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『もしも虫と話せたら』を読んでみた。
虫は嫌いだけれど、本屋さんで平積みされていたのでなんとなくパラパラと見てみたら
優しいタッチで描かれた虫がむしろ可愛いし(虫だけに)
なんだか温かな気持ちになったのでそのままレジに持って行った。
帯にはちょろっと「啓発書」と書いてあったが、ビジネスマンが意識高める為に読むようなアッパー系(偏見)ではなく
「属している集団や日々の人間関係になんとなく不満があって、でも自分から改革なんてするタイプでもないし、小さな不満を放置して同じ失敗を(失敗と気づかないまま)繰り返しながらだらだら生きてしまう」人には大変お勧めな内容であった。
難しいことは書いてない。ただただ自分を大切にしながら他人とも上手くやっていくやり方の基本しか書いてない。普段は忘れてるぐらいの基本的なこと。でも普段は忘れてるからこそみんな躓き悩むんだろうなと。
ここには真理が書いてある。
主人公が、自分の元に代わる代わるやってくる虫たちから「君、悩んでるんだって?」とか言われながら人間関係を良くしていくエッセンスを授かっていく。
虫たちが生きている世界観に例えて「こういう状況や関係、人間にもいえるんじゃない?」と教えてくれる。
お茶目なキャラの虫たちから出てくる虫ことわざも和む。
人類が生まれる前から進化を繰り返しながら地球をサバイブしてきた先輩、虫。いや、虫さん。かっこいいっす。
サカダチゴミムシダマシさんとカイコガちゃんのお話、まさにその通りすぎるし
最後のエダナナフシのおじいちゃんとクロオオアリさんのお話にはうるっときちゃった。
元気が出て、明日も頑張ろうって思えた(小並感)
人から学ぶな 虫から学べ
いやほんとその通りである。
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