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#NBAコラム

渡邊雄太のシュート力の向上をデビュー年以来のショットチャートで追ってみるととても感慨深い

渡邊雄太のシュート力の向上をデビュー年以来のショットチャートで追ってみるととても感慨深い

前回の投稿に引き続き、NBAのブルックリン・ネッツにてディフェンス&3Pシューターとして大活躍している渡邊雄太選手について記しておきたい。2023年1月9日現時点では規定数に到達せず3P成功率ランキング対象外となってしまっているが、今シーズンの3P 成功率は52.7%(1試合平均試投数は2.7本、成功数は1.4本)と高確率でシュートを沈め、引き続き高精度なシューターとしてチームでの役割を果たしてい

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残りの試合日程から考える、NBAプレーオフ進出チーム予測(特にグリズリーズ、ウィザーズ、ペリカンズ)

オールスターウィークエンドも終わり、2019年-2020年シーズンも残り2ヶ月強となった現在、NBAの公式サイトにこんな記事が掲載されていた。

Schedule Analysis: Breaking down the final 2 months for every team

「残りの試合日程から全チームの勝敗を占おう」という内容の記事で毎年この時期になるとNBA公式サイトに掲載されている。こ

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LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか

LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか

※本記事の続編を2021年10月に出しました。ぜひこちらもご覧ください。

誰も気に留めないだろうが、日本時間2月24日時点でNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズがフィールドゴール成功数12,345本、フリースロー試投数10,000本に到達した。これらの記録はさておき、レブロン・ジェームズは果たして通算得点・アシスト・リバウンド・スティール・ブロックでどこまで記録を伸ばすことができるのだろ

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NBA 2021-2022シーズンで更新されそうな歴代TOP10記録を予想してみた

NBA 2021-2022シーズンで更新されそうな歴代TOP10記録を予想してみた

米国時間10月19日(日本は10月20日)に開幕されるNBA2021ー2022シーズン。というわけで、今シーズン中に更新されそうな歴代TOP 10記録を、足元のデータから予想してみました。結果を先に言ってしまうとだいたいがレブロン・ジェームズの記録更新になってしまうのですが、その中でも一つだけ「3P成功本数」だけは最高に面白いことになりそうな記録がありました(記事の終盤に載せてあります)。ぜひご覧

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NBAでファウルの判定ルール変更の影響を最も受けている選手はハーデンではない

NBAでファウルの判定ルール変更の影響を最も受けている選手はハーデンではない

2021年−2022年NBAシーズンが開幕した。今季からはオフェンス選手がディフェンス選手から(故意に)ファイルを誘い、フリースローを得る行為を防止するルール変更が行われた(ルール原文はこちら)。

具体的には「シューターが異常な角度でディフェンダーに当たりにいく」「シューターが異常な角度で足を上または横に蹴る」「シューターがディフェンダーの腕に絡ませてシュートを狙う」といったファウルを誘うための

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マイケル・ジョーダンは実際、何本ショットを外し、何試合負けたのか

マイケル・ジョーダンは実際、何本ショットを外し、何試合負けたのか

NBAのレジェンド、マイケルジ・ジョーダンと言えばバスケットボールプレイヤーとしての実績だけでなく、トップアスリートならではの悟りの境地から発せられる数々の名言を残したことでも有名である。その彼の名言の一つにこんな台詞がある。

「私はこれまでのキャリアで9000本のショットを外してきた。300試合に負けた。26回勝敗を決めるショットを託され、外した。私は何度も何度も人生の中で失敗をしてきた。それ

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NBA50周年チームには選出されなかったが今回NBA75周年チームに選出された4選手

NBA50周年チームには選出されなかったが今回NBA75周年チームに選出された4選手

2021年はNBA75周年記念の年であり、NBA75年の歴史上のトッププレイヤーー75人(正確には76人)が選出された。これは1996年のNBA50周年の際に選出されたトッププレイヤー50人に続く企画である。

NBA トップ50プレイヤー(1996年に選出)

NBA トップ75プレイヤー(2021年に選出)

そこで、50周年記念プレイヤーたちと75周年記念プレイヤーたちの変化を以下3つの要素

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LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか(3)その鍵となるのは3Pシュート

LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか(3)その鍵となるのは3Pシュート

以下、上記の記事の和訳・意訳、データを交えつつ、レブロンのオフェンスの変遷と、今後の得点積み上げの鍵となる3P シュートについて言及します。

2022-23シーズン、レブロン・ジェームズはカリーム・アブドゥル=ジャバーを抜き、NBA通算得点で歴代1位に君臨した。一方、フィールドゴール試投数を見れば、アブドゥル・ジャバーよりも63本少なく、フィールドゴール成功に至っては1,685本も少ない。どうや

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