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資格試験は合格後が最も大事です!

コロナショックの影響で、資格試験の受験が延期になったというニュースが足元では増えてきました。資格試験は試験当日に知識量やマインドのピークを持っていく必要があり大変かと思います。

オリンピックの延期が定まらない時のアスリートの気持ちと同じだと思います。

資格試験の受験正の方々には、コロナに挫けず頑張ってほしいです。

さて、今回は、資格試験の受験前、受験後の心の持ち方について、やや上から目線となりますが、お伝えしたいと思います。受験勉強の一休み中にでも流し読みしていただけますと幸いです。

資格試験の合格は単なるスタート

冒頭で結論から言うと、資格試験は必要条件であるが十分条件でないということです。

今や弁護士でも集客に必死の時代です。成績優秀、頭脳明晰であっても集客できない人は、当然ながら実務を覚える機会すらないという厳しい現実があります。

そういう意味で、資格試験に合格後最も重要なファクターは「営業」であると断言します。

営業スタイルは人によって様々でしょうが、自分の性格にあった得意な営業方法でいいと思います。

例えば、人見知りの人はオンラインによるWEB集客を徹底するのも有りですし、人付き合いが大好きな人は、オフラインによる営業で足で稼ぐというのも有りだと考えます。

営業しない人には一人も顧客が来ないというのがビジネスの冷徹な世界です。士業もビジネスなので、営業しないことにはタダの宝の持ち腐れになってしまいます。

このように、資格試験に合格=明るい未来ではなく、資格試験に合格+適切な営業=明るい未来であるということを受験前にイメージしておくことが重要です。この想像力が欠けたまま、開業してしまうと本当に痛い目にあいます。

個人的な感覚となりますが、資格合格して開業するまでの努力量を100とすると、その資格を生かして普通に生活できるレベルに持ち上げる努力は300ぐらいであり、更にサラリーマン年収を凌駕していくには1000ぐらいの努力量でないでしょうか。

資格には合格しないと始まらない

一方で、当たり前の話ですが、士業ビジネスで収益を上げる前提としては、当然ながら資格試験に合格して開業するということが必要になります。

開業は単なる手続きなので、やはり、合格してしまわないことには話になりません。必要十分条件の必要条件を欠くと何も始まらないです。

厳しい言い方をすれば、不合格か合格かどうか不安であれば、資格試験を受験する意味はないものと考えます。不合格するかもしれないという心の保険があれば、必ず不合格になります。

合格への必要十分条件を分解すると、合格するという強い意志が必要条件であり、暗記した量が十分条件と言えます。(ここで「理解」でなく、あえて「暗記」という表現を使ったのは意味があります。後に説明します。)

資格試験は実務に殆ど役立たない

以上のように、士業ビジネスを考えた場合、資格試験の合格は単なるスタートです。

私自身、これまで資格試験の受験に燃え尽きてそれで終わってしまう人、資格試験には詳しいのだが、実務が一言も語れない人を多く見てきました。

残念ながら、資格試験に出てくる学習内容は実務で殆ど役に立ちません。資格試験の学習は、単なる総論であって実務では各論の細かいところが大事になります。しかも、この各論は資格試験では一切学習することがありません。

このように考えると、資格試験に時間をかけ過ぎず資格試験合格後に時間をかけるというのが士業の最強の成功戦略となるはずです。

資格試験の勉強で間違っているのは、深く理解しようとするスタンスです。「受験六法に始まり受験六法に帰れ」と言う受験予備校の講師がいらっしゃいますが、これは全く効率の悪い学習方法です。

体系的に理解する前に覚えてしまうという割り切りが必要です。

やはり、資格試験に対しては、理解型でなく暗記型で取り組みべきだと考えます。(ただし、本当に資格試験の勉強が楽しいと思える人は、理解型スタンスでOKだと思います。)

資格試験の暗記テクニックについては、こちらの記事を参考にしていたければ幸いです。

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