しぞーかおでんの聖地へ おでんと日本酒を楽しむならココ! ー 青葉おでん街 こうたろう ー
寒い季節
とくれば、おでんと日本酒、ですよね~
ということで、茶畑を歩いた後、本日は静岡おでんの聖地、静岡駅ちかくのおでん街にやってきました。
静岡駅からだと、歩いて15分くらいでしょうか
有名なおでん街は、大通り(国道362)を挟んで2か所、「青葉おでん街」と「青葉横丁」があります。紛らわしい名前ですね・・ 街と横丁・・
ずっと来たかった静岡おでんの店
愛知県からだと、近すぎて泊ることがない静岡駅周辺
今回は、近くに宿をとり、万全の態勢なのだ。
プラモデル
プラモデルの街としても有名な静岡
ホテルの案内板もこんな感じ、
◇◇
さて本日、我ら「なぐなぐ一味」が選んだお店は、青葉おでん街にある「こうたろう(幸多路)」
青葉通り沿いから路地に入って、右手数軒目のお店
こじんまりとした店内。L字型のカウンターの短い方に2人、奥に向かって長い方に4人座ることができる。いや頑張ればもう2~3人いける。
そして、カウンター客席側奥の壁には、酒冷蔵庫。最奥に座るとお酒係を任命される(笑)
赤星しみしみ
サッポロ赤星の瓶ビールがあった。
信頼の赤星。このビールがある店は、こだわりの店、間違いない。
かんぱーい!
さっそく、おでんをオーダー
左下から順に、黒はんぺん、白焼き、大根、たまご
あ”~っ!!
魔法の粉をかけるのを忘れた。
だし粉をかけなければ、静岡おでんは完成しない。この店では、だし粉、青のり、だし粉+青のり、3種類の粉缶が用意されていた。好みに応じてどうぞ! 私は、だし粉たーっぷり、青のり少々が好み。
牛すじと鰹節からとった出汁がしみたおでん、
見た目の黒さとは異なるさっぱり味。
見慣れない白焼きとは、鱈の白身と山芋をすって練ったもの(女将さん談)、初体験のおでん具だ。ねっとりシミシミで、うまい。
早口言葉日本酒
日本酒好きな方なら、
女将に、日本酒って何がありますか?
と聞いてみよう!
「いそじまんきくよいこっこうしょうせつはつかめかいうんはくいんまさむね、そして、がりゅうばい!」
え!?
女将の早口言葉で、すべて銘柄が分かった方、
しぞーか日本酒検定合格です。笑
正解は
「磯自慢、喜久酔、國香、正雪、初亀、開運、白隠正宗、そして臥龍梅」
呑んだことの無い銘柄、「國香(こっこう)」をいただく
小さな蔵なので、県外にあまり出回らない。
キリっとした味わい、
柔らかなお酒が多い静岡の日本酒、その中では硬派なのだ。オス!
あげあげ
キリっとした日本酒に合わせるのは
黒はんぺんと、ハムカツ
の揚げ物
アツアツ、ハフハフ、
揚げたてのままソースにドボン
生パン粉使用で、ふんわりサクサクしみしみ
気分もアゲアゲなのだ。
空席
お酒係を務めていただいた家族連れが、立ち去る
すぐに、入れ替わりに若者が来客
再び、お酒係に任命された。
横浜から一人で来たらしい。
セルフサービス
最近、会社で後輩と雑談していて、驚いたことがある。
それは、ガソリンスタンドで、セルフサービスのお店を選ぶ理由だ。
安いから
ではないのだ
店員とのやりとりがきつい
とのことであった。
ガソリンスタンドって、そんなに雑談しない気がする。それでも、見ず知らずの他人との会話がしんどいとのこと、
私も若い頃は、飲食店での会話は苦手であったが、旅を重ねることで免疫がついてきたようだ。そして、コロナ禍を通して、見ず知らずの方々と肩を寄せ合いワイワイやれる幸せに気づいた。
ディープな空間ですが、昭和に浸れる空間。
女将との会話、常連さんとの会話、ぜひ楽しんで欲しい。
きたねぇほう
続けてオーダー
上から時計回りに、ふわ、わらぞうり(油揚げ)、桜海老天
今回は、魔法の粉忘れなかった。
「ふわ」とは、牛のホルモン(肺)とのこと、名前の通りふわふわで初めての食感でした。
先ほど、深酔い状態で入ってきたおじさん2人組が、携帯電話をスピーカにして誰かとしゃべっている。もう一人に、店を伝えているようだ。
「どっちにいるの?」
「きったねぇほう?」
「そうそう」
女将さん、思わず会話に割り込む
「きったねぇほう、って失礼ねぇ」
こういったやり取りを、眺めているのも楽しい。
つづいて
白隠正宗と、磯自慢をチョイス
白隠正宗は、ちかごろ純米酒のみの生産に切り替えた酒蔵。醸造アルコール添加を撤廃。首都圏を中心に人気が出てきている蔵だ。
今回呑んだ中では、私の一番の好み。酸味が効いていてコクもあり、魚系練り物おでんにぴったり!
磯自慢は、はい、安定の美味しさです。やはりうまい。
愛知県では入手困難な銘柄、ありがたくいただく。
最後に
厚揚げとちくわぶ、魔法の粉をたーっぷり
色んな方との会話、そしておでんと日本酒
ホテルへの帰り道は、こころも体も、満腹で暖かった。
次回は、鉄分たっぷり、
しぞーかの電車&廃線タビをお届けします。
おっ楽しみにー!
(つづく…)
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