生産者への送料無料化支援がこれからも必要な理由
ダイヤモンド・オンラインで「魚が売りづらかったECで突如取引が急増した理由」という記事を担当し、本日公開になりました。
魚が売りづらかったECで突如取引が急増した理由
https://diamond.jp/articles/-/267958
この1年間の集大成的な記事になり、取材にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
記事中にも書いていますが、コロナで大変だったこともある反面、以前あまり上手くいっていなかった水産物の消費者向けECがこの1年間で非常に伸びました。中には、月に1000万円以上の売上をあげた事業者もいます。
ただ、既存の取引先との関係ですぐにECに乗り出せなかった事業者も沢山います。それらの人々はコロナ禍の状況を克服するためこれからECへの対応を行おうとしています。
しかし、昨年度多く出ていた行政側からも送料支援などの流通促進策は、今年は下火になってきているように思います。これについては、これから必要としている人たちも多くいるので、その支援の手を緩めないで!と伝えたいです。
水産物流通を時代に合わせて大きく変えていかねばならなかったところ、その流れがコロナで加速したように思います。
コロナ前までは、大規模な流通については、様々な策が講じられる中、少量多品種で小規模な流通については、それが淘汰される流れを感じていました。しかし、小規模な流通は、食文化を豊かにするとともに、効率化とは別の付加価値を創出する役目を果たしています。
この点で、小規模事業者が出品しやすいECは、これからも重要な役割を果たします。なので、一過性のものにならないようにしていくように、まだまだ盛り上げていきたいです。
結びでも書いているように、いつか「コロナがあったおかげで」といえる日が来ると良いなと思います。
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