大井川鐵道 井川線で行く 廃線散歩 ー 晩秋の静岡(しぞーか)ガタゴト旅 ー
本日は、なぐなぐツーリスト(なぐツー)のツアーに参加いただき、ありがとうございます。 先週に続いて、しぞーかの旅へと、ご案内いたします ♬
本日の旅程は、
です。
集合は、千頭駅に朝9時で、お願いします!
昨夜しぞーかおでんを堪能した静岡駅からは、車で一時間ちょい。国道362号は、道幅が狭い割には対向車も多いので、ご注意を
大井川鐵道
大井川鐵道は、金谷駅から千頭駅までの大井川本線と、千頭駅から井川駅までの井川線の2路線を運行する。
本当は、金谷駅から千頭を経由して井川駅まで、全線制覇の電車タビをしたかったのだが・・
バス路線が繋ぐ
やむなく
千頭駅
西から接近しつつある低気圧の影響か、昨晩からの強い風が吹いている。見晴らしの良いトロッコ車両も連結されていたのだが、今回は断念。
それでは、世界の車窓からのメロディーを、頭に思い浮かべながら
しゅっぱーっつ!
連結器が小さく吠える、かちゃん!
説明しよう!
ここで、井川線について説明しよう
まず、線路幅。上掲写真の通りちっちゃい車両なので、線路幅も狭いと思いきや、JR在来線と同じ線路幅。車両だけが(狭い山の中を走るために)小さいのだ。(もともとは、ダム建設の資材運搬のために造られた路線なのだ)
そして、井川線といえば「アプト式」として有名
途中に、勾配がきつい箇所が1か所あり、鉄車輪がすべってしまうのだ。
そんなときは、
「ちゃっちゃらちゃちゃ、ちゃーちゃーちゃー♬」(ドラえもん風に)
「はぐるまー!」
線路にギザギザレールを追加します。そして、車体側にも歯車をつけて、ガシャン! これで、急坂をガシガシ登るのだ。これが、アプト式。
お待たせしました。
ただいま9時25分、始発列車発車しまーす。
改めまして、しゅっぱーっつ!
井川線の車窓から
それでは、車窓からの景色をお送りしまーす。
出発して暫くすると、沿線に茶畑が広がる。
高級茶として名高い川根茶だ。お土産にどうぞ、
土本駅に到着
駅近くに数軒の家が点在。高齢者数人が住まう限界集落。
沿線に道路が出来るまで、この井川線が唯一の交通機関であった。
アプトいちしろ駅
ここで、アプト式電車と合体
ここから長島ダム駅までは、通常の気動車(ディーゼル機関車)ではなく、アプト式電車でぐいぐい押して進む電化区域。
合体の様子を見たい方は、車外に出られるので、ぜひどうぞ!
オイラは・・
花より団子!
行楽シーズンのみ売っている柏餅に並ぶ、通称「アプト餅」
実は朝、移動途中で昼食を買出しする予定が、国道362号にやられた。道の駅どころかコンビニもなーんにもないのだ。千頭駅の売店も10時開店で間に合わず、終点の井川駅周辺も飲食店なし!との車掌さん情報。
おやつを補給できて、少しホッとしたのだ。
長島ダム駅
ここで、電化路線は終わり、後方のアプト1号2号ともお別れ
パンタグラフが電車の証
突然ですが
ここで、ひとつ、くいーず!
この井川線の車両、通常は存在しているとある設備(部分?)が無いんです。なーんだ?
ヒントは、今まで出てきた写真や文章の中にあります。
正解は!
コレ!
バスの最後部のようなベンチシート。
そう、隣りの車両に移動する手段が無いんです。
ということで通常の電車の連結器は、車両同士をつなぐ鉄板(通路)の下に隠れてしまうんですが、こいつは丸見え。連結作業もよく見えます。
だから、乗る車両選びも重要なのだ。オープンデッキのトロッコもあれば、窓があかない車両もある。私は、景色を撮りたかったので、窓のあけられる車両をチョイスしたのだ。
機会があれば、長島ダムも散策してみよう。
ダムを歩き、上から眺めると巨大さに圧倒される。そして、このダム建設のために川根町の40戸あまりが底に沈み、この井川線自体も沈んでいる。
あれ?
いま井川線に乗っているじゃん、沈んでないじゃん
いえいえ、実はダム建設のために・・
おっと
今回はここまで、大井川鐵道井川線の旅は続きます。
そして、井川駅からは、廃線散歩と井川湖へ・・
ひっぱります(笑)
(つづく…)
今回のしぞーか旅を最初から読んでない方、コチラへ
鹿児島の電車タビもどうですか?
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