見出し画像

”たった一席で営む”理美容師が、noteを通じて伝えたいこと...

はじめまして!ナガノダイキです。

ご興味を持って頂きありがとう御座います。この文章は約 8 分で読み終えることが出来ます。是非最後まで覗いてみてください!


私は大阪市内で"緑"に囲まれたたった一席のサロン(理美容室)を経営しています。

画像1

経営とは言ってもスタッフは雇わず、オーナースタイリスト私一人。

ランドスケープ(環境デザイン)デザイナーが手掛けられた”緑”に囲まれた都会の中心地とは思えない”癒しの空間”で贅沢にも完全マンツーマンです。

お客様は大阪、兵庫、京都、奈良、、、近畿圏はもちろん、岐阜、福井、東京など遠方からも出向いて下さっており日々感謝とやりがいを感じて仕事させていただいています。


おかげさまで現在のサロンを独立開業して早4年が経とうとしています。過去を振り返ると4年前のあの日、"顧客0"から”Reスタート”したことを思い出します。



⚪︎なぜ、”顧客0”の状態から独立開業を選んだのか?


美容師(理容師)さんにとって、理解に苦しむ決断だと思います。

技術職である美容師(理容師)が、その技術を提供できる見込み客(見込み売上)が無いのに、会社を退職しサロンを開業したわけですから、無謀としか言いようがありませんよね。


実際、周囲からは皆にそう言われました。笑


にもかかわらず何故?

結論言うと、争い事が嫌い(平和主義)だからです。笑

握手

えっ?そんな理由で?、、、と思いますよね?


美容師(理容師)には、独立時に”顧客様をどうするか問題”が多く発生します。

美容師(理容師)と言う仕事は、人が人に技術を提供しますからまさに”十人十色”同じ様に見えても中身は全く違います。それぞれの色がお客様に伝わり、『技術・会話・人柄』などで人に人がつく職業だと思っています。

しかし自分自身について下さっているお客様を、現在勤めている会社のサロン→独立後の自身のサロンへ誘導する場合に『個人と会社』間で様々な摩擦が生じてしまうのが現状であり、問題点だと感じます。


この論点においては、①会社側の視点、②美容師(理容師)側の視点、③お客様側の視点と様々な考えがありますので、深くは追求しないでおこうと思います。(もちろんその様な問題がおきない様、全面的に協力される業界経営者の方も多くおられます。)


本題に戻します。

”顧客0”の状態から独立開業を選んだ理由、、、


自分自身が人生をかけて、独立・開業をしていく上で、

些細な歯車のズレが、のちに大きな大問題へと発展してしまうリスクを"初手"から回避しておきたかったと言うわけです。


幸いにも前職ではマネージャーと言う立場で立ち回っており、スタイリスト・店長時代のお客様に関しては前々から後任のスタッフに引継ぎをしていましたので、多くのお客様を困らせてしまう決断では無かったことは重要なポイントです。



⚪︎リスク回避は”初手”の決断が重要


私が物事を判断する際にもっとも大切にしている考えです。


”たった一席のサロン”

画像4


リスクの解釈もそれぞれ。リスクとメリットとは表裏一体。


私の場合は、

①こだわりが強い性格なので全てを自分で行いたい

②変えないコトと変えていくコトを明確にしたかった

③ニッチではあるが需要が必ずある


サロン開業にあたっての”初手の決断”


もちろんこれまでの”切り開いてきた過程”が大前提にあって、その素材の中からこの時”決断”ができます。


①を例にとると、

「美容師資格(技術)×理容師資格(技術)×毛髪診断士認定講師(知識)etc...」

私は通信制で国家資格を取得しましたので、

美容師資格取得・・・3年

理容師資格取得・・・3年

毛髪診断士は、法益社団法人日本毛髪化学協会が認定するものですが、複数の講習会+試験をパスする必要があるため

毛髪診断士認定講師取得・・・1年6ヶ月

一部重複している期間はあるものの、


単純計算

”7年6ヶ月”

と言う時間をかけて取得しています。


ここで伝えたいのは、

「資格を取った方がいい」とか

「特別なスキルが必要」とか

「時間をかければいい」とかではなく、


私がやりたいことのスタートを切るために、

最短かつ最低限”7年6ヶ月”の準備期間が必要だったと言う事実です。


もちろん世の中の流れ(移り変わり)は、年々速さを増していますので方向性の微調整などはあります。


自分のやりたいこと=世の中から求められること


でなければ、ビジネスとして成り立たないですし、

お客様も数あるサービスの中から、選んではくれませんから、、、



本題に戻します。

とはいえ、”7年6ヶ月”という時間は変えられない。


時間をかけることは、大きなリスクでもあるので方向性が重要。

自分の目的だったり、目標ですね。


ここで大切なのが”②変えないコトと変えていくコトを明確にしたかった”になってくるわけです。


”変えないコト”と”変えていくコト”を明確にする



"変えないコト"と"変えていくコト"


「ナガノダイキ」の変えないコト

⚪︎生涯「理美容師」プレーヤーとして現場に立つ

⚪︎店舗拡大は行わない


「ナガノダイキ」の変えるコト

⚪︎技術・知識・商品・メニューは日々アップデートしていく


見ていただいても分かるとおり、シンプルです。

シンプルだからこそ、きっちりと軸を決めて置くことが大事だったりする訳です。



⚪︎生涯「理美容師」プレーヤーとして現場に立つ



”やると決めているので” → 美容師+理容師のダブルライセンスを取得

資格というものは、技術を提供するために必要な手段ですが、「使うか使わないかわからない」ものであれば取るのをためらうと思います。

大切なお金も時間もかける訳ですから、判断は慎重になるのは当然ですよね。

私の場合、”生涯「理美容師」プレーヤーとして現場に立つ”と変わらないコトとして決めていますので、自分自身の技術や知識の向上にともなう自己投資(資格取得、技術習得etc...)に対して一切の迷いが無い訳です。


