見出し画像

氣の概念に素直になれる人なれない人

氣とは、ヨーガや気功、あるいは東洋医学、伝統的な武道の世界で広く信じられてきた気(Qi)やプラーナ(Prana)、生命エネルギーの流れのことを指している。科学的に証明されている訳ではないが、古伝の伝統的な知恵のなかでは、肉体と呼吸を整えることが生命エネルギーの循環を高めていくと考えているのである。
「気は役に立つ人には役に立つ」と言ったのは五木寛之さん、まさにその通り。昔の人が生命エネルギーの循環を高めると言っているのなら、やってみる価値はあるのではないか? 
しかし、世間は「やった感」をあおる集客に重きを置く『商業主義』であふれています。
五木寛之さんや『弓と禅』の著者オイゲン・ヘリゲルさんの様な出会いと、相当の根気が必要になります。
(気は形「型」についていく)
立ち姿勢、座り姿勢、歩行、ヨーガ、坐禅や瞑想もそう。
(気は動作についていく)
気功や合気や太極拳やカンフーや空手の型など。歩行禅も含まれますね。個人的には空手の三戦はいいね。
(気は意識についていく)
しじま(静寂)の中にある時、もっとも自然な流れを生む。癒しや合気などの武道では意識に乗せる時もある。膨張圧縮、上昇下降、軽い重い、変幻自在。
氣の循環は、『整った肉体と呼吸』の上で初めて再現可能になります。
商業主義で広まったエンターテイメントなヨーガ、気功、太極拳、瞑想などを長年やっても単なる体操、スポーツです。
スポーツは引退がつきものです。

海原PJ2020・1-89


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?