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広報1年目の振り返り〜50人規模のベンチャーで1人広報がやってきたこと〜

こんにちは、アクセルラボで広報を担当している濱口です。
2021年6月にアクセルラボに広報として入社し、はや1年。
この機会に、自分のための振り返りと、これから広報初心者でこれから頑張っていくぞという方に向けて何か役に立てればとと思い、noteを書いてみようと思います。

■私が入社したときの広報体制について


元々マーケチームのメンバーがプレスリリース作成など兼任で担当していたのですが、さすがに業務が回らないということで私が専任として入社しました。ほぼ未経験の状態かつ、一人広報だっため、誰も1から教えてくれる人はおらず自分で学びながらPDCAを回していくしかない状態でした。(そもそもベンチャーに入る人は”自走”精神がないと難しいですね!)

■入社1〜3ヶ月(2021年6月〜9月)

とにかく事業内容を理解

アクセルラボはスマートホーム事業を展開している会社です。私自身ガジェットにこだわりはある方ですが、IoTやスマートホーム製品にはそこまで知識もなかったのでイチから身につけていきました。アクセルラボに入社すると自社のスマートホーム機器をもらって自宅をスマートホーム化することができます。また、あえて他社製品を購入し、使い勝手を研究、というのもしてました。
さらに、不動産業界のことも全く知らなかったので、会社のメンバーの持ってた本も読みました。

過去の報道・プレスリリースを読む

過去の報道実績や、プレスリリースなどをチェックし、どういう機能をリリースしてきたのか、どのような連携をしてきたのか、など時系列で理解していきました。
プレスリリースは、過去の型をそのまま使用することも多いため、過去どのようなリリースがあったのかを把握しておくことでリリース作成の時短につながります。

社内の人を覚える・話す

入社して2ヶ月くらいはほぼ毎日出社しました。そして、できる限り多くの人と話すようにしました。(後から聞いた話ですが、同じチームの先輩方も、リモートでも仕事できるのに私が質問しやすいように毎日出社してくれてたらしいです。感謝しかない😭)

業界紙の取材を経験

いきなり一般紙や全国放送に露出することは難しいので、まずは業界紙の取材を経験しました。幸いにも入社前から懇意にしてくださる業界紙がいたので、取材が決まった際にはどういう流れで進か、取材中はどうすればいいか、取材後のやりとりでどういったことをするのか、など一連の流れを経験できたのはよかったです。

広報の本やセミナーに積極的に参加

セミナーに積極的に参加しました。コロナ禍での転職だったため、オンラインでのセミナーも多く、どこからでも参加できたのはよかったです。広報関連の本は、今もですがかなりの数読了しました。
以下の本は広報就任の初期段階に読みました。おすすめです!

入社3ヶ月でやったことについて、詳しくはこちらの記事で👇🏻


■入社4〜6ヶ月(2021年10月〜12月)

運よくテレビ取材を経験

提携企業の広報さんがテレビ局に提案してくれたおかげで、本当に運よくテレビ取材の対応を経験させていただきました。テレビへの取材対応の仕方を学ばせてもらいました。テレビ取材のスピード感や流れ、必要な資料など、広報になって早い段階で経験させてもらったのは本当にありがったかったです。今度は自力で取材をGETしたい…!

社長の人生に迫るインタビューに同席

とあるメディアで、社長へのインタビューがありました。事業というよりは、これまでの人生について深く切り込んでいくメディアでした。社長に関しては最初はちょっと怖いという印象だったのですが(ゴリゴリのサーファーだったし)経歴や考えを聞いて心の距離が近くなったというか、話しかけやすくなった気がします。広報として社長の考えを把握しておくことは非常に重要だと思っているので、社長の思考をコピーして自分にインストールする意識でインタビューに同席しました。

展示会に参加

12月は、東京ビックサイトで開催されたイベントのブースに立ちました。ブースに来場してもらった人に自分で会社や事業説明する機会を増えたことで、結果として、会社説明が少し上手くなったと上司に褒めてもらいました。メディアキャラバンの際に会社説明をすることも多いですが、話しているうちに自分のオリジナリティも出てくるので場数をこなすことだと思いました。
広報として展示会に参加したメリットがもう1つ。意外とライターさんや新聞社も取材に来ているので、コネクションができるということです。「プレス/報道関係者」と腕章をつけている方が多いので見つけやすく、ブースに立っているときに見かけたら積極的に声をかけていました。結果、以下のように記事にもしていただきました。


■入社7ヶ月〜9ヶ月(2022年1月〜3月)

資金調達を経験

2022年1月に資金調達を実施。NewsPicksBRIDGEなどのメディアで掲載してもらいました。

世の中には資金調達PRの仕方のノウハウもあるので、次調達の機会があるときは参考に、採用や知名度アップに最大限貢献できるようなPRにしたいです。

■入社10ヶ月〜12ヶ月(2022年4月〜6月)

