見出し画像

1枚から始められます!ときめきというスパイスをあなたにも

岐阜県多治見市。古くから美濃焼で有名なこの地方には、食器などの焼き物を扱う会社が数多くあります。今年(2021年)で創業102年目になる陶器の企画販売会社「日比野陶器株式会社」では、これまでプロ限定で取引してきた業務用食器を個人でも楽しんでいただけるよう、インターネットによる通信販売事業を始めました。1枚のお皿が持つ力を感じていただけたらと思います。

<登場人物> 

画像6


日比野哲也(日比野陶器株式会社 代表取締役)
岐阜県多治見市で業務用食器の企画販売を行う会社の3代目社長。
シャイな笑顔がチャーミング。

画像10

なぎさなおこ(食育料理家)
青森県八戸市から、健康で幸せな「今日」を高める情報を料理に載せて発信中。飾らない笑顔がパワフル。

《プロ専用の食器があります》

画像2


なぎさなおこ(以下、なぎさ): 素敵な背景ですね!壁紙ですか?

日比野哲也社長(以下、日比野): ありがとうございます。自社のショールームから接続しています。

なぎさ: すごくオシャレです!バーチャル背景に欲しいです
この10月から、一般の方へ向けた陶器の通信販売を始められたそうですね。それまではプロ専用だったのですか?

日比野: はい。弊社は飲食店向け業務用食器を専門に扱う会社です。具体的には商品の企画販売という仕事ですね。使用して頂いているお店は幅広くありますが中には有名ホテルやミシュラン星付きレストランなどもあります。取引先のご担当者と共に器をデザインするところからお仕事させていただくこともあります。
なぎさ: 食器に「プロ用(業務用)」と「一般用」があるって、意外と知られていないかもしれませんね。

日比野:そうですね。私どもは、美濃焼を中心にトレンドに合わせた器をメーカーさんと共に企画セレクトなどをして販売を行っています。お客様のご要望き応じた器の作成なども行っております。また、割れたり欠けたりで後々の補充にも対応出来る物流体制があり器の供給基を担っています。

画像3

一般のご家庭では、軽いとか、割れにくい、重ねやすい、使い回ししやすいなど、食器に求められる基準があると思います。業務用では、取引先の要望で、変わった形や色の食器や、とにかく見た目にこだわった、つまり、トレンドに合わせる事を重視する中で重いとか、重ねにくいなど、一般のご家庭には扱いが難しいものも企画・販売しております。

《コロナ禍が見せてくれた、「あなた」の存在》

なぎさ: コロナ禍ではやはり経営的に影響がありましたか?

日比野: もちろんです。私たちの食器を使ってくれるのは飲食店さんですから、少なくない影響がありました。ただ、そんな中で聞こえてきたのが、一般のお客さんの声でした。

なぎさ: 私は八戸でカフェを経営していますが、お客様においでいただけないのは本当に悔しいです。はじめの頃は「せっかくの『おうち時間』だから」と自炊を始めるかたも増えたりしていたのですが、だんだんと、ね。自粛疲れって、自炊疲れ以上にか、欠乏感がありますよね。

そんな中で、私自身も感じたことの1つが、家で食べるご飯の味気なさでした。毎日の普段のご飯は、今まで通りでいいと思うんですよね。でも、特別な時も、いつものテーブルでいつもの食器でっていうことが続いていて。何と言いますか、「足りない」という声が、日増しに大きくなるのを感じました。

で、そんなときに日比野さんと知り合うきっかけがあって。

日比野: 食器の在庫の話になりましたね(笑)

なぎさ: 有名なホテルやレストランで使われているお皿が、倉庫にたくさん眠っていると(笑)

画像7

日比野: どうしたものか…と悩んでいたら、

なぎさ: 欲しい人、いますよ!私も欲しいし、みてみたい‼︎

特別な時に行くお店の食器って、やっぱり特別だったりしますよね。ナイフやフォークが当たったときの感触や、ずっしりとした重厚さが、実はお料理を引き立てていたり。絵画のような盛り付けが映えるお皿とか、印象的な演出もお皿からですよね。「ときめき」はお料理のスパイスにもなりますから。

例えば、記念日にレストランへ出かけてお食事をすること。もちろん、高級な食材をプロが調理してくれて、美味しくいただける。これは外食の楽しみですよね。それだけではなくて、同じくらいに大切なことを、コロナ禍の私たちが欲しているのです。部屋のしつらえ、照明、音楽、サービス、そして、食器。ちょっと奮発してでも良いお店で食べたいと思うとき、そういう特別感も一緒にいただいているというか、そこも味の一部じゃないですか。むしろ、味の記憶すら左右する、重大なポイントなんです。ここは本当に強調したい(笑)

日比野: 例えばコレ、大きくて深い青色の丸いお皿。我ながら非常に美しいと思っていますが、使い勝手としては、いかがでしょうか?難しくありませんか?

