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食を通じて、本当に必要な"健康的に生きる力"を育てたい~世界女性デーに向けてインタビュー

今年度の活動を考えたり、ホームページも見直していると
ここ数年で、ちょっとずつだけど変化、成長していることに気付きました。

そんな時に、とても良き壁打ちと、頭の中の整理をしてもらうため
ライターさんにお願いして頭の中の整理をしました。

文章のプロに質問してもらいながら、引き出しを整理整頓してもらい
引き出しの奥に眠っていた宝物や、引き出しの中で不要になってしまったものが見えてきてハッとすることも。

普段一緒にいる人や、近すぎるから見えなくなってしまうものもあって
ちょっとした会話の中からハッとさせられたり
大切にしていたけど、見ないようにしていたものに向き合うきっかけになることもあるので

やっぱり環境を変えること、普段話さない人と話すこと

って定期的に大事だなって思います。

そんなわけで、ちょこちょこと私の現在の活動や、やりたいことの棚卸しをしつつ書き残しておこうと。

食育料理家として活動していますが、現在は料理と、企画やディレクションのお仕事が半々の割合、もしくは
企画ディレクションの方が7割くらいかもしれません。

私の、現在の活動と想いを言葉にすると

大事なのは「栄養」だけじゃない!
食を通じて、本当に必要な"健康的に生きる力"を育てたい

そう。。。。「健康的に生きる力」

これ、当たり前の事なんだけどすごく大事なことだと感じます。


大事なのは「栄養」だけじゃない!
食を通じて、本当に必要な"健康的に生きる力"を育てたい

●コンセプトは「心と頭と経済の健康と豊かさ」

老人ホームの仕事で"最期の食事"に関わる機会が多かったことや、祖母や祖父の介護などを通じて、私は若くして「最期まで食事をとれる人は、実は少ない」と知りました。

加えて、身近な人が心身を患ってしまった経験から、
「健康」や「死生観」に対する意識が増していく日々だったのです。

そのため、いつしか「食を通じて、心身ともに健康な人を増やしたい」と思うようになり、料理家の道を歩み始めました。

2007年に起業し飲食店を経営する傍ら、企業や自治体とタッグを組んで
青森県の食育に携わるようになったのも、この考えが原点です。

ただ、この10年ほどで、新たに気が付いたことがあります。

栄養満点の食事を毎日とれば、それだけで健康的に生きていけるわけじゃない。

身体と心が健康だったとしても、「生きていくための」「やりたいことに挑戦するための」
お金がなかったら…?

栄養のある美味しい食事をとりたくても、地球環境の悪化によりそれが叶わなく
なってしまったら…?

さまざまな要素が揃って初めて、人は健康的に、元気に生きていくことができるのです。

今、私が大切にしているコンセプトは「心と頭と経済の健康と豊かさ」。

栄養バランスのとれた食事だけではなく、さまざまな面から健康的な生き方やライフスタイルを作るサポートをしていきたいと考えています。

●料理を切り口にすれば、"元気に生きる力"を育める

女性先輩起業家からは「あなたは人を育てられる人になりなさい」と、
子どもからは「ママは、先生やっている時が一番いいと思う」と言われたことから、
ここ数年は「伝えること」「教えること」に楽しみややりがいを見出し活動してきました。

食育は、ただレシピや”美味しい料理の作り方”を教えるだけではありません。

レシピはネット上に溢れ、「存在しないレシピ」を探すことのほうが大変な現代。
そんな中「自分に必要な食事や生き方ってどんなものだろう?」と、
自らが考え、行動にうつせる力が求められているように思います。

よく例に用いるのが、カレーライス。
料理教室で「自分が美味しいと思うカレーライスを具体的に想像してください」と生徒さんたちに伝えると、誰一人として同じカレーライスを想像している人はいません。

自分にとっての「美味しい」は、誰かにとっての「美味しい」とは違う。
それと同じように、自分にとっての「幸せ」は、自分だけのものなのです。

自分にとって、どんな状態が「幸せ」なのか。具体的にイメージし、そこに向かって
「どんな努力が必要なのか?」「どんな要素があれば実現できるのか?」を
自発的に考えられる人を増やしたいですね。