他社の広報さんと会い、知見を増やす

コロナがだいぶ落ち着いてきたので、広報仲間とのランチや飲みに参加しました。他社の広報さんの話を聞いていると、「自分もこうなりたい、とモチベーションを高められるし、一人広報でわからないことも解決できるので社外の人と交流することにメリットは多いと思います。

Twitterで記者さんにDMし、取材が実現

不動産テック関連に関連する記事については常に誰が書いた記事か、文末の著名をチェックしています。そしてその記者さんがFacebook・Twitter・Linkedinなどに登録していないかをネットで検索し、アカウントが存在する場合はフォローします。そしてDMでアタックです。(意外と、メディアの方もSNSやってるケースが多いんです)
4〜5月はこの方法で全国紙への取材が実現しました。もちろん、返信自体が来ない場合もありますが、そこは気にしない。


インバウンドでの取材が増えた

本当にじわじわとですが、インバウンドでの取材依頼が増えてきています。メディアの方に「どこで弊社のことを知っていただけたのですか?」と聞くと、「ネットで見た」という方が多いです。こちらから企画提案せずとも、スマートホームやIoT、賃貸物件の付加価値について特集しようとなったときに、今までの小さな掲載の積み重ねによって依頼しやすくなっているのだと思います。
広報としてできることは、「メディア掲載があったときにこまめにコーポレートサイトのニュース欄を更新すること」です!これは他社広報さんが言っていたのですが、ベンチャーを取材する際、メディアの人は必ず過去の掲載実績を確認します。反社会的勢力だったり、ヤバいベンチャーではないか?というのを気にされるからです。(知らないまま取材し、掲載してしまうとメディア側にとってもまずい状況)
メディア掲載について更新するページがない会社はそもそもページ自体を作ることを強く推奨します!


■1年前の自分に伝えたいこと

ここからは広報経験1年未満の方、まだ広報になったばかりの方にぜひ参考にしていただきたいです。

まずは、最初からメディア掲載に焦らないこと。確かに仕事で成果を出す必要はあるのですが、広報という職種上KPIの設定も会社それぞれですし、メディア掲載数は自分でコントロールできるものではないので、そこまで焦らなくてもいいんじゃないかと思います。いきなり全国テレビに出演するのはどう考えても無理なので、業界紙への掲載からじわじわと一般紙を目指し、最終的にはテレビ出演と、コツコツ伸ばしていけばいいと思います。

あとは、周りと比べないことです。広報さん同士でTwitterをフォローし合っていると、なんでこの会社こんなに掲載してるんだ…とか、今日もあの人メディアキャラバン行ってる…とか、周りと比べて焦ることもあります。会社も業界も違う広報さんと比べなくていいし、自社でできること、自分でできることを愚直にやっていくしかないです。すごいと思っている人のことはありがたく真似させて貰えばいいと思います。

1年間広報をやってみて、確実にメディアからのインバウンドでの取材依頼は増えてきました。不動産事業者がスマートホームを導入を検討した際に、アクセルラボのサービス名が候補に上がる確率が確実に高まっている、と事業サイドからも耳にしました。広報の成果はなかなか数値で見えるものではないですが、肌感覚で認知度が向上しているのではないかと感じています。

■2年目でやっていきたいことと将来やりたいこと

いよいよ広報2年目に突入します。
2年目にやっていきたいことは、「攻めの広報」「社内外からもっと頼りにされる広報」です。

「攻めの広報」
私たちは設立5年のベンチャー企業です。まだまだ認知度もありません。企業名から事業内容、業界や世の中に対してどういう変化をもたらすのか、多くのステークホルダーに知ってもらう必要があります。業界紙の枠を超え、一般紙やテレビにも報道されるようなアプローチを行っていきたいです。


「社内外から頼りにされる広報」
私が社内の情報をもっとキャッチアップすることができれば、埋まっているネタの原石を世の中に発信することができます。「とりあえず濱口さんに情報伝えとくか」と常に思ってもらえるくらいに信頼される広報パーソンになりたいです。社外からも、たとえば記者さんに「こういうネタを探してるんですけど…」と真っ先に相談されるような存在になりたいと思っています。
そのためにも、目の前の仕事に愚直に取り組んで信頼貯金をコツコツと貯めていくしかないですね。

また、今後の人生でやっていきたいことなのですが、地元愛媛のPRに何かしらの形で関わりたいと思っています。行政、スポーツチーム、飲食店、農業…などジャンルは特にこだわりありませんが、素敵な人やモノが溢れる愛
媛の魅力を全国にPRしていくのが夢です。

👇🏻個人取材もしていただきました!よかったらご覧ください!


今、本業を頑張って社外からも認知されるような広報パーソンになることができれば、将来やりたいことの実現に繋がると考えています。目の前の仕事の努力の先に、自分のビジョン(ありたい姿・やりたいこと)があるというのはとても良い精神状態だと思っています。

何はともあれ、広報の仕事は楽しいし、転職してよかったというのが1年目の率直な感想です。2年目も楽しみながら頑張ります✊🏻


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