2024/08/19 復職前夜


こんばんは。ながたつです。

3ヶ月のおやすみ

3ヶ月のおやすみを経て、明日から復職します。意外とあっという間ではなく、意外にも長い時間だったなと感じています。そして、休むということがどれほど大切かを学んだ時間でした。

思えば、ちゃんと生活をした、つまり、食べて眠ることができたのは、3ヶ月のうち、2週間ほどかと思います。それ以外の時間は、常に出ては消える体調不良との戦いでした。この3ヶ月は、仕事から離れて、別の戦いをしていたのです。

2ヶ月過ぎてもパニックや鬱の症状が減ることはありませんでした。朝起きると怯えていて、日中は何もできなくて、夜は不安と共に眠っていました。必ず昇ってくる太陽が怖かったです。お願いだから、夜が続いてくれれば・・・と何回も何回も祈っていました。

パニックが落ち着いても、今度は頭痛や腹痛、下痢や食欲不振、熱中症による、ふらつきやダルさが来るのです。気持ちは前向きでも、体調が悪くて動けない。そんな時間を毎週のように繰り返していました。気持ちが悪い週と、体が悪い週が繰り返しくるのです。

ふっと気づく「なにもない」

そのどちらもない、ニュートラルで、体調がいいも悪いも感じない時が2週間前にきたのです。この時に、これまでが如何に異常だったかに気付かされました。繰り返す不安感と下痢や頭痛。これが1年以上続いていたのですから、生きていることが不思議です。

心身が崩れているかは、なにも起きていない時にしか気付けないのですね。特段思うことがない、という状態が健やかであることなのでしょうか。ふっと「今までの自分はとても不調だったんだ」と急に思いました。

不安を抱かずに眠れて、怯えることなく朝を迎える。食べたい時にご飯が食べれて、ごちそうさまをちゃんと言えることはとても幸せです。そんな自分になったらすぐに気がつくと思いましたが、意外にもしばらく気づくことはありませんでした。

変化はあっけなく訪れて、いくつもテンポが遅れてようやく気づく。人生があまりにもドラマティックには進まないことへの諦めとともに、変わるということがなんたるかを教わりました。

変わっている最中は何も見えません。どこに向かっているかも、何をしたいかさえも見えてこないものですし、そもそも何を考えているかなんでわからないのです。だから、時々、文章なんぞを書いて、確かめるのでしょう。

現状をまとめたものを連ねて読んでみて初めて、軌跡がわかり、変化が見えて、今を知ることができるのですね。その時は目の前の不調と戦って、時に何もしないまま1日を終え、新しいスキルや知識など得ることもなく、時間は過ぎていました。

じっとしても勝手に変わる

しかし、そんな中でも、同じ場所でじっとしているつもりでも、たしかな変化はあるし、気付いたら昨日までなかったものがそこにあるかもしれません。景色が変わっていないようで、見落としちゃうような変化がたしかにある。

じっとして、立ち止まって、天井を見上げながらか、あるいは床を見つめているのか、あるいは横から机を見ているだけかは知らないけれど、そんな時間の中でしか得られない気づきと悟りもきっとある。あとはそれをいつ拾って、自分の景色に映すかです。

明日からの復職に楽しみとか嫌だとか緊張とか高揚感は特段ないです。しかし、嫌なことを感じることなく朝起きれたらいいなとは思います。あと、ぐっすり眠りたい。

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