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デブとメンヘラこそ、献血に行け

献血がね、好きなんですよ。

こう書くと語弊しかないけど、実際献血に通っている。

ちょくちょくサボることや止められることはあれど、そこそこ頻繁に献血に通っている。

あそこは毎回確実に自分のことを褒めてくれるからありがたい。

初めての献血は高校3年生の頃で、映画を観に行った後か前にノリで献血バスの献血に協力をしたのがそうだった気がする。『カメラを止めるな!』を観に行ったからそれくらいのタイミングだろう。

係員のおっさんに体格を褒められ、理論値では4L抜いても大丈夫だと笑われた。死ぬわ。

それから何やかんや血を提供しつつ、今に至る。

どうやら自分の血はレアな血らしく、直接血が足りなくなったらハガキが送られてくるようになった。

(仕方がない、私が出ようーーー)みたいな顔で血を抜きに行くと、大したことをしていないのに人を救ったかのような気分。実際には誰かしら助けられてるんだろうけども。

献血に慣れてくると、献血バスではなく献血ルームが恋しくなる。

整った環境で中途半端に揃った漫画を読みつつ、飲み放題のジュースとコーヒーを飲み、アイスを食べ、そして看護師の方々に優しくしてもらえる。

「白衣の天使は、実在するーーー!!」

この言葉でアホの男どもは献血へと駆り立てられた。世はまさに大献血時代!とまではいかなくとも、オタクの綺麗な血は献血しない人の血よりも有用だろう。

そして献血から数日経てば血液検査の結果が送られてくる。

年々肝臓の数値がよろしくない。サムネイルはそのグラフだ。

そして相変わらず赤血球と白血球の数が多いらしい。要は他の人よりも病気になりにくいそうな。いや今ケツ荒れとるがな。昨日も今日も3人がかりでケツいじられてるがな。

生きてるだけで感謝され、血をたった400ml抜くだけで聖人のような扱いがされる。この前はハンディ扇風機までもらった。

体のデカいデブは400抜け。手首を切りたくなったらとりあえず清潔な場所で抜け。

満たされるぞ。色々。

鬱は筋トレで治るとか言われてるけど、そうではない。

筋トレで何かしら変わるかもしれないだけで、別に筋トレが特効薬というわけではない。

献血でも鬱が治るわけではない。

でも、落ち込んでいても自分の価値がないと思っても、そんな自分でも必要としてくれる人がいると思えると、何かしら変わってくる気がするような、しないような。

知らんけど。

バーナム効果を知りながらA型は几帳面で優しくて性格が良くて頭も良くてその他諸々最強らしいことを信じて終わりたい。

ではまた。

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