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私がファスティングにとりつかれた理由Vol.1

年間のファスティング期間は42日間

私は現在、年間6回くらいのファスティングを行っています
内容は、準備食2日間・断食3日間・復帰食2日間の
7日間コースを「年間6回」です。

1年間で、7日間だと42日間。
断食期間だけでも18日間もやっていることになります。
自分でもちょっとびっくりです。

なぜ、こんなにファスティングにはまってしまったのでしょうか?
今回からこの理由をお話します。

私がファスティングにとりつかれた理由

初めてのファスティング

思い起こせば、初めてファスティングをしたのは20年くらい前です。
会社を起こし、販売する商品として、米ぬか粉と酵素ドリンクをOEMで作りました。どのように販売しようかと模索するなか、
酵素ドリンクを使ってファスティングをやるプログラムを見つけました。

300ccくらいの瓶が3本セットになっていて、
一日1本を飲み、他には水だけを飲むマニュアルでした。

早速購入して、やってみるのですが、
ドリンクの味が甘苦く、あまり美味しいものではありませんでしたので、
途中で止めてしまいました。
なんとなくの方法がわかったので、今度は自分の商品でファスティングを
試すことにしました。

一人では心細いので、友人3名を誘い、
4人(男女2名)で伊豆の貸別荘で2泊3日でやることにしました。
米ぬか粉もせっかくだから入れてみようと、酵素ドリンクと合わせて、
お腹が空いたら飲む、という感じでした。
水も500mlのペットボトルを買い込み、出来るだけ飲む、
という形でやってみました。

一日目の夜、女性の一人は頭痛を訴えて、もう起きてられないと寝込んでしまいました。私はそれほどでもなかったのですが、
二日目の夜には、頭痛と倦怠感が出てきました。
他の二人も同じような症状が出ました。

「ファスティングは体に悪いのか」
「いやそんなことは無いはず」
「きっと終わり頃には無くなる」そう思い続けました。

三日目(最終日)の朝を迎え、どうかと確認しましたが、
まだ体がボーとした感じで、すっきりした感は出ぬまま帰途に着きました。
ファスティングって「そんなに気持ち良いものではないなあ」というのが
最初の印象でした。

本当のファスティングとの出会い

しばらくして、私の前の記事
「がん患者とのファスティング体験 」
で書いたように、
代替医療のドクターが行っているファスティングを体験するのです。

ここでの大きな違いは酵素ドリンクを使わず
糖質を極力抑えて、生野菜のすりおろしと梅干しのみを使うことでした。

ドクターいわく、
「ファスティング中、糖質は極力入れない。ブドウ糖はがん細胞のえさになるからね。そして、糖質を入れないと筋肉や体脂肪を壊し、エネルギー源にするので、古い細胞を壊すんだ。」
これがその理由でした。

私は、この方法でやったファスティングで、初めて心地良い「すっきり感」を感じたのです。毒素が抜けて体がクリアになった気分でした。
「これがファスティングの効果かー!」
しっかりと体感出来ました。

新たなプログラムを!

そこで、この方法に近いプログラムを模索するのです。

というのは、
私は病気の方を対象にするのではなく、
病気までいかないまでも、
体調不良をかかえていてもっと体調を良くしたい人
または、さらにパフォーマンス上げたい方に伝えたいと思ったからです。

「ここまで糖質制限しなくても良いかもしれない」
「期間も一週間もやらなくても良いかもしれない」
という思いもあったのです。

そこで、プログラムを独自に作り、合宿形式で試すことにしました。
口コミで一度に10人くらいを集めて
伊豆の大きめの貸別荘や温泉地の旅館、山梨の別荘地などで
年に3回くらいやり続けました。

どのように変えたかというと、
ファスティング期間は、2泊3日くらいでないと参加者が集まりにくいので
3連休の時に行いました。

野菜おろしが何度も出てくると飽きてしまいます。
低カロリーのスムージーに変えてみました。
朝は冷えるので、梅醤番茶を出してみました。
最終日の朝には、生フルーツを絞ったジュースにして、ここで糖質補給をして終了という形に変えました。このフルーツが体にしみるのです。
今まで不足していた糖質が入り、一気に元気になります。
「ここまで頑張って良かった!」となり、元気に解散出来ました。

データ分析からの更なるファスティングへ

この合宿をブラッシュアップしながら5年くらい続けました。
この間、体重、体脂肪率、内蔵脂肪、筋肉量、基礎代謝、BMI、体内年齢、骨量、水分量などのビフォアフターを測定して、データ分析をしました。

そして、ファスティング時の
「体の変化」「代謝の変化」「心の変化」など何がどうなるのかの
研究を続けたのです。
体重が落ちるのは、筋肉か体脂肪か、水分量の変化、基礎代謝の変化など、男女比、BMI比、体内年齢比などから効果性が見えてきました。

そして次のステップとして、
ケトン値と血糖値の測定を始めると、驚くようなことがわかりました。
そして、そこから合宿の方法が大きく変わるのです

続きは次回へ!