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仕事の心得を教えてくれた人

私がこれまで出会ったきた人で影響を受けた人を紹介したいと思う。




新卒で入社した会社で、ジェネラルマネージャーをしていたガイさん。



私は当時入社したばかりの下っ端だから、ガイさんなんて畏れ多くて呼んだことないけど、ベテラン社員はガイさんと呼んでいたので、私もここではガイさんと呼ばせていただく。



ガイさんから、仕事の心得を教わった。




もちろんこれまで色々な上司にお世話になり、仕事の心得は教わってきたのだけど、なぜかガイさんに教わったことだけは今でもずっと心得ている。それだけ当時の私には響くものだった。




たしか社会人2年目の頃だったと思う。毎年行われる考課面談。そこでは、1年の自分の頑張りをアピールをしてボーナスの額がその評価によって決まる、というものだった。



私が配属されている営業部のトップがガイさんだったので、ガイさんと考課面談を行った。その時に、今の仕事についてとか、仕事で困っていることなど、いわゆる悩みごとを聞いて下さった。



1年目から2年目になったタイミングでチーム変更があり、新しく配属されたチームの上司からバチバチにしごかれていた。私の社会人史上最強と言ってもいいぐらいの辛い時期だった。



そんな時期だったから、上司に何度も怒られてしまうことを話した。なんて伝えたかは覚えてないけど、とにかく上司によく注意を受けて、うまくいってないのだと。



そこで、ガイさんがアドバイスしてくれたこと。




先手必勝



良いことも悪いことも、聞かれる前に自分から先に報告する。



という至ってシンプルなものだった。



上司から聞かれるよりも前に、自分から報告する。これをするのとしないのとでは、上司の受け取り方も全然違う。



とくに悪い報告なんてのは、先手の先手ぐらいがいい。とにかく少しでもこれは良くないことになりそうだと察知したらすぐに相談する。自分でなんとかしよう、とか、事が起こってからの報告なんてしていたら、結局自分が首を締められることになるだけ。



言いにくいとか、言ったら怒られるとか、そんなのは関係ない。自分の中で眠らせておく方が、後々ヤバイことになるのだ。どうせ怒られるのであれば最小限に留めたい。それが、先手必勝というわけだ。



それに、どうしようと不安ごとを自分の中に留めておくよりも、その時は怒られるけど誰かに相談して吐き出した方が、精神状態もいい。何より悪いことははやく対処するに越したことはない。早ければ早いほど、改善策の選択肢は多いからだ。



当時の私は、先手どころか後手後手に回っていたから上司に注意を受けることが多かった。それを見抜いて、シンプルな言葉でアドバイスをくれたガイさん。



今でも先手必勝、心得ております😁




最後に、ガイさんは私に強力なアドバイスをくれたのもそうだけど、私はガイさんの人柄にも影響を受けていた。



ガイさんは、ジェネラルマネージャーですごく偉い立場の人なのに、雰囲気が柔らかい。そうでなくても、当時の会社は体育会系の社風でゴリゴリの闘争心強めの人が多かった。



それをまとめあげるトップとなると、相当なゴリラじゃないとまとめあげるのは難しそうなのに、ガイさんはそんなことなかった。



物腰やわらかい。営業で同行していただくことがたまにあった時も、新人の私でもすごく話しやすかった。



相談した時もただ話を聞くだけじゃなくて、一緒にどうしたら良いかを考えてくれて、すぐに実践できそうな具体的なアドバイスを教えてくれた。



当時の私が新人だったっていうのもあるかもしれないけど、ガイさんは難しく考えない。シンプルに簡単に考えるのが上手に見えた。




もちろん経験があるから、私の悩みなんて全然難しくないんだろうけど。新人でもできるシンプルで簡単な方法、それも精神論とかじゃなくて、具体的なアドバイス。こうしてみたら?をやわらかく考える。



雰囲気もやわらかければ、考え方もやわらかい。そんな印象がある。



偉い人なのに話しかけやすい、やわらかい雰囲気と考え方をするガイさんから、私は仕事の心得を教わった。


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