンジも出来ると会が盛り上がってきました。

突然の崩壊

3回目の開催を重ねた頃でしょうか…
大阪や福岡にも展開したいと講師のドクターが決まってきたころです。

いきなり会が分裂したのです。
お金が絡むようになると、意見がわかれ
「ガツガツする方向」と
いやいやもともとボランティアの会なので
「ゆっくり拡大する方向性」との間で対立が生じたのです。

なんと最初から会を立ち上げたドクターは、
前者の方で先導し始め、
私は後者であったので、完全に分かれてしまったのです。

ドクターを看板にしていた会でしたから、
ほとんど人がドクターに着いて行き
私の方にはほんの数名しか残りませんでした。

そして、ドクターは新しい任意団体を作り、離れていきいました。

私は、信頼していた仲間と一緒に作り上げた会が一瞬で崩れ落ち、
途方にくれてしまいました。
幸い、残ってくれた仲間が、会は存続させようと言ってくれて
NPO法人としては継続しています。

ただ、現在は活動を中止しています。

新たな道へ

この事件から7年経ちました。

一時はこのどん底から立ち直るのには時間がかかりましたが
家族や仲間のために頑張りました。

ここでも看板を外された自分を体験させてもらい、
自分の個の力のなさに再認識させられました。

この経験が私に自己啓発の必要性を教えてくれました。
もっと強くなければ!
自分で学び、自分で立ち上がらなければならない。
本当の自立に向けて
そして、自分の力でどこまで出来るかの挑戦が始まりました。


これまでの経験を活かして、新たな道に進むために行動しよう!
今までに培った経験を土壌に変えて、新しい種を蒔こう!
必要なのは陽光と水があれば必ず育つ。
精神力が肥料(栄養)になるだろう。
小さくても一歩ずつ前を向いて進んでいこう!
そう決めたのでした。