⚪︎店舗拡大は行わない

私は前職で累計22店舗(5業態)の理美容部門マネージャーとしてマネジメントをさせて頂いておりました。

現在のスタイルである


”たった一席のサロン”1店舗


とは、かなり対照的でした。


直属の店長・リーダーは10名、店舗スタッフは約90〜100名

約100名ほどの部門のマネージメントです。

またFC事業もしておりましたので、加盟店オーナー様3名のサポート(店舗立ち上げ・研修など)、更に会社幹部として社内行事運営・採用(新卒説明会など)様々な仕事に関わらせて頂いておりました。

自身のマネジメント部門で約100名、その他の仕事を合わせると数百名にもなっていました。

振り返れば、貴重な経験をさせて頂けたことに感謝しかありません。

多くの人と関わり仕事を進めていく中で、

様々な考え方に触れ、

多くを学び、

自分自身が飛躍的に成長させて頂きました。


ただ、、、人生をかけてずっと続けていけるイメージが出来なかったのは事実です。


例えるなら、

”終わりがわからない短距離ダッシュの連続”

”長距離だがゴールのあるマラソン”


前者の場合、もしかしたら数回で終わる可能性もあります。

その場合圧倒的に、距離も時間も短くて済みます。

しかしずっと終わらないかもしれない、、、。


後者の場合、明確なゴールが存在します。

走りながら自分と会話し、ペースを調整し、一歩一歩自分の足で進んでいきます。

地道ではありますが、着々と確実に縮まっていく。


そーいえば、野球をやっていた現役時代も

短距離走<長距離走 の方が得意でした。笑


⚪︎”性格”と”相性”による選択


あくまでも『私にとっては、後者が合っていた』

ただそれだけです。


他にも様々な選択肢はあるでしょうし、何が正解というわけでもありません。


純粋な”スタイル”の違い、ただそれだけです。


ただ明確に言えることは、

”人生は1度きり”

”仕事もプライベートも全力で楽しみたい”

”自分も含め、自分に関わる方を幸せにしたい”


マラソンを走る前に決めたこと、

”自分軸で完遂したい”


ナガノダイキという、一人の人間の


”人生のテーマ”


生まれてから32年間、様々な経験をし、

『失敗』と『反省』を積み重ねる度に自分自身と向き合ってきました。


そうした積み重ねから見えてきた

人としての『性格』と、ビジネスとの『相性』


その答えが現在の姿に至ります。



⚪︎〜余白(よはく)〜の必要性

2018年に開業したコハク(Hair&Beauty)、そして2022年より本格始動するコハクプロジェクト。

コハクという名前には、アナタの『〜心に余白を〜』という想いが込められています。

インターネット、SNSなどが発展した現在では、誰でも簡単に様々な情報を目にすることが可能です。

しかしその情報量が膨大すぎる故に、頭がごちゃごちゃになってしまうことも、、、。

調べれば調べるほどに、沼にハマっていく、、、そんな経験はないでしょうか?


理美容師として、

✅髪の悩み(コンプレックス)から解消してあげたい

✅1人1人違った悩みに対して、ベストな方法を一緒に見つけ出したい

✅その為に、自らの引き出し(専門技術・知識)を全て使い、完全マンツーマンのサロンにて解決


”髪の悩み”を解決できた時、気持ち(心)にスペース(余白)が出来ます。

この余白(よはく)をつくるお手伝いをしたい。


こうした想いから2018年コハク(Hair&Beauty)は誕生しました。



そしてこれは、

①お客様(他人に対して)

だけでなく、

②自分自身に対して

どちらにも必要なことだと思っています。


私でいうと、

✅自分の時間を大切にする

✅家族との時間を大切にする

✅お客様との時間を大切にする


すごくシンプルですが、

私が『〜心に余白〜』を持つうえで大切にしていることです。


何が言いたいかというと、

”バランスが大切”


画像6


ということです。


このバランスこそが、『〜心に余白〜』をつくれる手段だと確信しています。



店舗経営においてのバランス


バランス感覚は、店舗経営においても重要です。


①サロン経営者(技術者)の求めていること

②お客様が求めていること

③取引先(メーカー様・ディーラー様など)が求めていること


この3者のバランスをいかにとれるか。

偏っては、誰かにしわ寄せがいってしまう、、、。


win-win-winの関係構築


シンプルではありますが、意外に難しいことです。


⚪︎Life・Workバランス

⚪︎M(自分)B(取引先)C(顧客)バランス


アナタはとれていますか?


アナタの『〜心に余白〜』空けるお手伝い

させて頂きます。

↓↓↓


画像3



最後までお読み頂きありがとう御座いました。



<この記事の筆者>

画像5

<ナガノ ダイキ>

コハク(Hair&Beauty)代表 


コハクプロジェクト代表


近畿大学経済学部卒業
大学卒業後、某大手理美容グループに就職。
美容室・理容室・訪問理美容・カラー専門店など累計22店舗で、店長・マネージャーを経験。

2018年コハク(理美容室)開業

理容師/美容師/ヘッドスパニスト/増毛師として、累計施術者数5万人以上。

2022年コハクプロジェクト始動

クライアントは、理美容業・アパレル・飲食・店舗設計・施工など幅広くサポート。





いいなと思ったら応援しよう!