画像4

なぎさ: 紺色の食器って、意外どんなお料理にも合いますよ。こんなに素敵なお皿なら、プレートスタンドで部屋のインテリアとして飾ってしまってもいいと思います。

《手探りの冒険とチームプレイ》

画像8


日比野: 手始めに通販サイトを立ち上げましたが、とにかく全てが手探りです。サイト自体はもちろんプロにお願いして、スッキリ、かつオシャレに仕上がったと思います。

なぎさ: 拝見しました。スタイリッシュな盛り付け例がたくさんありますね。写真集のような、プロの技とセンスが光るサイトでした。同じように、私たちもお互いが得意なことを出し合うのが良いと思います。岐阜と青森、距離はなかなかに離れていますが、オンラインなら一瞬で繋がりますし。日比野さんは素敵な食器、私はそこに盛るお料理が得意ですから。

画像11

日比野: いろいろなかたに、盛り付けも楽しんでいただけたらいいですね。

なぎさ: やっぱりお皿って、お料理が盛り付けされてナンボ、という面はあると思うんです。私のお料理教室の生徒さんからも「盛り付けが難しい」という声は、本当によく聞きます。器の持つイメージと、お料理の盛り付け方には相性があるのですが、まだまだ知られていないようです。

日比野: 実際、知らないですよね。

なぎさ: そこでご提案なのですが、動画配信をしませんか?私は、お料理や盛り付けのこと、日比野さんは食器そのもののこと、動画を見てくれたたかたにお伝えできることが、たくさんあると思うんです。この「ときめき」をたくさんの方と共有したいです。

画像9

《あなたの声が聴きたい》


日比野: 面白そうですが、自分が喋るというのは…。話すことなんであるでしょうか?

なぎさ: 日比野さんは、実際に食器を見たり触ったり、盛り付けたりした人の感想を聞いてみたいとは思いませんか?

日比野: あぁ、それはもう、是非!

画像12

なぎさ: 同じように、日比野さんの食器に興味を持った一般の方は、日比野さんに直接聞いてみたいこともあると思います。販売店では聞けないような専門的な質問も、日比野さんになら答えていただけそうですし(笑。「すごく素敵なお皿だけど、家庭料理にも似合う?」という心配なら、私が、簡単で映えるレシピや盛り付けをご紹介することもできますよ。

画像5

そうしたら、実際に作ってみたかたからのリアクションも気になりますよね。SNSならそれも簡単にできますから、始めましょうよ!

私はInstagramのライブ配信機能が使いやすいなと感じています。配信を見てくれているかたからオンタイムでコメントをいただいたりするのは、楽しいし励みになります。そこで商品紹介まですれば、流行りのライブコーマスです。オンラインで繋がって、実際にリアルに伺う楽しみもできますし‼︎

日比野: 疑問や質問、いいですね。弊社はこれまでB to B企業ということで、最終的にその食器でお料理を召し上がるお客様との接点はありませんでした。この機会に、小さくても繋がりが持てるのであれば、とても嬉しいことです。


《まとめと告知》

日比野陶器✖️なぎさなおこコラボ

画像13


instagramライブの中で、食器の選び方から楽しみ方、お料理の盛り付けのエッセンスを配信していく予定です。↓以下フォローしておいてくださいね。
日比野陶器→https://www.instagram.com/hibino.touki/
なぎさなおこ→https://www.instagram.com/nagisanaoko/

〜第一回の様子はこちら〜

・日比野陶器では一般のお客様向けに、食器のネット通販を始めました。
https://hibino-pottery.com/

【登場人物プロフィール】
日比野哲也 日比野陶器株式会社 代表取締役
創業1919年。岐阜県の美濃焼産地で業務用食器を一貫して扱っており、全国のさまざまな飲食店で食器を代理店を通じて卸しています。現在は付加価値を高めたHIBINO JAPANの器を作成してミシュラン星付き店や高級ホテルなどで使用してます。
料理が彩る器を作り続ける事を理念として美濃で活動しているお茶目な男です。
https://www.hibino-touki.co.jp/


なぎさなおこ 株式会社フードコミュニケーション代表 食育料理家
2007年「食のチカラで病気やケガの予防に貢献する」をコンセプトに飲食店を開業。店舗運営の傍ら、料理講座や働き方関連の講演にも積極的に登壇。文字通り「一生の付き合い」となる食の場面を豊かにする知恵や元気を発信し続けている。モットーは『food is gift〜食べ物は毎日できる身体と心へのプレゼント〜』『贈り物を選ぶように、食事を選ぶ事』を提案し、食のある健康な空間と環境づくり作りに愛情と情熱を注いでいる。エクスマ大阪96期。

note ノート 記事見出し画像 アイキャッチ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?