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ワーケーションってどうよ?

今日は、先日、政府が普及に取り組むと発表のあった「ワーケーション」について。

先日、菅官房長官が「Go Toキャンペーン」とともに、観光や働き方の新たな形として休暇を楽しみながらテレワークで働く「ワーケーション」の普及に取り組むと発表されてました。

「ワーケーション」というワード、私はあんまり馴染みなかったんですが、ご存知でしたか?


単純に「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語だそうです。

リゾートなどの環境のよい場所で、休暇を兼ねてリモートワークを行う労働形態を指すのだそうです。

つまり、旅行をしながら仕事をするとか、リゾート地でのんびりしながら仕事をするというイメージですね。


皆さんは、この「ワーケーション」をやりたいと思いますか?

旅行しながら仕事できるなんて最高!
1ヶ月くらいのワーケーションがしたい。
なんなら、1年の半分くらいはワーケーションがいいな!

と思う人がいる一方で、

せっかくの休暇なのに仕事なんてしたくない。
休暇中なのに、スマホやメールで会社に繋がれた状態では気が休まらない。
旅行先で上司からのダメ出しやお客からのクレームを受けたらへこむ。

というワーケーション否定派の人もいます。

あなたはどちらでしょうか?

私の場合、会社を辞めて独立した今の仕事のやり方ではワーケーション大歓迎派です。

私は2年前に会社を辞めてからは、個人でビジネスをしています。

サラリーマンの方向けの個人ビジネス構築のセミナーやコンサルティングなのですが、仕事のやり取りやコンサルなどはもともとオンラインでやっていました。

セミナーもコロナ以降はオンラインで行うようになったので、ワーケーションが自由にできる環境になっています。

ですので、ワーケーション大歓迎!
というよりは、旅行中に仕事するのは当たり前状態です。

実際に、ハワイ島に3週間ほど遊びに行っていたときにも、文章を書いたり動画の撮影編集をしたりという仕事はしていました。

夜はお酒を飲んじゃうので、仕事をするのは早朝から午前中だけ。
午後はフリーという感じでなかなか快適でした。
時差の関係で日本との連絡時間は限られましたが、それほどリアルタイムでやり取りすることは多くなくて、メールやチャットワークのやりとりで不便はなかったですね。

コロナが落ち着いたら、是非また行きたいと思ってます。

今の仕事だとそんな感じですが、2年前に会社を辞める前のサラリーマン時代だったら、確実にワーケーションはやりたくない派でした。

もともと、私は仕事とプライベートは分けたいタイプ。
家で仕事はしませんでした。
仕事をしないだけでなく、仕事のことはすっかり忘れてリラックスしたい方でした。
休日に家にいて会社から仕事の電話がかかってきたりすると、イラっとしていたりしてましたね。

なんでこんなに真逆とも言えるくらい変わったんでしょうか?

1つは、組織の中でチームでやる仕事から個人中心の仕事になったというのは大きかったと思います。

サラリーマン時代の私は、ほとんどの時間を社内打ちあわせに取られていて、拘束時間がとても長かったのです。

ですので、コロナでテレワークになったとしても、オンライン会議の連続になっていたと思います。

実際に当時の会社の私の知り合いのテレワークは、毎日がオンライン会議の連続で、仕事の時間は変わらないと言っていました。
通勤時間がなくなったのは大きなメリットだそうですが、リアルの会議よりオンライン会議の方が疲れるというデメリットもあるようです。

テレワークのメリットは自分の好きな時間、場所で仕事ができることにあると思いますが、1日中オンライン会議を設定されていては、会社で拘束されているのと大差ありません。

わざわざ旅行に行った先で、一日中オンライン会議をやりたいとは思いませんよね。


私は、今。基本一人でのビジネスなので、会議は自分だけの一人会議ですし、オンラインのセミナーや個別コンサルも週に一度の頻度で、顧客やビジネスパートナーとの合意でコントロールできます。

仕事の時間・量を自分でコントロールできるので、旅先でも仕事ができるようになったというわけです。


もう一つは、仕事の形態だけではなくて、私の仕事に対する認識が変わったということがあります。

これは、とっても大きいと思います。

サラリーマン時代の私の仕事に対する認識は、給料をもらうためにやらなければならない労働。
会社から与えられている仕事、やらされている仕事。
やらないと上司や管理部門、顧客から怒られるというプレッシャーを原動力にしてやっているという感じでした。

だから、労働時間にカウントされない自宅での仕事はしたくなかったのかもしれません。


それが会社を辞めて自分のビジネスを始めてからは、給料はないし、怒ってくれる上司もいない。

その代わりに全てを自分で決められる状態です。

生活するための十分なお金は自分で稼がないといけない。
その分の仕事をしなければいけないという意識で仕事をします。

これだと、「やらなければいけない感」で仕事をすることには、サラリーマン時代とあまり変わりありません。

この考え方を変えて、
自分のやりたいと思うことを仕事としてやって、それで得られるお金で生活していけば良いと思うと、やらなければいけない感がなくなるんですよね。

それで、やりたいことだけ自分で選んでいけば良いとなると、旅先で仕事をするのも全く苦痛でなくなる。
ハワイ島でのんびりビール飲んでるのも、イルカと泳いでいるのも、朝、テラスで仕事をするのも同じように楽しいわけです。

そうなると、ワーケーションはとっても楽しいです。

そして、だんだん、生活と仕事の境目がなくなってしまって、プライベートと仕事が分けられなくなっています。

仕事にはまっていると、24時間仕事のことばかりを考えていたりします。
それで遊んでいるときに仕事の良いアイデアが浮かんでくることもあります。

ある起業家の方が、家族と行ったリゾートのプールサイドでずっとノートPCを広げて仕事ばかりしていたという話を聞いて、やっと、その気持ちがわかるようになってきました。

仕事とプライベートをきっちりと分ける、仕事とプライベートの境界がなくなっていく。

これは、どちらが良いという話ではないのですが、テレワークとか、ワーケーションなどは仕事とプライベートが融合していく方向の動きだと思います。

そういう働き方の選択肢が増えたということはとっても良いことだと思いますし、そういった新たな選択肢を使って、自分の働き方や生き方をより良く変化させていくことはとても大切なことだと思います。

好きな場所で好きな仕事をするというと、独立した方や会社経営、個人事業主の方の特権という感じでしたが、これからはサラリーマンを続けながら、同じような働き方を実現できる時代が来るのかもしれません。

今もテレワークを続けている方もいると思いますが、週に一度東京のオフィスに行くくらいなら住む場所は、東京でなくても良いのではないでしょうか。


日本国内で八ヶ岳とか、軽井沢とか仙台、静岡などいもいですよね!
私の住む湘南もちょうどいい距離感です。
ワーケーションで、北海道や沖縄に1ヶ月くらい滞在するのも良さそうです。


人生100年時代の今、多くのサラリーマンは第二のキャリアを歩むことになります。

第2のキャリアは思い切って、最初の働き方とは全く別の道を歩んでみるのも、面白いのではないでしょうか。


以上、今日は「ワーケーション」についてお話をしました。

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