迷路

努力の迷宮

汗水垂らして、
死に物狂いで頑張ってきたことが
すべて無駄だったとしたら

どんな気持ちになりますか?

恐ろしいことですが
残念ながら起こりうることです。

今日は先日お知らせしたとおり、
『努力の方向性』
について語っていきます。

正しい努力と
間違った努力があることに
気づけるだけでも大きな財産です。

多くの人が
間違っているという発想すら
思い浮かばずにいるわけですから。

どうせ同じ量の努力をするなら
正しいことをたくさんやりたいですよね?

筋金入りの飽き性でも、
少しの努力で結果が出るなら
続けやすいはずです。

正しい努力をしたら
継続できます

継続できないってことは
間違った努力をしているからです。

・・・

さて、努力と相反するものに
『センス』があります。

基本的に、努力にセンスは不要です。
 
そう言われています。
 
腹筋30回やることに
センスの有無は関係ないからです。
 
最初は全然できないかもしれませんが
やっていけば、いずれは
達成できる数字ですよね。
 
・・・ただ、
努力は余計なことを
考えないでもできる分、
間違えていたとしても気づきにくいです。
 
間違ったルートに進んでいるのに
自分ではわからないことが多いです。
 
センスの良い悪いは
直感的にわかるので
指摘もしやすいのですが
 
努力の良い悪いは
表面的にはわかりません。

 
実はこれが
努力の恐ろしいところです。


たとえば
 
東京から大阪まで
自転車で旅をするんだ!
 
と考えたとします。
 
それがスカイツリー辺りから
スタートしたとして
北に向かったらどうなるでしょうか?
 
当然、いつまでたっても
目的地に着けないですよね。
 
途中の看板をよく見たり
地図やGPSを見れば
間違えていたとしても
すぐに気づくことができます。
 
少なくとも
迷った!ってことだけは
わかるはずですよね。
 
 
 
自転車旅だと目印があるので
軌道修正しやすいのですが
それ以外、ほとんどの場合、

目印が見えません。
 
受験でも就活でもそうですが
ゴールや中継地点が
見えそうで見ない状態です。
 
(ホントにこの練習法で合ってるのかな?)
 
というのは
結果が出るまで不安になるようなことが
非常に多いです。
 
こんな状態だから
いくら努力してもなかなか効果が出ない人や
途中で迷って挫折してしまう人が
出てくるわけです。
 
 

しかも、
『ここまで努力してきた』
という自負というか
正直無駄なプライドが邪魔して
 

やめたくてもやめられない
状況が出てきます。

「君のやってたことは無駄だったよ。」

と言われたら

無駄じゃないことを
証明しようとすることがあります。

そしてまた
無駄なことを繰り返すのです。
 

同じ努力をして
ずっとうまくいかなかったんだとしたら

その後も同じことをしたって
同じ結果を生むだけです。


で、これは
決してあなたのせいではないです。
 
根性論しか語らず
「練習あるのみ!」
「鍛錬至上主義!」と繰り返してきた
歴代のパワハラ系ゴミコーチやスポ根マンガのせいです。
 
「とにかく量で差をつけろ!」
としか言われてこなかった人が
コーチになったり
ネットで適当な記事を書いたりするので
 
数をこなさなきゃいけないような風に
なってしまっているわけです。
 
反復と継続は
似ているようで全然違います。

 
 
 
大切なことは
正しい努力をすることです。
 
たくさんやることではなく
あくまで良いものだけ
選んでやっていくということです。
 
そして少しずつ変化を加えて
同じことを繰り返さないことです。

ずっと30回腹筋していたら
いつか楽になるはずなので
徐々に回数や負荷を上げていきます。

30分で1000文字書けるようになったら
次は2000文字を目指せばいいです。

「この方法で合ってるかな?」
「少し飽きてきたな」

と感じる前に、
いろいろ手を変えてみましょう。

そして、効き目があればそのまま。
なければ別の方法を試すか
元に戻せばいいです。
 

正しい努力は、

努力している感じがしません。

気がついたらやっているとか
当たり前と思ってやれることです。

常に変化を加えていけば
結構楽しくやれるようになるので
飽きないですしストレスになりません。


変化の連続が継続になり、

それが後に努力と言われるようになります。


なので、
今の努力を疑ってみて
目的に本当に近づいているのか?

立ち止まってみてください。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

nagatouch

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?