料理を切り口にすれば、実にさまざまな力が身につくと考えています。

例えば、アウトドア食を学ぶことで、災害時の生き抜く力が身につきます。
ガスが使えない時に、どうやってお米を炊くのか?缶詰は自分で開けられる?
水で戻せば食べられる乾物をストックしておくことも災害への備えになります。

入口は料理でも、得られる学びは食にとどまらない。これこそが食育の可能性ではないでしょうか。

このように、食育を通じて人々の"元気に生きる力"を育んでいくことが、
今の私の役割だと思っています。

●互いに強みを生かして共通ビジョンを追いかける仲間を増やしたい

どんなに「こんなことを実現したい!」と強く思っていても、
私一人でできることには限界があります。

これまで学校などの教育機関、医療機関、自治体、企業など、
さまざまな現場で研修や講演を行ってきましたが、ふと
個々の活動が「点」で終わってしまっているような違和感を覚えるようになりました。

「本当に伝えたい人に、伝わっていない気がする…」

そんな違和感を放置せず解消するために、これからは活動を「点」で終わらせず、
点と点を繋いで「線」をつくっていくことに重きを置きたいと考えています。

それぞれの現場が強みを活かし、同じビジョンに向かって連携していかなければ、
きっと世の中を変えることはできません。

私と同じように、食育を軸に「他の機関と連携して”できること”の幅を広げたい」
「点と点を繋ぎ、広い意味で"チーム"として同じゴールを目指したい」
とお考えの方がいらしたら、ぜひご一緒したいです。

特に30歳を超えた頃から、私は「外に出ることで得られる学びの多さ」を知りました。

青森県内での活動はもちろん大好きですが、
今後は県内外、国内外問わず、どんなところにも赴いて活動したいと思っています。

小学生の息子も一緒に連れていって、仕事をしている私の姿を見てもらうのも良さそう…と想像するのもワクワクします。

そうして”生き生きと働く女性”を自分が体現することで、
特に地方に住む女性に「こんな生き方があってもいいんですよ」と勇気を届けられる存在になれたら嬉しいです。


そんなわけで、現在、新しいプロジェクトを立ち上げてみました。

女性の夢応援‼ ACTIVE WOMAN PROJECT

成功するかはわからないけど
このプロジェクトを始動してから
今まで話してみたかったけど、なかなか話すきっかけのなかった方達に
お声がけしてみたら、とっても快く賛同してくれたり

一緒に何かやりましょう‼︎

と言ってもらえたり。

新しい自分、原点、初心に返った気持ちです。

成功の定義はわからないけど
日々、仲間やスタッフと話し合う時間から
勉強になることも反省も沢山で、、さらに支えてくれる仲間の大切さに

感謝の気持ちが生まれたり

まだまだ生み出せるものがものが沢山あるんだなぁって成長感じています。

私は文章は下手くそですが、言葉にはエネルギーがあるなって
思っているので、伝わってくれる人に、想いが繋がって
一緒にいいものと時代を作って行けたらいいな♡

現在、2023年3月のなぎさなおこはこんな人です↓↓
まだまだアップデートしていきます✨

息子と移住体験先の赤穂で♡とっても海が綺麗だった。

【プロフィール】

なぎさ なおこ
(食育愛情料理家/株式会社フードコミュニケーション 代表取締役)

2007年「食のチカラで病気やケガの予防に貢献する」をコンセプトに飲食店を開業。店舗運営の傍ら、これまで延べ3万人以上に対し料理講座や働き方関連の講演を行っており料理だけにとどまらない"健康的なライフスタイル"の提案に力を入れている。
スポーツ強豪校の「遠隔寮母」として生徒たちにアスリート食の料理法を教えるなど、リアルとオンラインを効率的に使い分けながら活動の幅を拡大中。
今後はさらに、さまざまな企業や自治体との連携を強め、
食育を軸に「心と頭と経済の健康と豊かさ」の普及を目指す。プライベートでは2児の母。

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Special thanks

coco
ライター・編集者。JICA、佐賀県ユニセフ協会、フリーのWEBライターなどを経て、
2020年に株式会社PR TIMESへ入社。ビジネス系WEBメディアを2年半担当した後、
家庭の都合により退職。現在はタイのバンコクにて広報PRのプロボノ活動中。
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