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2022J3リーグシーズンプレビュー①

 私がこの記事を書いているのは2022年2月28日、そう2022年2月最終日です。
 2022年のJリーグは、2月12日(土)のFUJI FILM SUPER CUPを前夜祭とし、2月18日(金)『川崎フロンターレvsFC東京』の多摩川クラシコで幕を開けました。この試合は多摩川クラシコであること、高校在学中のルーキー松木選手の出場期待等、さまざまな要因が重なり開幕戦にふさわしい盛り上がりを見せました。
 この後に続くJ1リーグの他試合、J2リーグの開幕を受けてJリーグ各クラブのサポーターの熱も最高潮を迎えていると思います。ただ、JリーグはJ1、J2だけではありません!
 3月12日(土)、3月13日(日)に開幕を控えたJ3リーグの熱量を甘くみないでいただきたい!J2からの降格4クラブ+JFLから破竹の勢いで昇格してきた1クラブを加え、18クラブで昇格圏2枠を争います。J2経験クラブが18クラブ中9クラブとなり、半数が上位リーグを知るクラブとなった今季は史上最大に熱いJ3リーグとなることでしょう。
 AC長野パルセイロとしても、厳しい昇格圏争いを勝ち抜くために対戦相手を知っておく必要があると思うので、数回に分けてJ3に所属する各クラブをまとめていこうと思います。

①ヴァンラーレ八戸

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 最初に見ていくのは本州最北端に本拠地を構えるJクラブ、ヴァンラーレ八戸。
 Jリーグ初参入となったのは2019シーズンでした。前年のJFLで年間順位3位を達成し、J3リーグ参入を承認されます。
 JFLからの参入チームは悉くJ3リーグの生態系を破壊する傾向がありますが、ヴァンラーレ八戸は参入初年度10位を記録。台風の目となるには物足りない戦績となりました。
 パルセイロとの通算成績を見ると、1勝3分2敗。パルセイロが勝利したのは2020シーズンのホーム戦のみとなっていて、決して相性の良い対戦相手とは言えないでしょう。ヴァンラーレ八戸との対戦は、横山監督体制時代でしか行われていないため、今季シュタルフ監督体制で通算戦績を五分に戻してほしいところです。
 巷では、2022シーズンJ3クラブの中で最も評価の高いオフシーズンの動向だったとか...。
 そして、現在のパルセイロの点取屋である三田はヴァンラーレ八戸からの移籍選手ですから、恩返し弾をガンガン決めてほしいですね!(ちなみに2年連続、Uスタにて恩返し弾を達成中です。)

②福島ユナイテッドFC

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 私にとって非常に思い出深いJ3のライバルチームである福島ユナイテッドFC。その理由は、初の遠征観戦をした2014年の開幕戦で戦ったクラブだからです。(単純...!)
 昨季途中で超J3級のストライカーであるイスマイラ選手が京都サンガに移籍、今季の移籍市場に入るとトカチ選手が栃木SCに移籍、鎌田大夢選手がベガルタ仙台に電撃移籍と上位カテゴリーからの引き抜きに遭いました。ただ、昨季は引き抜きに遭うまで昇格圏争いをしていました。J2ライセンス交付に関しては不透明ですが、確実に近年力をつけているクラブの1つです。
 パルセイロは福島ユナイテッドFCに対して、J3通算9勝3分6敗。勝ち越していますが、勝利数のうち6勝は2014-2015のものです。つまり、最近は勝ち切ることができていない難敵となっているのです。2020-2021はイスマイラ選手とトカチ選手による得点のみ(4失点)なので、無失点で今季は勝ちたいところです!

③いわきFC

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 ついにJの舞台に乗り込んできた怪物マッチョ軍団。環境の整備された大きなトレーニング施設を保有しており、選手たちの鍛え抜かれた肉体はJ1,J2,J3のクラブサポーターからも知られているほどです。(私的調査の結果...)
 JFLからの昇格初年度は基本的にJ3上位に食い込むというデータがありますし、前評判としてもJ3クラブから恐れられているはずなので、J3リーグの順位表をかき乱す立ち回りをすることになるでしょう。
 上記を裏付ける根拠として
①JFL優勝からのJ3昇格は初(2013年のパルセイロも優勝しましたが、2014年にJ3リーグ開幕だったため形式異なる)
②ブラウブリッツ秋田といわてグルージャ盛岡は、フィジカルに特長をおいたサッカーで昇格達成
以上2点が挙げられます。
 パルセイロは第5節と早い段階で対戦することになり対策が難しい中での戦いになると思います。ただ、それは相手も同じことなので勢いがつく前に昇格クラブに黒星をつけましょう!

④Y.S.C.C横浜

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 昨季はクラブ史上最高成績となる8位を達成。毎年のように出てくるタレント力のある若手とシュタルフ監督のスタイル定着がもたらした成績だったと言えるでしょう。昨季の後半戦だけの戦績で言えばリーグトップクラスのものでした。しかし、そんな宝の山をライバルクラブが指を咥えたまま放置するわけがありませんでした。
 高い身体能力で相手ゴールを襲うンドカ・チャールス選手はFC岐阜に完全移籍、3年間でチームを熟成した功労者であるシュタルフ監督は我らがパルセイロに移籍、監督の要望もあってか船橋、佐藤、池ヶ谷がパルセイロに移籍しました。
 チームの屋台骨を揺るがすオフシーズンになったに違いありませんが、こうなっても才能の原石が湧いて出てくるのがY.S.C.C横浜です。今季も相当注意が必要な相手になってきます。
 パルセイロはY.S.C.C横浜に対して、J3通算12勝4分2敗と大きく勝ち越しています。最後に敗北したのが2019シーズンのアウェイ戦であり、一見お得意様のように見えます。ただ、昨季上位陣すら止められなかったフロンターレブースト状態のパルセイロを唯一止めたのがこのクラブでした。また、オフシーズンの移籍状態から見ても「パルセイロに負けてたまるか」となるのは確実。2021シーズンは順位表でも一歩及ばずだったので、パルセイロとしてもメラメラと対抗心を燃やしていきましょう!

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まとめ

 今回は以上の4クラブについてまとめてみました。今回はJ2経験クラブが0でしたが、どのクラブも昇格圏に入る力のあるクラブだと思っています。過去の順位やカテゴリーがあてにならないJ3リーグを制するクラブはどこになるのでしょうか。
 パルセイロは今回の4クラブと以下の日程で対戦する予定です。

vs ヴァンラーレ八戸→6月19日(H)・8月20日(A)
vs 福島ユナイテッドFC→4月3日(A)・9月18日(H)
vs いわきFC→4月10日(H)・9月3日(A)
vs Y.S.C.C横浜→4月16日(A)・10月23日(H)


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