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10-FEETに出会えたのは2%

僕が愛してやまないバンド10-FEETとの出会いを今日は語ろうと思う。

皆さん10-FEETを知っているだろうか?
京都出身の3ピースミクスチャーロックバンドだ。
ミクスチャーロックとはhip hopやレゲエ、パンクや様々なジャンルを自分の音楽に落とし込んで形にするジャンルになっている。そう、何でもありの唯一無ニにして最強のジャンルだ。

そんな10-FEETに出会ったのは、ほんの偶然が生んだ奇跡なのかもしれない。

高校生の頃の僕は人に馴染めずにイヤホンで人との距離を鎖国するような閉鎖的な人間だったんだ。
人と話すのが苦手で話そうもんなら、しどろもどろ、緊張で頭が真っ白。だから人と話したいのに話せずにいた。

そのクセ心の中の独り言は半端なく忙しなくボケとツッコミを交互に繰り返すような周りから見れば大人しいでも心の中は誰よりも騒がしい。そんな変わったヤツだった。

そんな僕には誰にも言わない好きな事があった。

それが音楽だ。それもレゲエが大好きだった。

日本のレゲエと言えばコワモテなイメージを思い浮かぶんじゃないだろうか?
自分みたいな根暗がこんな音楽にまさかハマるとは僕自身も思っていなかったんだけど、それがまんまとハマって聴き狂っていた。しかも、学校ではシレーっとスカしながら。
今考えるとかなりおかしいヤツだった。

ある日、湘南乃風のライブ映像をYouTubeでなんとなく見てたらなにやら湘南乃風がロックバンドと一緒に歌っていた。

その時は


「ええ歌詞やなぁ」

ぐらいにしか思わなかったんだけど、今思えばそのロックバンドは10-FEETで京都大作戦で2%を一緒に歌っている映像だった。

本当は、あの時から僕は10-FEETを知っていたんだ。

それからすっかりその映像なんて忘れ月日は流れ約1年後ぐらいにレゲエシンガーのRAYさんがインスタで

「久しぶりにレゲエ以外のCD買った。」

と1枚の写真。それがWANIMAの「Are you comming?」だった。
僕の大好きなアーティストが紹介してるなら間違いないと思いWANIMAの曲を漁り倒してまんまとハマった。それはもうとんでもない勢いで。
正直ROCKはうるさくて聴く気になれなかったけれどWANIMAの1106を聴いて、

こんなに音は激しいのに歌詞は心が締め付けられるぐらい悲しくて震える音楽をなぜ聴かなかったんだとROCKに対するイメージがひっくり返った瞬間だった。

そう言えば湘南乃風がコラボしてた曲ってどのロックバンドやっけ?とまたYouTubeで探しまくってようやく辿り着けた10-FEET。

とりあえずRIVERって曲が出てきたから押してみた。

サビの歌詞に

「母は泣いた手に触れ泣いた、良かったとひと言また泣いた」と言う歌詞を聴きながら

僕も目頭が熱くなった。感動とかそんな言葉じゃ足りないぐらいに心が揺れるのを感じたんだ。

音楽を聴いて涙が自然と溢れそうになったのは初めての事でカミナリに撃たれた様な感覚だったのを今でも覚えている。

自分の中の自分に許せない気持ちや、人と上手く馴染めない自分。
全ての自分の弱さを肯定してくれる様な歌詞に僕は心を鷲掴みにされた。

背中をポンッと押してくれる曲は知っていたけど、ここまで寄り添って同じ歩幅で歩いてくれる音楽を僕は初めて知った。

そんな音楽を好きになれる自分も好きになれた。

10-FEETとの出会いはそんな感じなんだ。

もしあの時、湘南乃風との2%を聴いていなければ
もしあの時、RAYさんがインスタにWANIMAの CDを載せていなかったら
もしあの時、RIVERを聴いていなかったら

1つでも違う行動をしていたら、もしかしたらここまで大好きなバンドになっていなかったのかも知れない。そんな偶然の積み重ねで10-FEETに出会えたんだ。

もちろん今でもずっと聴いているし、あの時以上に10-FEETへの気持ちは増すばかりだ。

ありがとう10-FEET。何度歌詞に助けられた事か。

このnoteが10-FEETを知らないあなたの出会いのキッカケの1つになればなぁ、なんて思いながら今回は書きました。

最後にこの曲を

10-FEETでRIVER

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