マーケティングビジネス入門ー5(無料版)

 今回は前回の記事で解説していたように

・SWOT分析
・3C分析
・2W1H

について解説していきます。

 有料コンテンツ版の第5回はここに追加情報としてアンゾフによる『製品・市場マトリックス』を掲載しています。

 これらは「環境分析」といって自分やその周りの環境がどのようなことになっているかを分析するために使うもの。

 これらの使い分け方としては

・自分「自身」の分析(自己分析用)
・自分の「所属するグループ」の分析
・自分の「ターゲットや目標を定めるため」の分析

 だと思って欲しい。

 それではまずはSWOT分析から

SWOT分析とは

 Strength、Weakness、Opportunity、Threatの頭文字をとったもので、それぞれ強み、弱み、機会、脅威となる。

 これはキャラクター造形などでも利用され、「キャラづけ」をする場所では絶好の方法となる。

 早速キャラクターを挙げて考えてみよう。

 ドラえもんを簡単にこのSWOT分析に当てはめてみる。

 「強み」は色々な未来から持ってきたひみつ道具を使って困ったことを解決できる。「弱み」は焦るとその道具をうまく選ぶことができなくなる。「機会」は誰かが困ったときに道具を使って助けてあげることができる。「脅威」はネズミが現れるとパニックになる。

 こんな感じ。これを本来使うべき自己分析に当てはめてみる。

 これから適当に自分自身に脚色をいれたプロフィールをもとにしたSWOT分析をしてみる。

 「強み」はこういったnoteなどで自己表現をすることができる。向上心があり様々なことに積極的にチャレンジしている。「弱み」は飽きっぽく一つのことに長続きしない。「機会」は新しいことに抵抗なく触れることが出来るから適応力が高い。「脅威」は自分のやりたいことでなければパフォーマンスを発揮出来ない。

 今適当に作っただけでこれだけの簡単な分析が出来た。もっと深く掘り下げたかったら4つをそれぞれ分析すれば更に精度の高い情報となっていく。

 次は3C分析について解説する。

 3C分析とは

 Company、Customer、Competitorの頭文字をとったもので、それぞれ自社、顧客、競合他社となる。この3つを分析するだけのことだけれど、ここで SWOT分析を応用する場面が出てくる。

 自社をSWOT分析する。内部の状況やそれこそ強み弱み、チャンスとなる状況やこれが起きたら問題になると考えられる脅威など、全てを分析する。

 顧客について様々な角度から分析し、購買状況の頻度や流れを掴む。

 競合他社として自社と同じターゲットを持つ企業を探し、そういった企業の経営目標や市場戦略に注視する。

 そしてこれらを全て集約し、どのような判断をするかの決定を行う。

 次に2W1Hについて。

 これはもう説明するほどのことでもないかもしれない。

 Who、What、Howからとったもので、「誰に?」「何を?」「どうやって?」いくのかを判断するための基準となる。

 これをマーケティングに当てはめると、「自社のターゲット顧客」・「顧客のニーズ」・「ニーズを満たせる自社の独自能力」として考えることができる。

 就活とかなら「内定が欲しい会社」が「どんな人材を欲しがっているのか」を考察し「そこにどれだけ自分が当てはまるか」をアピールすればよい。

 常に自分が何をすることができて、そして対象が何を求めているかを考えることからマーケティングは始まる。

次回予告

 次回は「PPM」(プロダクトポートフォリオマネジメント)について解説していく。既に有料版記事としての第6回も配信しているのでよければこのまま買ってみてはどうでしょうか?

 では!

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