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アイディアの宝庫「反対の街」へ行く

何か新しいことをはじめたい、企画の発想に煮詰まっている。
考えれば考えるほど、アイディアというのは生まれて来ませんよね?

だから街に出て、視覚的に情報を取り入れてみたり、図書館に行っては普段全く興味ない本を読んでみたり。そんなこんなで時間だけがただただ過ぎてしまうという経験をした方も多いと思います。
もちろん僕も同じです。どれだけ時間を費やしてもイマイチピンとくる事なく何日も無駄にしました。

だからといって、単に発想力が足りないという問題ではありません。情報収集の取り方を少し変えてあげるだけ大丈夫です。中々アイディアが浮かばない時は「反対の街」に足を運びましょう。

「反対の街」に行くメリット

ここでいう「反対の街」というのは、街の環境や雰囲気が自分の住んでいる街と異なる場所のこと。

例えば寒い北海道と暑い沖縄は正に「反対の街」とも言えるし、都内の中でも下町と山手というように区別することはできます。

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いつも住んでる場所周辺に繰り出したとしても、慣れ親しんだ光景が広がり、想像力は働きません。本屋やネットで探しても、それは全員が対等に入手できる情報でしかなく、自分だけで処理するには時間がかかってしまいます。

だから普段見慣れない光景や雰囲気、空気感に触れるために「反対の街」に行くのです。

日常とは違う情報をその目、その耳から感じとることで、新しい目線からのアイディアを生み出すことができます。

反対の街ですること

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①人間観察で人を知る
反対の街についたら、まずは人間を観察してみるのがおすすめです。
人はその街に住むと、自然にその街の雰囲気に染まっていきます。
カフェのテラス席やベンチに座って、街ゆく人を眺めてみると服装や髪型、装飾品など、あらゆるモノが自分の住んでる街の人と明らかに違うことがわかると思います。その発見をメモに残してください。

②街の観察で暮らしを知る
その次に建物や街づくりの違いを感じとることです。
例えば東京・巣鴨なら、お年寄りが多くいることから、街の到るところに座る場所が設置されています。
このように街には、バリアフリーが多いところ、交通安全の看板が多くあるところなどの、住んでいる人の年齢層や世代別人口数、ライフスタイルに寄り添った違い見つけ出すことができます。

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③商品の観察で企業戦略を知る
「反対の街」では売っている商品が大きく違っている可能性が高いです。
対象の店舗としては自分の街にもあるチェーン店などが良いでしょう。

僕の場合はリセールショップを一つの比較対象としています。幅広く展開されている「2nd STREET」や「トレジャーファクトリー」などは地域によって取り扱っているファッションブランドやジャンルがかなり違います。
これは企業が住んでいる人柄や層に合わせて、手に取りやすい商品基準を設けているためです。ここでは企業側の目線で違いを見つけ出すことが大切になります。他は本屋やスーパーでのラインナップを比較対象にしても良いかもしれません。

④消費者としての立場を知る

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最後は観光がてら、そこの街にしかない場所にいくのがおすすめです。寺でも食べログで出てきたちょっと美味しそうなお店でもなんでも良いと思います。そこに暮らしに染まっていない自分だからこそ、客観的な目線で見れるモノがあります。
「ここにこのお店があれば良いのにな〜」、「ここはもうちょっとこうした方が良さそうだな」と、これまで感じた街の情報を取り出しながら、自分なりの考えを出してみてください。

家に帰ってアイディアを振り返る

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今日1日に感じたこと、考えたことはメモに残したり、SNSで発信したりして記録として残すのが良いです。恐らくこの1日で考えたことは、普段家の周りを出かける時よりも遥かに多かったはずです。
そしてそれは「アイディアの欠片」として今後の企画や提案に生かされることになると思います。

「反対の街」には自分の知らない世界が広がっています。
もしアイディアが出ず苦しんでいる、という方がいればすぐにでも電車に飛び乗って反対の街へ繰り出しましょう!

今回はここまで。
ではでは。



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