「カメラを止めるな!」を観たら仕事でアワードを受賞できたお話
こんばんは。流です。
1人アドベントカレンダー6日目です。
今日は、
「社会を変える為の一歩」のヒントは、日常の中に沢山転がってるよというお話しです。
さて、朝が大変苦手な私ですが、本日は少しだけ早起きをして朝から虎ノ門ヒルズに行って参りました。
何かと言いますと、
WORK STORY AWARD2019
というイベントにお邪魔してきました。
このアワードは、
「働き方を選択できる社会づくり」
を目指す at Will Work様主催でして、
世の中を変えていく為の、
成果と再現性がセットになった「ストーリー」
を表彰するものです。
弊社ガイアックスでは、
私がいる HRチーム(選出時は採用チーム)による
採用データを見える化──企業と学生が対等になる「正直な採用活動」の実現を目指して
で
・イノベーション賞
・Future of Work賞byデロイト トーマツ コンサルティング
新卒1年目ながら愛する地元広島県に貢献しながら働くエンジニア中村くんの
東京の企業に勤めながら広島に地域貢献。新卒でフルリモートを選んだエンジニアの挑戦
もテーマ別部門賞を受賞し
2つのストーリーで3つの賞をいただきました。
(過去一団体で3つの受賞という例はありません)
大変光栄です。
この度賞をいただいた私たちのチームでの取り組みですが、
簡単に言うと、自分たちの採用活動に関する情報を毎月全てwebで公開。
・何人ESが届いて何人通ったのか
・何人面接に来て何人通ったのか
・何大学の方が何パーセント通っているのか
・採用目標何人で今何人まで内定出てるのか
などなどです
いまの就活-採用の世界は、
時期のルールが定められている。
だがそのルールは守られていない。
学生側は守られていないことに気付いても、
具体的な情報を得られない。
と言うような、
情報の非対称性による問題を孕んでいます。
そのため、自分で判断して自分で動くと言うことが大変難しい。
結果的に、自分らしい生き方、働き方にたどり着くことの難易度が上がってしまっていると思います。
私たちはこの課題を解決したかったのですが、
まずは自社から何を始められるかとても悩んでいました。
例えば
「うちは通年選考やってますよ!」
「うちは学歴フィルターなんてありませんよ!」
ということは手軽に始められます。
しかし、嘘だらけのこの世界で、
この具体性のない発信にどれほどの価値があるのかはわかりません。
悩んだ結果、最終的に、
全てのデータをリアルタイムと公開していくという手段に辿りつきましたが、そこには不安も沢山ありました。
だってデータをそのまま公開ですからね。
気が付けば高学歴なほど通過率が高いというデータが出ちゃうかもしれません。
もしかすると結局早く就活始めなきゃダメ不利なんじゃんと不安を煽るデータになってしまうかもしれません。
会社のイメージもコントロールできなくなります。
そんな中で、
実は最後に僕の背中を押したのは、
日常の中のなんでもない出会いでした。
それが本ブログのタイトルにもある
映画カメラを止めるな!との出会いです。
仕事に結びつける気なんてもちろんなく、
なんとなく渋谷の映画館に立ち寄って観たこの映画。
さすがにもうネタバレするなと怒る人もいないと思うので言いますと
・前半は違和感だらけのゾンビ映画が流れる
・後半はそのゾンビ映画の企画から撮影までの役者さんや裏方さんたちの様子が流れる
・撮影本番で起こる様々なトラブルの様子も描かれ、なぜ前半に流れたゾンビ映画は違和感だらけだったのかが明かされていく
という設定です。
この斬新な設定と秀逸な伏線回収の数々により
この映画は大ヒットしました。
僕は、この映画を観て、
そうか。会社も、採用も、
綺麗な情報もそうじゃない情報も、
全部丸っと曝け出して、
それをどう思うかは観た方に任せてしまえばいいんじゃないか?
だってそれだけが現実なのだから。
と思い、
採用活動関連のデータをフル公開する決意をしました。
本当に日常の中の何気ないきっかけです。
本日のアワードでは、
これからの働き方、生き方、社会を変えて行くような様々なストーリーが表彰されました。
そのように社会を変えていく意志というものは、この社会で生きる一人一人が持つしかありません。
しかし、その社会を変えていくという行為のヒント自体は、それぞれの日常の中に沢山転がっているのだと思います。
別に神聖なものではありません。
選ばれた人間にだけ舞い降りるものでもありません。
僕の場合は偶然立ち寄った映画館に転がっていました。
意志さえ持てば、ヒントは転がっている。
意志を持つ企業が、人が、少しでも増えていくように、刺激し合える仲間が増えるように、
これからも私は、社会実験の被験体であり続けたいと思います。
そして、もっともっと、一人一人が、
自分らしく生きれる社会の到来を、
1日でも早めたいと思っています。
ps.
本日は
アワード関係者の皆様
授賞式をに来てくださった皆様
私たちの取り組みに賛同してくださった皆様
誠にありがとうございました。
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