住む土地を選ぶのは人との出会いを選ぶこと

福岡から(茨城空港経由です)栃木に向かう空の上で、今日は書いています。
昨日増産した新しいマスクキャッチにキッチンペーパーを挟んで、市販品のような顔をして飛行機に乗り込みました。

1日1往復しかしない福岡-茨城便ですが、席の埋まり具合は3割くらいでしょうか。
いつもは満席に近い状態なので、とても空いていて快適です。
空港から実家までは、親に迎えに来てもらって車移動なので、人混みを通らずに帰省できそうです。

このルートで行き来できるようになったのは、茨城空港ができてからなので、数年前からのことです。
それまでは福岡-羽田空港-浅草-日光と、乗り換えの連続で、どう頑張っても片道7時間かかるルートでした。
今は空港での待ち時間を入れても5時間程度なので、少し短縮されましたね。
何より、羽田空港から浅草までの地下鉄に乗らずに済むのが良いです。鈍行だと1時間くらいかかる上、座れないことも多いですから。
東京で地下鉄に乗る度に、「私はこの街には住めないな……」なんて、よくわからないセンチメンタルな気分になっていました。
福岡では地下鉄、全然乗れるのだけど。

私は福岡という土地に元から憧れがあったわけではなく、偶然、気がついたら住むことになってしまったのですが、「もし違う土地を選んでいたら、どんな人生を生きていたのかな」と思うことがあります。

もしかしたら、歌を作って歌うことをしていなかったかもしれないし、旦那と結婚もしていなかったと思います。

そんなことを先日、旦那に話しました。
すると「どこにいても、何をしていても、たぶん出会って結婚することになっていたと思うよ。俺だって転勤してたかもしれないし、そこが嫁の住んでる場所だったりしたんじゃない?」と言われました。

マジで頭の中お花畑夫婦ですみません。
運命論者でもなんでもないのですが、人と人が引き合う力って本当にあると思っています。
それは旦那だけではなく、友達やそのほか大切な人に何人も出会うことができて、それぞれがどこかで1つでも違う選択をしていたら出会うことはなかったんですよね、きっと。
そういう不思議な出会いを感じる相手は、大事に思い合って生きていきたいな、なんて思います。

春から大学生になって、新しい場所で生活を始める人も多いと思います。
大学を選んでいるつもりが、住む土地を、人との出会いを、人生を選ぶことになっているなんて、当時の私は考えていませんでした。
どこに生きていても、その土地での出会いのひとつひとつを大切に、みんなができたらいいなと思っています。

もう着陸するので、車に乗り換えたら投稿しますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!