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論文寿限無におあとがよろしいわけがない。

寿限無寿限無先行文献の擦り切れ、海砂利水魚のなんたらにかんたら。

本腰を入れて研究を進めることにして数日。

論文を読むと分からないことを引用している元の論文が表示され、さらに遡るとそれもさらに引用をしている。

引用マトリョーシカ、引用寿限無。源流がどこかすらもう分かったものじゃない。

そして面白いことに、学部生として生活して受講してきたものが漏れなくそこまで関係しているとは到底思えないトピックに手を出してしまったばかりに、何から始めればいいのかすらも分からなくなっている。

今やろうとしていることは「文脈における情報によって最適とされる選択をすること」なのだけれど、そもそもの問いそのものを自分が立てることができているのかすらも怪しい。

要は、複数の選択肢があって、そこに情報がある場合、どういった選択をすることが最も適している、つまり最適とされるのか?ということを研究している、いや、研究したい。

いくつか論文を読み始めているけれども、そこで登場したのが言語心理学という分野。

文字通り言語を心理学的な部分からアプローチする分野なのだけれど、文字に含まれる情報やその文字を読むにあたって動いた眼球運動などを計測するのがそれだ。

さて、自分の履修してきたものを踏まえると、言語心理学の分野は正直さっぱりわかったものじゃない。

そもそも認知心理学の分野だけでも巨大なのに、その中?外?にある言語にまで踏み込むことができない。

あぁもうわからん!!!そんなことを言いつつ、とりあえず文献を読み進め続けている。

とりあえず読むところから始めているけど、それで分かったことにならないのが論文の恐ろしいところではなかろうか。

大抵の本なら一回読むと分からないことが分かるし、分かることも多い。

論文になると話は別で、何を書いているのかが分からない。いわば高校生とかの頃に感じていた「分からないことが分からないから質問ができない」みたいなことになってしまう。

海外の英語論文は読むだけで1ヶ月はかかるだろう。諦めてDeepLの有料登録をした。まぁ翻訳が速いこと。月20本制限のうち今日だけで2本使ってしまった。

あと18本、耐えるだろうか。

そしてそれを日本語と並行して読み進めるも、これまた先行文献が山ほどいる。

最近見つけたサイトを共有しよう。

Connected papersというサイトで、キーワードや論文名を打ち込むと、関連する論文が関連度の高い順に表示されるサイトだ。

さっき言語心理学で打ち込んだら基礎とかから応用とかまで色々表示してくれたのでとても助かる。マジで。

それをとにかく読むことを自分の夏休みのノルマにしようと思う。

月に20本の翻訳制限。どうせ1日でしっかり読めることなんてないんだから、まぁ大丈夫だろう。

勢いで何人かの教授や先輩に助けてほしいことを連絡してみた。

そういえばどこかの授業で教授が「助けを求められないと動けない」と言っていた。遠慮なく助けてほしいことを叫ぼうと思う。

とりあえず今の自分にできることは研究をすることだし、それと同時にしなくてはいけないのは勉強もある。

やることしかない。マジでやることしかない。

自分でやることを増やし続けているフシしかないけれども、それで間違っちゃいないはず。

とにかく今は関連分野をひたすら探して読む。これを続けたい。

論文のレビューも、もし需要があればここに掲載してみようかと思います。むしろここに投稿するつもりでやらないと進まない気がしてきた。

そんなわけで、今日は短いけどこの辺で。ご飯食べに行ってきます。

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