3.歌と音楽と

余裕がないのは私たちのせいじゃないのに

「お互いを大切に思っているのに、離れなければいけない」ことがあります。
とても悲しいことですが、実際にあるので仕方ありません。
それは多くの場合ちょっとしたすれ違いが発端になっていて、気づいた時には思っていたよりも深い溝になってしまったいた、という感じでしょうか。
(過去の話ですが)私の場合は、「こんなに思っているのにどうして分かり合えないのか」というふうに、「好き」という気持ちが逆効果になっていました。

振り返って考えてみると、その時は心や体に余裕がなかった時期でもありました。
もちろん、時間やお金に余裕がないときも、このリスクは大きいと思います。

とりあえず今、いつ終わるかわからない騒動に心の余裕をなくしている方が多いんじゃないかと思うのですが、そのせいで大事な人と離れてしまうのは避けてほしいな、と思ったんです。

こんなときですので、もしかしたら少しヒステリックになってしまう方もいるかもしれませんが、それは状況がそうさせているだけで、普段はきっとそうではないと思うし、本人も意図せずしてしまっていると思うんです。

でも、渦中にいると難しいですよね。
私は何もできなかった人間でした。
せめてもの救いは、あの頃できなかったという経験があるから、今目の前にいる人を本当に大切にするために、「好き」だけじゃない試行錯誤をできるようになったことでしょうか。

昨日、久しぶりに自分の曲を聴き返して、「こんな状況でなければ別れることにはならなかった」なんて人たちが少しでも減ってほしいと思ったんです。

あの頃の自分を前に進めるために書いた曲を、最後に貼っておきます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!