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広く生きる

学生時代、運動部に所属していた。


フィールドを広く使うことを、コーチからよく言われていた。


攻めあぐねている時は、狭い範囲でしかプレーしなくなるから、相手も守りやすくなる。


守りの時もそう。攻め込まれると、どんどん守りのラインが低くなる。だから、ラインを上げて大きく守るようにと。


フィールドを広く使えば、もっと色々な展開をして攻めることができる。広く使った方が、自由で楽しい。



人生も同じじゃなかろうかと思う。



広く生きる。



世界は、私たちが想像している以上に、ずっとずっと広いのだと思う。それなのに、私たちは狭い中で生きているように思う。同じ場所、同じ環境、同じ考え方で。


もっと広く生きれば、もっと自由に楽しく生きれるのではないだろうか。


学生時代、「フィールドを広く使え」とコーチから言われ、ゴールからは遠くなるけど、いつもよりも広く取れる位置に移動してみた。


今まで見ていた景色からグワッと広がって、「こんなに広いスペースがあったんだ!」と思ったことを、今でも覚えている。


広く使うと、見えている景色が広がって、今まで見えてなかったものが視界に入るようになる。


きっと人生も同じで、今よりももっと広く生きることができるはず。


広く生きるとは、海外に行くとか、そんな大それたことは必要ない。本を読だり、映画を観たり、作ったことのない料理に挑戦したり、いつもと違った散歩道を歩いてみたり、行ったことのないお店に入ってみたり、、。


そんな些細なことで、私たちが生きる世界は広がるんじゃないかと思う。


広く生きることで、今まで持ち合わせていなかった考え方や感性に触れることができる。選択肢や可能性を広げてくれる。



そういった些細な積み重ねが、もしかしたら、数年後、自分が想像していなかった場所に連れて行ってくれるかもしれない。


これも学生時代、コーチによく言われたことだけど、無意識のうちに狭くなっていると。


はじめは、広く攻めようと意識していても、いざ攻め始めると、全員がゴールに集中して、狭い範囲でプレーしてしまう。


そんな時に、誰か一人でも狭くなっていることに気づいて、広く取ることができれば、相手も急な大きな展開に惑わされて、新たに攻め込めるんだけど、集中すればするほど、視野はどんどん狭くなるので、その状況になかなか気づける人はいない。


人生も同じで、集中すればするほど、真剣になればなるほど、視野は狭くなって、狭く生きてしまいがちだと思う。無意識だから、自分ではなかなか気づかない。


だからこそ、「広く生きているだろうか?」「狭く生きていないだろうか?」と自分に問うてみるのもいいかもしれない。


なんかおもしろくない、つまらない、退屈だなという時は、たいてい狭く生きている時だと思う。


広く生きる。


人生は、世界は、私たちが思っている以上に、広くて自由だ。




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