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心理的安全性を大事にする開発チームとワイプ芸の話

※この記事は、ドクターメイト Advent Calendar 2022 13日目の記事です。

昨日のみやざきの記事はこちら!

ドクターメイトは、全国の介護施設を医療の面からパワーアップさせて、誰もが働きやすい職場環境を実現する会社です。
ドクターメイトのサービス紹介はこちらからご覧ください。

日本一「心理的安全性」を大事にするチーム宣言

さて、そんなドクターメイトのプロダクト開発グループは、日本でいちばん、心理的安全性を大事にするチームをつくると(勝手に)宣言しています。

今回は、ドクターメイトがチームの心理的安全性を大事にする背景と、取り組みの一部について書いてみます。

そもそも心理的安全性とは?

「チームの心理的安全性」という概念は、1992年にハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授がを提唱しました。
意外とすでに30年も経っているんですね。

心理的安全性とは、「チームにおいて、他のメンバーが自分が発言することを恥じたり、拒絶したり、罰をあたえるようなことをしないという確信をもっている状態」です。

ちょっとわかりにくいですね。
ざっくりいうと「これを言ったらチームに気まずい空気が流れるかもなぁ…と思うことも、ガンガン言えちゃう安心感!」が心理的安全性です。

心理的安全性が生産性の高いチームを生む

2012年にGoogleのリサーチチームが、定性・定量的に効果的なチームの要素を調査した結果、心理的安全性が圧倒的に重要であるといっています。

下のように、具体的なリサーチ結果を見ても良いことばかりですよね。

リサーチ結果によると、心理的安全性の高いチームのメンバーは、Google からの離職率が低く、他のチームメンバーが発案した多様なアイデアをうまく利用することができ、収益性が高く、「効果的に働く」とマネージャーから評価される機会が 2 倍多い、という特徴がありました。

Google re:Work「効果的なチームとは何か」を知る

こんな個人にもチームにもいいことばかりの心理的安全性ですが、「心理的安全性を重視してます!」と堂々と宣言する企業はあまり聞かないですよね。
なので、ドクターメイトのエンジニア採用で「日本一心理的安全性を大事にするアピール」をすることに決めたわけです!w

再び注目を集める心理的安全性

ドクターメイトのプロダクト開発チームでは毎週木曜日に輪読会をやっています。
先日は最近出たばかりの「ラディカル・プロダクト・シンキング」(2022年出版)をみんなで読んだのですが、この本の中でも、チーム文化を形成するための大切なものとして心理的安全性を挙げていました。

本の中では、心臓手術を行う医療チームの調査において、年齢や上下関係に関係なく「何かがおかしい」、「こうしたら問題が解決できる」など、自由に発言できるチームの方が手術の成功率が高かったという例が紹介されています。

一般に年下や部下など、経験の浅い人の意見は軽視されがちで、どうせ意見や提案は通らないだろうから言わない、という話を聞くこともありますよね。

逆に上司としても自分のミスを指摘されても認めずに面目を保ちたい、という思いもわかります。

年齢や上下関係問わず意見をいって受け入れている図 @ドクターメイト

しかし、年齢や上下関係を問わず、お互い積極的に意見や提案を受け入れたり、過ちを認める文化がつくれれば改善のスピードが上がったり、新しい発見に繋がったりしてチームのパフォーマンスが上がります。

逆に心理的安全性がないチームでは、メンバーの誰かが良い策を思いついても、チーム内でパフォーマンス改善につながりません。

チームの心理的安全性を高めるには?

このように、チームにとっていいことだらけの心理的安全性ですが、チームの心理的安全性を高めるにはどうしたらよいでしょうか。

エドモンソン氏は個人でもできる3つの取り組みを挙げています。

エドモンソン氏は、TEDx Talks でのスピーチの中で、チームの心理的安全性を高めるために個人にできる簡単な取り組みとして、次の 3 点を挙げています。
1. 仕事を実行の機会ではなく学習の機会と捉える。
2. 自分が間違うということを認める。
3. 好奇心を形にし、積極的に質問する。

Google re:Work「効果的なチームとは何か」を知る

仕事を実行の機会ではなく学習の機会と捉える

1つめは、仕事を学習の機会と捉える、ということ。

仕事は膨大な不確実性と依存関係があり、次に何が起きるかわからないもの。
これに立ち向かうためにはチーム全員の頭脳の声が必要になる。

…という考え方を持つことで発言することの意味づけができます。

「会社は学校じゃねぇんだよ」という話もありますが、心理的安全性の観点からすれば仕事で学ぶ姿勢(教えてもらうではなく自ら学ぶ)が重要ですね。

「ワイプ芸人」になろう

ほかにも、心理的安全性を高める方法として、Google re:workには「心理的安全性を高めるためにマネージャーにできること」に具体的な例が挙げられています。

これらをざっくりまとめると、メンバーの意見を積極的に聞き、受け入れる姿勢を示すべし、ということが書かれています。

では「受け入れる姿勢」とはどうすれば良いか。
コロナでリモートワークが増えたいま、おすすめなのは「ワイプ芸人」になることです。

リモートワークを実施している職場であれば、Webミーティングを通じたコミュニケーションが増えていると思います。

でもWebミーティングって自分が話してるときにリアクションがないと不安になりませんか?
話し終わってもみんなミュートで沈黙が流れて、「あれ、自分スベったかな…」みたいな感じになること、みなさん経験ありますよねw

ここでワイプ芸人の出番です。
聞く側が、ワイプ芸ばりに大きく頷いたり、笑顔で「へぇ!」「すごい!」的なリアクションをしていれば、話す側も「自分は受け入れられてる!」と安心できるはずです。

Webミーティングだと自分の表情も画面に表示されるので、常に言い表情ができているか確認できるのはWebミーティングのメリットですね。

ドクターメイトでの取り組み

心理的安全性のために始めたというわけではないですが、ドクターメイトでは誕生日をチームで祝う文化や、いままでの人生を自己開示するライフチャートなど、数々の取り組みをしています。

今年の自分の誕生日。毎回いろんなとこから背景用の写真が拾われてきますw
プロダクトの新メンバーの誕生日も!バーチャル背景のクオリティがあがっている…w

せっかく同じ職場なのだから、仕事上の仲間というだけでは、ちょっともったいないですよね。
一人の人間として相手を知り、尊敬の念を持って接することで、つよい信頼と心理的安全性を構築できるよう、いまも試行錯誤を続けています。

まとめ: ドクターメイトで持続可能な未来をつくろう

いかがでしたでしょうか。
今年のドクターメイトアドベントカレンダーを見ても、みんな自分に合った働き方で、自分の目標を持ちながら、社会課題解決に取り組んでいるのがおわかりいただけると思います。

来年も、プロダクト開発グループだけではなく、ドクターメイト全体で心理的安全性を高めて、パフォーマンスを上げられるよう取り組んでいきたいと思います。

そんなドクターメイトで、介護の課題を解決する仲間になってもいいよ!というお友達はぜひご連絡くださいませ。

ちなみに、私、ながつまはGASとかガジェットとかの話もnoteで発信していますので、よかったらついでにフォローしていってくださいね^^

さて、アドベントカレンダーの最後を飾るのは、自らサンタ役を買って出たドクターメイトCHROです!記事はこちら↓

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