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晴れの日も雨の日も#258 不機嫌な人

不機嫌な人とつきあうのは本当に大変だ。なんとか避けたい。「不機嫌な人との付き合い方」なんて、いい方法があれば私の方が教えてほしいぐらいだ。

しいていえば
・不機嫌といっても24時間365日機嫌が悪いわけではないから、いい時を狙って日時を改める
・最低限の関わりにとどめる。たとえば用件のみメールで簡潔に、等
・相手の不機嫌な気持ちの理由や事情を聴いてあげる
 →できればこんな面倒なことはしたくない
・何かおもしろいことを言って笑わせる
 →スベるともっと不機嫌になるリスク大
・お菓子をあげて機嫌を直してもらう
 →それで直れば苦労はない
ぐらいのことは思いつく🤣


一番本質的にいいのは3番目の「聴く」だが、コーチの私でも、できれば機嫌のいい時に話を聞かせてもらう方がありがたい。私は基本的に三十六計逃げるに如かず、のクチだ😅🤣 

そうはいっても、不機嫌な人との関わりを避けられないこともある。特に身近な人の場合は「最低限の関わりにとどめる」さえ現実的に難しかったりする。
困るのは、相手の不機嫌の原因が大なり小なり自分に関係している場合だ。はっきりこっちの問題点を言ってくれればいっそすっきりするが、相手にすれば、それが言えれば苦労はないのだろう。言えないから不機嫌になっているのだ。
あるいは、相手の方でも実は自分の不機嫌は自分が招いていることもわかっていて、そういう自分にイライラしているなんてこともしばしばある。

これらの時は、せっかく勇気を奮って「何かあった?」と聞いても「別に」で終わってしまったりする。こっちにすればそれこそ「何やねん」だ。「聞かなきゃ良かった」と思ってしまう。

先日もそんなことがあった。相手の意思の尊重を金科玉条にしている私は、最初、「”別に”? そうなん?話したくないんやったらしゃあないな」と思ったのだが、ふと気付いた。相手の意思の前に、まず自分は相手とどんな関係性を築こうとしているのか。本当に相手の不機嫌の原因を知りたい、できれば直してあげたい、最低でも寄り添ってあげたいと心から思っているのか。それによって私の聞き方も違うのではないか。

恥ずかしながら、その時の私は、めんどくさいヤツやなあ、とか、もう勘弁してー、とかという気持ちのほうが強かった。それをおさえて、いわば無理をして訊いていた。本当に相手の不機嫌に寄り添う気持ちで丁寧に聞いてあげるという感じではなかったのだ。

しかし、これ、難しいなあ。
もう一度同じ場面でやり直せるとしても、私はあまりこんなことができる自信が無い。気持ちの底にある「何やねん」という感情が絶対悪さをしそうな気がする。と考えてくると結局、私の最上策はこれ以上相手を刺激しないようにしながら、様子を見て、タイミングと距離を推し量るという消極策になる。まず相手の機嫌をよく観察することぐらいしかできそうな気がしない。

そしてもうひとつ困るのは、不機嫌な人を前にしていると、こっちにまで不機嫌が伝染してくること。上記の例でいう「何やねん」という気持ちなどはその典型だ。

こうして考えてくると、自分にできることは、まず自分が不機嫌にならない事という気がする。不機嫌な人は他山の石なのだ。
もちろん私だって心がザワザワすることはある。が、ガラスの仮面もかぶっているうちに自分の顔と同質化するという通り、機嫌がいい顔を意識してするというのは有効なワザだ。
そうしてみんなが少しづつ機嫌を良くすれば、とっても住みやすい社会になると思いませんか。

息子夫婦とウン十年ぶりのラグビー観戦。やっぱりナマはテレビとは違うなあ。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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